ExcelマクロVBA入門
第34回.セルの書式(塗りつぶし,Interior)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-10-15

第34回.セルの書式(塗りつぶし,Interior)


セルを目立たせる最も有効な手段は、セルを色で塗りつぶすことでしょう、
セルを塗りつぶす時のマクロVBAでの解説です。


セル(Rangeオブジェクト)の塗りつぶし(パターン)は、Interiorプロパティになります。
Interiorプロパティは、Interiorオブシェクトを返します。
つまり、Interiorプロパティを経由して、Interiorオブシェクトを扱う事になります。
Range.InteriorでInteriorオブシェクトを扱い、セルの塗りつぶし指定します。

マクロVBAでのInterior指定

Range.Interior.プロパティ = 設定値
そして、Interiorオブジェクトには、以下のプロパティがあります。



プロパティ プロパティの説明 プロパティの設定値と説明
Color 塗りつぶす色 RGB値を表す長整数※1
ColorIndex 塗りつぶす色 2003までの56色カラーパレットのインデックス
何色か分かりづらいのでColorを使ったほうが良い
Pattern 塗りつぶしのパターン XlPattern 列挙
PatternColor パターンの色 RGB値を表す長整数※1
PatternColorIndex パターンの色 2003までの56色カラーパレットのインデックス
何色か分かりづらいのでColorを使ったほうが良い

2007以降では、グラデーションの指定もできますが、
かなり複雑になりますので、ここでは説明を省略します。
必要な場合は、マクロの記録を使用して下さい。
ただし基本的には、グラデーションはワークシートに設定して置く事をお勧めします。

色定数・・・※1

エクセルには、色を表す定数が容易されています。

vbBlack
vbRed
vbGreen
vbYellow
vbBlue
vbMagenta マゼンタ
vbCyan シアン
vbWhite



Range("セル範囲").Interior.Color = vbRed '赤
Range("セル範囲").Interior.Color = vbWhite '白
Range("セル範囲").Interior.Color = vbBlack '黒

RGB値を表す長整数の代わりに、上記の定数を使用することが出来ます。
カラー定数以外にも、XlRgbColor列挙などで指定することもできます。
Colorプロパティの設定値一覧
塗りつぶし、文字色、等々の色指定は結構悩ましいものがあります、Excel2003までなら、ColoIndexで56色だけだったので簡単でしたが、Excel2007以降は、フルカラーがつかえるようになった為、色指定が悩ましくなりました。Excelのフルカラーは、24ビットカラー(16,777,216色)、

RGB関数

RGB値を作成する関数として、
RGB関数が用意されています。
RGB(red, green, blue)
red, green, blue、それぞれを0~255で指定します。

Range("セル範囲").Interior.Color = RGB(255, 0, 0) '赤
Range("セル範囲").Interior.Color = RGB(255, 255, 255) '白
Range("セル範囲").Interior.Color = RGB(0, 0, 0) '黒

塗りつぶしなし

塗りつぶしを解除する場合は、

Range("セル範囲").Interior.ColorIndex = xlNone

見た目の結果は、白の塗りつぶしと同じように見えますが、
あくまで、「白の塗りつぶし」と「塗りつぶしなし」は違うということを理解してください。

条件付き書式との使い分け

条件付き書式で、データに応じて色を変更することができます。
多くの場合、マクロVBAで塗りつぶすより簡単なので良く使われていると思います。
ただし、条件付き書式は行列の挿入削除により分断が起こり、
シートが重くなる一因になることがあります。
このような場合は、
条件付き書式は使わずにマクロで塗りつぶした方が効率的かつ保守しやすくなる場合もあります。



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