VBA入門
ブック・シートの指定

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-09-04

第37回.ブック・シートの指定


ここまでのマクロVBA入門では、アクティブブックのアクティブシートだけを扱ってきました。


アクティブブックのアクティブシートとは、一番手前に表示されているブックの選択しているシートで、
通常、手作業で操作しているシートの事になります。

手作業では、アクティブブックのアクティブシートしか扱えませんが、
(作業グループで複数のシートに同時に操作するのは別の話として)
VBAでアクティブブックのアクテイブシートしか扱えないのでは、とても不便です。

マクロVBAでは、アクティブブック以外のブックや、アクテイブシート以外のシーも扱う事ができます。

それには、次のようにVBAコードで指定します。
Workbooks("ブック名").Worksheets("シート名").Range("セル番地")
このように指定することで、開かれているブックなら、どのブックのどのシートでも扱う事が出来ます。

また、ブックがアクティブブック限定なら、
Worksheets("シート名").Range("セル番地")
これで指定できます。

つまり、今までの、RangeやCellsは、
ActiveWorkbook.ActiveSheet.Range
この、
ActiveWorkbook.ActiveSheet.
この部分を省略していたことになります。


マクロVBAでのブック・シート指定の具体例

具体的なマクロVBAコードの書き方です。

ブック:Book1.xlsx
シート:Sheet1
セル:A1

このA1セルに"文字"を入れる場合、

Workbooks("Book1.xlsx").Worksheets("Sheet1").Range("A1") = "文字"

ブック:アクティブブック
シート:Sheet1
セル:A1~B10

ここに、格子線を引く場合、

Worksheets("Sheet1").Range("A1:B10").Borders.LineStyle = xlContinuous


マクロVBAでのブック・シート指定の必要性

マクロVBAでは、
WorkbookやWorksheetをSelectしたり、Activateしたりせずに、
このように、ブック・シートを指定して、操作するようにします。

ただし、
アクティブブックのアクティブシートでなければ出来ない事もあります。
例えば、RangeのSelectやActivate等は、アクティブブックのアクティブシートのみで有効です。

しかし、
ほとんどの(通常必要とされる)処理は、ブック.・シートを指定することで操作可能です。

ブックが1つしか開いてない場合や、アクティブブックのみ操作する場合は、
ブックの指定は省略して良いでしょう。
しかし、
シートの指定は、基本的には省略せずに指定しましょう。

VBAでアクティブシートのみしか扱わないと言う事は少ないですし、
時間のかかるVBAを実行している途中で、手動でシートを切り替えてしまう事も多々あります。
それらの対応として、操作シートがアクティブになっていない状態でも動作するするように、
シートの指定は省略せずに指定して下さい。

ただし、このサイト内の説明及びサンプルコードでは、
VBAコードの読みやすさを考慮して(WEBページの閲覧では文字数が長いと読みづらいので)、
VBAのブック・シート指定は適宜省略して記載している場合があります。


VBAでの色々なシート指定方法

ワークシートの指定方法には、以下の3通りがあります。

✅シートのインデックス番号で指定
✅シートの名称で指定
✅シートのオブジェクト名で指定

それぞれの詳しい使い方については以下を参照してください。
エクセルVBAでのシート指定方法
・シートのインデックス番号で指定 ・シートの名称で指定 ・シートのオブジェクト名で指定 ・ブックの保護 ・VBAでのシート指定方法




同じテーマ「マクロVBA入門」の記事

第34回.セルの書式(塗りつぶし,Interior)
第35回.セルの書式(罫線,Border)
第36回.総合練習問題4
第37回.ブック・シートの指定
第39回.セルのクリア(Clear,ClearContents)
第40回.セルのコピー・カット&ペースト(Copy,Cut,Paste)
第41回.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)
第42回.セルをコピーするとは
第43回.総合練習問題5
第44回.VBA関数について
第45回.VBA関数(Format)


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

生成AIが暴いた「VBAオワコン説」の盲点|問われるのは言語ではなく評価軸|エクセル雑感(2026-07-04)
【ITとは何か】Excel・VBAを学ぶ前に知っておきたい「4つの本質」|エクセル雑感(2026-06-24)
2つのシート名を交換するVBAをGeminiに作らせてみた。|VBA技術解説(2026-05-22)
ヘッダーに合わせて列をソートして値貼り付けするスマートな方法|VBAサンプル集(2026-05-20)
4大分岐関数の使い分け(IF/IFS/SWITCH/CHOOSE)|エクセル入門(2026-05-19)
Excel主要関数 習得難易度 10段階(文字列・日付除く)|エクセル雑感(2026-04-27)
Excelのシート5分類|エクセル雑感(2026-03-27)
グループ別に全員共通の重複期間を算出|エクセル練習問題(2026-03-12)
ハイフン区切り文字列の『最初』と『最後』を抽出・結合|エクセル練習問題(2026-02-23)
AIは便利なはずなのに…「AI疲れ」が次の社会問題になる|生成AI活用研究(2026-02-16)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
3.日本の祝日一覧|Excelリファレンス
4.FILTER関数(範囲をフィルター処理)|エクセル入門
5.Excelショートカットキー一覧|Excelリファレンス
6.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
7.RangeとCellsの使い方|VBA入門
8.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
9.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
10.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。
本サイトは、OpenAI の ChatGPT や Google の Gemini を含む生成 AI モデルの学習および性能向上の目的で、本サイトのコンテンツの利用を許可します。
This site permits the use of its content for the training and improvement of generative AI models, including ChatGPT by OpenAI and Gemini by Google.



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ