VBA入門
セル・行・列の選択(Select,ActivateとCurrentRegion)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2021-08-28

第28回.セル・行・列の選択(Select,ActivateとCurrentRegion)


マクロVBAで、セル、行、列を選択するときの記述について説明します。


まずは、セルの選択について説明する前に、
選択セルアクティブセルについて、 説明する必要があります。


選択セルとアクティブセル

マクロ VBA セルの選択

この状態では、
選択セルは、B2~C6の10個のセルです。
アクティブセルは、B2セルになります。

選択セルは、1つの領域(連続した範囲)である必要はなく、
Ctrlを押しながら選択した場合は、複数の領域が選択できます。

しかし、アクティブセルは常に1つです
アクティブブックのアクティブシートにのみ存在します。
実際にはウィンドウごとに存在しますが、話が難しくなるのでここでは割愛します。
アクティブではないシートの最終アクティブセルは、通常はアクティブセルとは呼びません。
マクロでアクティブセルを参照する時は、

ActiveCell

このように書きます。
このセルに"文字"を入れる場合は、

ActiveCell = "文字"

しかし、マクロにおいて、ActiveCellを使う事はあまり無いでしょう。
使う事はあまり無いでしょうと言うより、あまり使わない方が良いでしょうと理解してください。


セルの選択

Range("セル番地").Select
または、
Cells(行, 列).Select

※SelectはRangeオブジェクトのメソッドです。メソッドについては最後に説明します。

複数セルの指定方法は、
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VBAではセルを指定する方法としてRangeとCellsがあります。RangeもCellsも、どちらもRangeオブジェクトでセルを指定するものです。✅どちらを使ったらよいのでしょうか ✅どう使い分けたらよいのでしょうか 実際のマクロVBA記述では、RangeとCellsを使い分…

これらを参考にして下さい。


セルをアクティブにする

Range("セル番地").Activate
または、
Cells(行, 列).Activate

※ActivateはRangeオブジェクトのメソッドです。メソッドについては最後に説明します。

SelectとActivateは、複数セルを選択している場合のみ違ってきます。
例えば、
Range("A1:B10,E11:F20").Select
これを実行した状態で、
Range("F18").Activate
とすれば、セルの選択状態は変わらず、アクティブセルのみF18に移動します。
しかし、
Range("F18").Select
とした場合は、
他のセルの選択状態は解除され、F18セルのみ選択されアクティブになります。


行の選択、列の選択

行の選択
Rows(行位置).Select
列の選択
Columns(列位置).Select

RowsとColumnsにおいてもActivateは出来ますが、使用頻度は極めて低いでしょう。
Rows(行位置).Activateなら、当該行の1行がアクティブになります。
Columns(列位置).Activateなら、当該列のA列がアクティブになります。


セル領域の選択

連続したセル領域の選択には、CurrentRegionプロパティを使います。

CurrentRegionプロパティ
選択範囲を自動的に拡大して、 現在の領域全体が含まれるようにします。
現在の選択範囲は、空白の行と空白の列の任意の組み合わせで囲まれた範囲です。

VBA マクロ CurrentRegion

Range("B2").CurrentRegion.Select

上記の"B2"はB2:D6の範囲であればどのセルを指定しても選択されるセル範囲は同じになります。
B4,C3,D5,C6のように部分的な空欄はセル領域として認識されます。
7行目は空行となっているので、8行目以降は範囲に含まれません。

B8:D9のいずれかのセルを指定した場合は、B8:D9の範囲が選択されます。


メソッドとはプロパティとは

ここまでに出てきた、

Select
Activate

これらは、Rangeオブジェクトメソッドです。
メソッドとは方法・方式で、
オブジェクトに対する動作・操作を指定します
上記以外でも、次回出てくる、セルの削除・挿入もメソッドになります。

オブジェクトは対象物、プロパティはその属性、メソッドは動作を与えます。
エクセルの言葉を理解する(オブジェクト、プロパティ、メソッド
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