ExcelマクロVBA入門
第25回.名前付き引数について

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-06-29

第25回.名前付き引数について


引数とは、関数やメソッド等を呼び出すときに渡す値の指定のことです。
この引数を渡す時の記述方法として、名前付き引数があります。


マクロVBAでの記述では、:=が使われます。
この:=名前付き引数のみで使用される記述になります。

仮引数と実引数

仮引数とは、関数・メソッド定義時に使用される引数の事です。
実引数とは、その関数・メソッドを実際に使用するときに引き渡す引数の事です。
このマクロVBAシリーズでは特にこれらを区別することなく、単に「引数」と表記しています。

メソッドとは

methodであり、方法・方式です。オブジェクトに対する動作・操作を指定します。
セルを選択する、セルを削除する等ですが、今後すこしずつ説明します。

エクセルの言葉を理解する(オブジェクト、プロパティ、メソッド
ExcelマクロVBAを書いて実行すると、何やら難しい日本語らしきメッセージが表示されることがあります、エクセルが何かを伝えようとしている訳ですが、何を言っているのかを理解してあげなければエクセルがかわいそうです。しかし、エクセルが表示するエラーメッセージの言葉の意味位は知っていて損はありません。

名前付き引数について

通常、複数の引数がある場合は、その順番通りに指定します。
先頭より、
第1引数, 第2引数, 第3引数, ・・・ 
と呼びます。
しかし、
引数の数が多いと、何番目なのかを意識することは面倒になりますし混乱します。
そこで、
引数に名前を付けて、その名前で指定できるようにしてあります
それが、
名前付き引数です。

名前付き引数を指定する場合は、
名前付き引数名:=値
このように、:=で値を指定します。

名前付き引数の例文

MsgBox関数での名前付き引数の使用例です。

MsgBox(prompt[, buttons] [, title] [, helpfile, context])



MsgBox "出来ました。", vbOKOnly, "タイトル"

としましたが、この引数は順番通りに指定する必要があります
名前付き引数を使って指定すると、

MsgBox prompt:="出来ました。", Buttons:=vbOKOnly, Title:="タイトル"

これは、



MsgBox Title:="タイトル", Buttons:=vbOKOnly, prompt:="出来ました。"

このように、名前付き引数を使えば、順番を変更しても問題ありません
また、名前付き引数を使わない場合は、途中の引数を省略する場合は、

MsgBox "出来ました。", , "タイトル"

このように、, , のように、引数の位置は正しく指定する必要があります
しかし、名前付き引数を使えば、

MsgBox prompt:="出来ました。", Title:="タイトル"

このように、名前付き引数を使えば、引数の位置を意識することなく、指定できます

名前付き引数の必要性

出来る限り、名前付き引数を使う事を望ましいのですが、
全ての関数・メソッドで名前付き引数を使うのは少々面倒な時もあります。

上記の例のMsgBox関数のように、
関数は多くの人が、その引数の順番を知っていますで特に名前付き引数を使う必要がない場合が多いです。
しかし、
メソッドにおいては、多くの引数の指定が必要なものもあり、
また、
その引数の順番を記憶している人は少ないでしょう。
従って、
名前付き引数を使う事で、より解り易いマクロVBAとすることが出来ます。
つまり、
名前付き引数は、マクロVBAを読みやすくするためにあるものだと考えてください。



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