VBA再入門
全てのシートに同じ事をする(For~Worksheets.Count)

マクロが覚えられないという初心者向けに理屈抜きのやさしい解説
公開日:2015-10-17 最終更新日:2021-01-27

第20回.全てのシートに同じ事をする(For~Worksheets.Count)


エクセルの作業で最も面倒かつ時間のかかる作業は、同じ作業の繰り返しでしょう。
1回だけなら数秒でも、それを何十回と繰り返すとなると・・・
多くのシートがあり、同じ作業を全シートに行うとなると・・・
こういう時こそ、まさにマクロVBAの出番です。


シートの指定方法

Worksheets("シート名")
Worksheets(インデックス)
ActiveSheet

この3通りを紹介しました。

全シートに対する処理では、
Worksheets(インデックス)

これを使います。

インデックスは、
先頭シートが、1
最終シートが、Worksheets.Count
になります。
そこで、Forを使って1~Worksheets.Countまで処理するようにします。

全シートの「印刷の向き」を「横」に設定します。

Excelマクロ VBAコード

Orientationについて
Orientationが印刷の向きを指定するプロパティです。
xlLandscape:横
xlPortrait:縦

ページ設定は、非常に多くのプロパティがあります。
マクロの記録を有効に使って調べて下さい。
用紙サイズの指定を、マクロの記録で調べて実際にマクロVBAを書いてみましょう。

必ず全てのシートに同じ処理をするとは限りません。
特定のシート、例えば特定の文字を含んでいるシートにだけ処理をしたい場合もあります。

シート名に"横"と入っているシートだけ「印刷の向き」を「横」に設定します

Excelマクロ VBAコード

InStr関数について
InStrは、第2引数の文字が第1引数の文字の中で何番目に登場するかを返すVBA関数です。
第2引数の文字が第1引数の文字の中に無い場合は0を返します。
>0つまり1以上が返された場合は、文字列が含まれているという事です。
InStr関数はマクロVBAでは頻繁に使います。
実際に書いて、動作(戻り値)を確認し良く理解してください。

シート名に"削除"と入っていたらシートを削除する

シートに対する普通の処理の繰り返しの場合は上記で良いのですが、
シートの挿入・削除を繰り返し行う場合は一工夫必要です。

For i = 1 To Worksheets.Count
このForは、最初にこのForを実行した時点のシート数です。
つまり、繰り返しに入る時点のシート数なので、
繰り返し処理の中でシート数が変わってしまうと正しく動きません。

例えば、
最初にシート数が3だったとすると、
For i = 1 To Worksheets.Count
これは、
For i = 1 To 3
という事になります。
ループの中でシートを削除してしまうと、i=3になった時に3番目のシートは無くなっているのでエラーになります。

これに対処するには、
シートを前からではなく、後ろから処理するようにします。

Excelマクロ VBAコード

ここは、実際に、
For i = 1 To Worksheets.Count

For i = Worksheets.Count To 1 Step -1
それぞれで、変数iの動きと、その時点でのシート数を確認しつつ、ステップイン実行してみましょう。

For Eachについて

書籍やWEBで、全てのシートに対する処理を探すと、For Eachで書かれているものを見かけるはずです。
For Eachは、全て通常のFor…Nextで書き換えることができます。
したがって、これを覚えるのは後からで構いません。
今は、そういうものがあるという事だけ知っていれば十分です。

興味があり、かつ、余力があれば勉強してみてください。
使えれば、とても便利なものであることは間違いありません。
この下に解説ページへのリンクを掲載しておきます。

ExcelマクロVBA入門の対応ページ

第16回.繰り返し処理(For Next)
・For Next ステートメント ・For Next 例文 ・For Next をステップ イン実行で目で見て確認しましょう。 ・1行置きに処理する場合 ・Exit For ・For~Nextのネスト(入れ子) ・最後に一言

第37回.ブック・シートの指定
・マクロVBAでのブック・シート指定の具体例 ・マクロVBAでのブック・シート指定の必要性 ・VBAでの色々なシート指定方法

第58回.コレクションとは(Collection)
・コレクションの中から単一オブジェクトを指定する場合 ・セルであるRangeオブジェクトのコレクションは? ・コレクションの要素数 ・Collectionオブジェクト

第59回.コレクション処理(For Each)
・For Each の構文 ・Exit For ・For Each の使用例 ・RangeオブジェクトのFor Each ・For Each サイト内の参考ページ



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第17回.セルにブック・シートを指定する(Workbooks,Worksheets,With,Set)
第18回.シートをコピー・挿入・削除する(Worksheets,Copy,Add,Delete)
第19回.ブックを開く・閉じる・保存する(Workbooks,Open,Close,Save,SaveAs)
第20回.全てのシートに同じ事をする(For~Worksheets.Count)
第21回.ファイル一覧を取得する(Do~LoopとDir関数)
第22回.複数ブックよりデータを集める
第23回.複数のプロシージャーを連続で動かす(Callステートメント)
第24回.マクロの呪文を追加してボタンに登録(ScreenUpdating)
第25回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo1
第26回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo2
第27回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo3


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