VBA入門
第40回.セルのコピー・カット&ペースト(Copy,Cut,Paste)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-12-21

第40回.セルのコピー・カット&ペースト(Copy,Cut,Paste)


あるセルをコピーまたはカットして、別のセルに貼り付けるマクロVBAま説明です。


セルを同じシートの別のセルにコピーしたり、セルを別のシートにコピーしたりするVBAになります。

手作業で、
セルをコピー(Ctrl+C)またはカット(Ctrl+X)して、他のセルに貼り付け(Ctrl+V後にESCまたはEnter)
これと同じ動作をするマクロVBAになります。

セルをコピー(複写)する場合

A1セルをB1セルにコピー貼り付けする場合

Range("A1").Copy
Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
Range("C1").Select
ActiveSheet.Paste
Application.CutCopyMode = False

このように記述します。

Range("A1").Copy
これはA1セルをクリップボードにコピーします。

Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
アクティブシートのB1セルに貼り付けます。

Range("C1").Select
ActiveSheet.Paste
アクティブシートのC1セルに貼り付けます。
アクティブシートのアクティブセル以外には、貼り付けできません。

Application.CutCopyMode = False
コピーモード(セルの周りが点々の状態)を解除します。

セル範囲を指定できます。
例."A1:C5"

あまり必要性は無いと思いますが、複数箇所のセル範囲は基本的には指定できません。
例."A1:B10,C11:D20"
これについては、下で詳しく説明します。

セルを切り取る(移動する)場合

A1セルをB1セルにカット貼り付けする場合

Range("A1").Cut
Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste

Range("A1").Cut
A1セルを切り取りします。

Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
アクティブシートのB1セルに貼り付けます。
A1セルは、クリア(初期)状態になります。

Cutの場合はCopyと違い、Paste(貼り付け)した時点で、
コピーモード(セルの周りが点々の状態)が解除されます。
つまり、繰り返し貼り付けはできないという事になります。

セル範囲を指定できます。
例."A1:C5"

あまり必要性は無いと思いますが、複数箇所のセル範囲は基本的には指定できません。
例."A1:B10,C11:D20"
これについては、下で詳しく説明します。

セル範囲のコピーについて

Range("A1:B10").Copy ・・・ ○
Range("A1,B5").Copy ・・・ ×
Range("A1,B5,C10").Copy ・・・ ×
Range("A1:B10,C11:D20").Copy ・・・ ×

上記の×は実行できません。
複数のセル範囲(離れた場所にある矩形セル範囲)はCopyはできません。

※行範囲が同じであったり列範囲が同じ場合は、複数範囲でもコピーできます。
例えば、
Range("A1:B10,D1:E10").Copy
これならコピーできます。

これらの違いは、シート上で実際にやってみれば直ぐに分かります。
ただし、マクロで処理する場合は、
複数範囲なら複数回(VBAを複数行に分けて記述して)に分ければ良いので、
実際にマクロVBAで使う必要はないでしょう。

別のシートにコピーする場合

Range("A1").Copy
Sheets("シート名").Select
Range("B1").Select
ActiveSheet.Paste
Application.CutCopyMode = False 

このように、
シート選択すれば良い事は直ぐに理解できる事と思います。
しかし、
いずれにしてもアクティブシートにしか貼り付けできないのは不便です。
以下のように書く事で、アクティブシート以外にもコピーできます。

アクティブシート以外へのコピー

Sheets("シート名1").Range("セル番地").Copy Destination:=Sheets("シート名2").Range("セル番地")

Destination:=
これは、名前付き引数です。
引数が1つなので、引数名は省略してもよいでしょう。

Destinationの使用例
Sheets("Sheet1").Range("A1").Copy Sheets("Sheet2").Range("A1")

また、.Cutで切り取りも使用できます。

Sheets("Sheet1").Range("A1").Cut Sheets("Sheet2").Range("A1")

コピー方法は、アクティブシートへのコピーでも使えます。
従って、
マクロVBAでは、アクティブシート以外へのコピー

Sheets("シート名1").Range("セル番地").Copy Destination:=Sheets("シート名2").Range("セル番地")

これだけを覚えて使用するようにすれば良いでしょう。

このDestinationを指定したマクロVBAのCopyは、
セルの境界をクリックし、Ctrlを押しながら、ドラッグ&ドロップ
この操作をマクロ記録した時のVBAコードになります。

マクロ VBA 別のセルにコピー

セルの境界にカーソルを当てて、

マクロ VBA 別のセルにコピー

Ctrlキーを押したままドラッグ&ドロップ
実際に「マクロの記録」で、いろいろなコピーのVBAコードを確認してみてください。

セルのコピーについてのサイト内参考ページ

以下も参考にしてください。

第13回.セルのコピペ方法を知る(CopyとPaste、さらに)|マクロVBA再入門
エクセルVBAでは、セルをコピーして他のセルに貼付けることが頻繁にあります。セルをコピーして貼り付け、セルをコピーして値貼り付け、セルをコピーして書式貼り付け、等々、これらを必要に応じて、使い分ける必要があります。シートでの実際の操作に照らして、コピーのVBAコードを見ていきます。

第6回.別のシートにコピーする|マクロ記録でVBA
前回作成した100マスを別のシートにコピーしてみましょう。ここでは、「Sheet1」に100マスがあり、それを「Sheet2」へコピーします。いまは、「Sheet1」が開いていて、セルA1がアクティブになっています。



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