VBA入門
第27回.ブック・シートの選択(Select,Activate)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2020-09-28

第27回.ブック・シートの選択(Select,Activate)


エクセルでは、複数ブックを扱います、
そして、それぞれのブックには、複数のシートが存在します。
従って、マクロVBAでも複数ブック・複数シートを扱う必要があります。


ここまでのVBAでは、あくまでアクティブブックのアクティブシートを対象としてきました。
そこで、フクティブブックやアクティブシートを切り替えるVBAについて解説します。
まず説明しなければならない事は、 「アクティブ」という言葉の意味からになります。

アクティブ

アクティブブック、アクティブシート、アクティブセル
これらは何を指しているかです。
今まさに操作対象となっていると言う事です。
文字を打ちEnterを押したときに、入力されるブックのシートのセル
それが、アクティブブックのアクティブシートのアクティブセルです。

単に選択している状態とは違います

選択は複数できます、Ctrlを押しながら選択したり、Shiftを押しながら選択すれば、
複数の選択が可能です。
従って、「選択」は複数ありますが、「アクティブ」は常に1つです。

マクロVBA ブック シート

この場合、選択シートは、Sheet1とSheet2ですが、
アクティブシートは、Sheet1になります。

ブックは複数選択は出来ません。
アクティブブックが唯一存在するだけです。

ActiveWorkbook

マクロにおいて、アクティブブックを指定する場合の書き方です。

ActiveSheet

マクロにおいて、アクティブシートを指定する場合の書き方です。

ブックをアクティブにする

マクロVBAで指定ブックをアクティブにするには、
Workbooks("ブック名").Activate
このように記述します。
ブック名には、拡張子(.xls、.xlsx、.xlsm)も指定する必要があります

マクロの記録ですと、
Windows("ブック名").Activate
このように記録されます。

上記、2つは、1つのブックに対し複数のウインドウを開いている時に違いが発生します。
本来は、Windows("ウインドウ名")なのですが、
ブックに対し1つしかウインドウが存在しない場合は、
ウインドウ名 = ブック名
となっているということになります。

シートの選択、シートのアクティブ

シートの選択

マクロVBAで指定シートを選択にするには、
Sheets("シート名").Select
Sheets(インデックス).Select
Worksheets("シート名").Select
Worksheets(インデックス).Select

インデックスはシートの順番の数値です、詳細は後々。
非表示シートが無ければ、一番左のシートから順に、1,2,3・・・となります。

Sheetsはすべてのシート(ワークシート、グラフシート等)が対象です。
Worksheetsはワークシートだけが対象となります。
ワークシートしかなければ、SheetsもWorkSheetsも同じです。

シートをアクティブにする

マクロVBAで指定シートを選択にするには、
Sheets("シート名").Activate
Sheets(インデックス).Activate
Worksheets("シート名").Activate
Worksheets(インデックス).Activate

Activateでも、シートが選択されます。

SelectとActivateの違い

Sheets("シート名").SelectとSheets("シート名").Activateの違いは、
1つしかシートを選択にしない場合は、全く同じ事です。
どちらで書いても良いでしょう。

複数シートを選択(作業グループ化)している場合に違いが出てきます。

一つのシートだけ選択している場合
選択シート = アクティブシート
SelectでもActivateでも同じ動作となります。

複数シートを選択している場合
Selectでは、
指定シートのみ選択状態になり、指定シートがアクティブになります。

Activateでは、
選択されているシートはそのままで、指定シートがアクティブになります。
※ただし全シートが選択状態の場合は、Activateで他のシートの選択は解除されます。

複数シートの選択(作業グループ化)

Sheets(Array("シート名1", "シート名2", ・・・)).Select
これで、複数シートが選択されます。

Arrayは配列です、これについては後々に。
そして、この状態で、
Sheets("シート名2").Activate

この場合においては、シートの複数選択がそのままで、 アクティブシートのみ移動されます。
しかし、この状態で、
Sheets("シート名2").Select
とした場合は、作業グループが解除され、 シート名2が選択されアクティブになります。

ただし、マクロにおいてシートを作業グループ化しての操作を行う事はほとんどありません。
複数シートのコピーや印刷時に稀に行うくらいです。
シートの複数選択(Select)
複数のワークシートを選択方法です。いわゆる作業グループになります。手動では作業グループはかなり注意が必要ですが、VBAではシートのコピーや印刷等で必要になる場合もでてきます。複数シートの印刷(PrintOut) 以下では、シート名は、「Sheet1」「Sheet2」「Sheet3」として、VBAサンプルを記載しています。

マクロで複数のシートに同じ処理をする場合は、
作業グループではなく、繰り返し処理で複数のシートに同じ処理を行う方が良いです。
全てのシートに同じ事をする(For~Worksheets.Count)
エクセルの作業で最も面倒かつ時間のかかる作業は、同じ作業の繰り返しでしょう。1回だけなら数秒でも、それを何十回と繰り返すとなると… 多くのシートがあり、同じ作業を全シートに行うとなると… こういう時こそ、まさにVBAの出番です。シートの指定方法 Worksheets("シート名") Worksheets(インデックス) ActiveS…

複数ブックを開いている時のシート選択

Sheets("シート名").Select
これで選択できるのは、アクティブブックのシートだけです。
アクティブブック以外のシートを選択する場合は、
そのブックをアクティブにしてから、シートのSelectメソッドを実行します。

Book2.xlsxが非アクティブの時、Book2.xlsxのSheet2を選択する場合は、
Workbooks("Book2.xlsx").Activate
Sheets("Sheet2").Select

このように、ブック→シートの順にアクティブにします。

ただし、Activateメソッドを使って1行で書くこともできます。
Workbooks("Book2.xlsx").Sheets("Sheet2").Activate
これでも、Book2のSheet2を選択状態にできます。
特に1行で書く理由もないので、あまり使われていないかもしれません。

VBAでの色々なシート指定方法

ワークシートの指定方法には、以下の3通りがあります。

・シートのインデックス番号で指定
・シートの名称で指定
・シートのオブジェクト名で指定

それぞれの詳しい使い方については以下を参照してください。
エクセルVBAでのシート指定方法
ExceのVBAにおいてシート指定は必須になりますが、シートの指定方法は何種類かあり、それぞれの特徴があります。シートの指定方法には、以下の3通りがあります。シートのインデックスで番号 シートの名称で指定 シートのオブジェクト名で指定 シート指定方法ごとに使い方を簡単に説明しながら、それぞれの主な使用場面やメリット、



同じテーマ「マクロVBA入門」の記事

第24回.インプットボックス(InputBox関数)
第25回.名前付き引数について
第26回.総合練習問題2
第27回.ブック・シートの選択(Select,Activate)
第28回.セル・行・列の選択(Select,ActivateとCurrentRegion)
第29回.セル・行・列の削除・挿入(Delete,Insert)
第30回.総合練習問題3
第31回.セルの書式(表示形式,NumberFormatLocal)
第32回.セルの書式(配置,Alignment)
第33回.セルの書式(フォント,Font)
第34回.セルの書式(塗りつぶし,Interior)


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

VBA100本ノック 18本目:名前定義の削除|VBA練習問題100(11月6日)
VBA100本ノック 17本目:重複削除(ユニーク化)|VBA練習問題100(11月6日)
VBA100本ノック 16本目:無駄な改行を削除|VBA練習問題100(11月5日)
VBA100本ノック 15本目:シートの並べ替え|VBA練習問題100(11月4日)
VBA100本ノック 14本目:社外秘シート削除|VBA練習問題100(11月3日)
VBA100本ノック 13本目:文字列の部分フォント|VBA練習問題100(11月1日)
VBA100本ノック 12本目:セル結合を解除|VBA練習問題100(10月31日)
VBA100本ノック 11本目:セル結合の警告|VBA練習問題100(10月30日)
VBA100本ノック 10本目:行の削除|VBA練習問題100(10月29日)
VBA100本ノック 9本目:フィルターコピー|VBA練習問題100(10月28日)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
5.マクロって何?VBAって何?|VBA入門
6.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
7.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
8.セルに文字を入れるとは(Range,Value)|VBA入門
9.とにかく書いてみよう(Sub,End Sub)|VBA入門
10.マクロはどこに書くの(VBEの起動)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ