第24回.マクロの呪文を追加してボタンに登録(ScreenUpdating)
マクロVBAが完成したら、シートにボタンを配置してマクロを登録して完成させます。
ボタンのクリックでマクロが起動され自動化の完成になります。
と、その前に、マクロのちょっとした呪文をVBAに追加しましょう。
マクロの呪文「Application.ScreenUpdating」を追加
第23回.複数のプロシージャーを連続で動かす

そこで、ボタンに登録する前に、ちょっとマクロの呪文を追加しましょう。

Applicationとは、Excelそのものの事です。
そして、ScreenUpdatingは、プロパティになります。
つまり、
Application(Excelオブジェクト)のScreenUpdating(プロパティ)をFalseにしています。
ブックを開いたり、セルに出力している様子がチラチラ見えるのですが、気が付きましたか。
この、チラチラと動いている様子が見えないようにするものです。
マクロVBAの先頭には、これを入れるようにします。
最後にTrueに戻したほうがお行儀は良いかもしれません、自分で後片付けするということです。
マクロの処理内容によっては、最後にメッセージボックスで実行の終了を知らせた方が良いでしょう。
メッセージを表示するには、MsgBox関数を使用します。

ボタンの追加とマクロの登録
ボタンを配置するシートを選択したら、
開発→挿入→左上のボタンをクリック

シート上のボタンを配置する位置をクリックしてそのままドラッグ操作で大きさを決めます。
大きさが決まったら、マウスのクリックを離すと、

連続実行
これを選択して、「OK」を押してください。

セルをクリックしたりするとボタンの選択状態が解除されます。
ボタンの名前は、右クリックから「テキストの編集」でいつでも変更できます。

頭で理解するだけでなく、指でも理解しないと、本当の意味で理解したとは言えません。
ExcelマクロVBA入門等の対応ページ
第57回.Applicationのプロパティ(マクロ高速化と警告停止等)
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