VBA再入門
複数ブックよりデータを集める

マクロが覚えられないという初心者向けに理屈抜きのやさしい解説
最終更新日:2020-09-26

第22回.複数ブックよりデータを集める


他のブックを開いて指定シートの指定セル範囲のデータを取得する。
取得したデータを使って、目的の表を作り上げる。
これこそマクロVBAの真価が問われる処理でしょう。


これまでにやってきた内容が出来れば大丈夫です。
これまでの内容を上手く組み合わせるだけです。
ポイントになりそうな部分を、ちょっと復習しましょう。

第17回.セルにブック・シートを指定する

ここでは、以下のコードをやりました。

Excel マクロ VBA サンプルコード

長々と、ブック・シート名を書かずに、SetやWithを使いこなします。

第19回.ブックを開く・閉じる・保存する

ここでは、以下のコードをやりました。

ExcelマクロVBA サンプル コード

ExcelマクロVBA サンプル コード

Openしたブックを直接SetやWithに入れる事で、すっきりしたコードになります。

第21回.ファイル一覧を取得する

ここでは、以下のコードをやりました。。

エクセル マクロVBA サンプルコード

Dir関数を使いファイル一覧を取得します。

複数ブックよりデータを集めるVBA

今回は、これまでの組み合わせだけです。

マクロの書かれているExcelファイルのあるフォルダ内に、「データ」というフォルダがあり、
この中の全てのExcelファイルの1番目のシートにある(A1セルからの連続する)表範囲のデータを全て集めてきます。
マクロを書くブックには、
・データ ・・・ 1行目に見出しを入れておきます。
・一覧 ・・・ ファイルの一覧を入れます
この2つのシートを用意しておきます。


ExcelマクロVBA サンプル コード

各VBAコードは、今まで説明してきたものです。

j = .Cells(.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row + 1
これが少々?かもしれません。
最終行 + 1
つまり、最終行の1行下という事です。

テストデータを用意し、画像を見ながらマクロVBAを書いてみて下さい。
データの用意も、実際に書いてみることも、マクロを覚える上で大切な事なものです。
どんなデータを用意したら良いか、それは、どんなマクロかを理解することです。
そして、指を動かすことで、目と指の双方からの情報でより記憶に残ります。

1度と言わず、2度3度と書いてみましょう。
ステップイン(F8)で動きを確認しましょう。


この積み重ねでしか、マクロVBAを習得出来ません。
これ以外に、マクロVBAを習得する道はありません。



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