VBA再入門
第21回.ファイル一覧を取得する(Do~LoopとDir関数)

マクロが覚えられないという初心者向けに理屈抜きのやさしい解説
最終更新日:2020-09-26

第21回.ファイル一覧を取得する(Do~LoopとDir関数)


マクロVBAで他のブック(ファイル)を扱う時、まず問題となるのがファイル名です。
ファイル数が常に同じでファイル名も変化しなければ良いのですが・・・


ファイル数もファイル名も決まっていない場合は、まずはファイルの一覧を取得する必要があります。
ファイル名を取得するには、Dir関数を使います。

Dir関数

Dir関数は、指定したパターンと一致するファイルまたはフォルダの名前を返します。
Dir関数は、指定したパターンやファイル属性と一致するファイルまたはフォルダの名前を返します、ドライブのボリュームラベルも取得できます、文字列型(String)の値を返します。Dir関数 Dir[(pathname[,attributes])] pathname 省略可能です。

変数 = Dir(パス名)

パス名:フォルダ名およびドライブ名も含めてファイル名を表す文字列式を指定します。
該当ファイルが見つからないときは、長さ0の文字列("")が返ってきます。

Dir 関数は、引数と一致する最初のファイル名を返します。
フォルダ内のすべてのファイルに対して繰り返して処理を実行する場合は、引数を指定せずにDirを実行してください。
以下で、実際のDir関数の使い方を順にみていきましょう。

Dir関数の使い方

マクロの書かれているExcelファイルと同じフォルダの下に、
"一覧"というサブフォルダがあり、その中に、
"test_20151019.xlsx"
"test_20151020.xlsx"
これらのファイルがあるとして、

エクセル マクロVBA サンプルコード

ワイルドカードについて
*(アスタリスク)はワイルドカードで、任意の文字に対応します。
~.xlsx~
という事になります。
*はあらゆる文字数、あらゆる文字に置き換えられるという事です

結果は、
エクセル マクロVBA サンプル画面
エクセル マクロVBA サンプル画面

このように該当するファイルの正しい名称がDir関数で順番に取得できます。

sFileName = Dir(ThisWorkbook.Path & "\一覧\*.xls*")
これで、"test_20151019.xlsx"を取得し、

sFileName = Dir()
これで、"test_20151020.xlsx"を取得しています。

ファイルの一覧を取得するマクロVBAコード

エクセル マクロVBA サンプルコード

.Range("A:A").ClearContents
A列を消去します、前回の一覧が残っている場合の対処として最初に消しておきます。
Columns(1)
Columns("A")

これらでも同じ事になります。

sFileName = Dir(ThisWorkbook.Path & "\一覧\*.xls*")
一覧\~.xls~
このようなファイル

i = 1
変数iは、シートの出力行数に使います、最初は1行目からです。
i = i + 1
これで、変数iは1増えます。

Do While sFileName <> ""
  ・・・
Loop

Whileのあとに書かれた条件が満たされている間、Loopまでの処理を繰り返します。
Do Until sFileName = ""
これでも同じになります。
Untilは条件が満たされるまで、Loopまでの処理を繰り返します。

以上で、ファイルの一覧が取得できました。
このファイルの一覧を使って一つずつファイルを開いて何らかの処理していきます。

上記のVBAコードは、定型の必須VBAコードとして書けるようになってください。
何も見ずに書けるまで繰り返し書いて覚えてしまいましょう。
そして、ステップインF8でその動きをしっかり確認してください。

Do~Loopステートメント

For~Nextは、繰り返す回数をあらかじめ指定するものでしたが、
Do~Loopは、繰り返す回数ではなく、繰り返す条件を指定するものです。

Do [While 条件式]
  ・・・処理・・・
Loop

または
Do [Until 条件式]
  ・・・処理・・・
Loop

Whileは、条件を満たす間、・・・処理・・・を実行します。
Untilは、条件を満たす迄、・・・処理・・・を実行します。

ExcelマクロVBA入門等の対応ページ

第79回.ファイル操作Ⅰ(Dir)|VBA入門
VBAでは、フォルダのファイル一覧を取得したりファイルの存在確認をする事が出来ます、Dir関数は、指定したパターン(ワイルドカード)やファイル属性と一致するファイルまたはフォルダの名前を表す文字列の値を返します。引数に指定したファイルが存在すると、そのファイル名を返し存在しないと空欄を返します。
第17回.繰り返し処理(Do Loop)|VBA入門
繰り返し処理として、前回はFor~Nextをやりました、今回はDo~Loopです。For~Nextに比べると使用頻度は落ちますが、必ず覚える必要があるものです。For~Nextは、繰り返す回数をあらかじめ指定するものでしたが、Do~Loopは、繰り返す回数ではなく、繰り返す条件を指定するものです。

Dir関数の制限について
Dir関数は、VBAでフォルダ・ファイルの存在確認や一覧取得において使われる関数ですが、いくつかの使用上の注意点、制限事項があります。3桁拡張子の指定時の問題 このように指定した場合、xlsxやxlsmも対象となります。3桁の拡張子を指定した場合は、4桁の拡張子も対象となります。



同じテーマ「マクロVBA再入門」の記事

第18回.シートをコピー・挿入・削除する(Worksheets,Copy,Add,Delete)
第19回.ブックを開く・閉じる・保存する(Workbooks,Open,Close,Save,SaveAs)
第20回.全てのシートに同じ事をする(For~Worksheets.Count)
第21回.ファイル一覧を取得する(Do~LoopとDir関数)
第22回.複数ブックよりデータを集める
第23回.複数のプロシージャーを連続で動かす(Callステートメント)
第24回.マクロの呪文を追加してボタンに登録(ScreenUpdating)
第25回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo1
第26回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo2
第27回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo3
第28回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo4


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

VBA100本ノック 18本目:名前定義の削除|VBA練習問題100(11月6日)
VBA100本ノック 17本目:重複削除(ユニーク化)|VBA練習問題100(11月6日)
VBA100本ノック 16本目:無駄な改行を削除|VBA練習問題100(11月5日)
VBA100本ノック 15本目:シートの並べ替え|VBA練習問題100(11月4日)
VBA100本ノック 14本目:社外秘シート削除|VBA練習問題100(11月3日)
VBA100本ノック 13本目:文字列の部分フォント|VBA練習問題100(11月1日)
VBA100本ノック 12本目:セル結合を解除|VBA練習問題100(10月31日)
VBA100本ノック 11本目:セル結合の警告|VBA練習問題100(10月30日)
VBA100本ノック 10本目:行の削除|VBA練習問題100(10月29日)
VBA100本ノック 9本目:フィルターコピー|VBA練習問題100(10月28日)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
5.マクロって何?VBAって何?|VBA入門
6.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
7.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
8.セルに文字を入れるとは(Range,Value)|VBA入門
9.とにかく書いてみよう(Sub,End Sub)|VBA入門
10.マクロはどこに書くの(VBEの起動)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ