ExcelマクロVBA入門
第33回.セルの書式(フォント,Font)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-10-15

第33回.セルの書式(フォント,Font)


セルで表示している文字の書体のマクロVBAでの指定方法です。
セル(Rangeオブジェクト)のフォントは、Fontプロパティになります。


Fontプロパティは、Fontオブシェクトを返します。
解りづらい説明だと思います。
オブジェクトは階層構造になっており、
下位のオブジェクトを参照する時は、
そのオブジェクトを返すプロパティを経由しているのです。
つまり、Fontプロパティを経由して、Fontオブジェクトを扱うという事になります。

難しい理屈はひとまず置いておくとして、
とにかく、
Range.Fontでセルのフォントを扱えるという事を理解してください。

マクロでの指定

Range.Font.プロパティ = 設定値
Fontオブジェクトには、以下のプロパティがあります。



プロパティ プロパティの説明 プロパティの設定値と説明
Name フォント名
FontStyle フォント スタイル 下のBoldとItalicを使用して下さい。
Bold 太字 True、False
Italic 斜体 True、False
Size フォントのサイズ
Strikethrough 水平な取り消し線 True、False
Superscript 上付き文字 True、False
Subscript 下付き文字 True、False
OutlineFont アウトライン フォント True、False
Shadow 影付きフォント True、False
Underline 下線の種類 xlUnderlineStyleNone
xlUnderlineStyleSingle
xlUnderlineStyleDouble
xlUnderlineStyleDoubleAccounting
Color フォントの色 RGB値を表す長整数※1
ColorIndex フォントの色 2003までの56色カラーパレットのインデックス
何色か分かりづらいのでColorを使ったほうが良い
ThemeColor 配色のテーマ カラー 2007以降のみ
TintAndShade 色を明るく、または暗く 2007以降のみ
ThemeFont テーマのフォント 2007以降のみ

Excel2007以降で追加されたプロパティがあります。
2007では色に関して大きく機能強化されたので、それに伴うプロパティの追加となっています。
テーマについては、マクロではなくワークシートで設定しておいたほうが良いでしょう。

色定数・・・※1

VBAには、色を表す定数が用意されています。

vbBlack
vbRed
vbGreen
vbYellow
vbBlue
vbMagenta マゼンタ
vbCyan シアン
vbWhite



Range("セル範囲").Font.Color = vbRed '赤
Range("セル範囲").Font.Color = vbWhite '白
Range("セル範囲").Font.Color = vbBlack '黒


RGB値を表す長整数の代わりに、上記の定数を使用することが出来ます。
カラー定数以外にも、XlRgbColor列挙などで指定することもできます。
Colorプロパティの設定値一覧
塗りつぶし、文字色、等々の色指定は結構悩ましいものがあります、Excel2003までなら、ColoIndexで56色だけだったので簡単でしたが、Excel2007以降は、フルカラーがつかえるようになった為、色指定が悩ましくなりました。Excelのフルカラーは、24ビットカラー(16,777,216色)、

RGB関数

RGB値を作成する関数として、RGB関数が用意されています。
RGB(red, green, blue)
red, green, blue、それぞれを0~255で指定します。

Range("セル範囲").Font.Color = RGB(255, 0, 0) '赤
Range("セル範囲").Font.Color = RGB(255, 255, 255) '白
Range("セル範囲").Font.Color = RGB(0, 0, 0) '黒

色の指定を解除(自動)

色の指定を自動に戻す場合は、

Range("セル範囲").Font.ColorIndex = xlAutomatic 

見た目の結果は黒文字になりますが、
あくまで、「自動」と「黒」は違うということを理解してください。

フォント(Font)設定についての注意点

フォントは、人がエクセルのシートを見たときに非常に影響があります。
同じデータでも、フォントが違う事で見易さが格段に違ってきます。
しかしその見易さは、人によっても感性の違いもありますし、時代とともに変化もしていきます。
このように、正解のない部分は、
いつでも簡単に変更できるようにしておいた方が、保守性が良いという事になります。

一番簡単に変更できるのは、やはりシートで変更できることになります。
つまり、何でもマクロで設定してしまうより、
なるべくシートで自由にフォントを設定しておけるようにした方が良い場合も多いという事です。



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