VBA再入門
ファイル一覧を取得する(Do~LoopとDir関数)

マクロが覚えられないという初心者向けに理屈抜きのやさしい解説
公開日:2015-10-20 最終更新日:2020-09-26

第21回.ファイル一覧を取得する(Do~LoopとDir関数)


マクロVBAで他のブック(ファイル)を扱う時、まず問題となるのがファイル名です。
ファイル数が常に同じでファイル名も変化しなければ良いのですが・・・


ファイル数もファイル名も決まっていない場合は、まずはファイルの一覧を取得する必要があります。
ファイル名を取得するには、Dir関数を使います。

Dir関数

Dir関数は、指定したパターンと一致するファイルまたはフォルダの名前を返します。
Dir関数は、指定したパターンやファイル属性と一致するファイルまたはフォルダの名前を返します、ドライブのボリュームラベルも取得できます、文字列型(String)の値を返します。Dir関数 Dir[(pathname[,attributes])] pathname 省略可能です。

変数 = Dir(パス名)

パス名:フォルダ名およびドライブ名も含めてファイル名を表す文字列式を指定します。
該当ファイルが見つからないときは、長さ0の文字列("")が返ってきます。

Dir 関数は、引数と一致する最初のファイル名を返します。
フォルダ内のすべてのファイルに対して繰り返して処理を実行する場合は、引数を指定せずにDirを実行してください。
以下で、実際のDir関数の使い方を順にみていきましょう。

Dir関数の使い方

マクロの書かれているExcelファイルと同じフォルダの下に、
"一覧"というサブフォルダがあり、その中に、
"test_20151019.xlsx"
"test_20151020.xlsx"
これらのファイルがあるとして、

エクセル マクロVBA サンプルコード

ワイルドカードについて
*(アスタリスク)はワイルドカードで、任意の文字に対応します。
~.xlsx~
という事になります。
*はあらゆる文字数、あらゆる文字に置き換えられるという事です

結果は、
エクセル マクロVBA サンプル画面
エクセル マクロVBA サンプル画面

このように該当するファイルの正しい名称がDir関数で順番に取得できます。

sFileName = Dir(ThisWorkbook.Path & "\一覧\*.xls*")
これで、"test_20151019.xlsx"を取得し、

sFileName = Dir()
これで、"test_20151020.xlsx"を取得しています。

ファイルの一覧を取得するマクロVBAコード

エクセル マクロVBA サンプルコード

.Range("A:A").ClearContents
A列を消去します、前回の一覧が残っている場合の対処として最初に消しておきます。
Columns(1)
Columns("A")

これらでも同じ事になります。

sFileName = Dir(ThisWorkbook.Path & "\一覧\*.xls*")
一覧\~.xls~
このようなファイル

i = 1
変数iは、シートの出力行数に使います、最初は1行目からです。
i = i + 1
これで、変数iは1増えます。

Do While sFileName <> ""
  ・・・
Loop

Whileのあとに書かれた条件が満たされている間、Loopまでの処理を繰り返します。
Do Until sFileName = ""
これでも同じになります。
Untilは条件が満たされるまで、Loopまでの処理を繰り返します。

以上で、ファイルの一覧が取得できました。
このファイルの一覧を使って一つずつファイルを開いて何らかの処理していきます。

上記のVBAコードは、定型の必須VBAコードとして書けるようになってください。
何も見ずに書けるまで繰り返し書いて覚えてしまいましょう。
そして、ステップインF8でその動きをしっかり確認してください。

Do~Loopステートメント

For~Nextは、繰り返す回数をあらかじめ指定するものでしたが、
Do~Loopは、繰り返す回数ではなく、繰り返す条件を指定するものです。

Do [While 条件式]
  ・・・処理・・・
Loop

または
Do [Until 条件式]
  ・・・処理・・・
Loop

Whileは、条件を満たす間、・・・処理・・・を実行します。
Untilは、条件を満たす迄、・・・処理・・・を実行します。

ExcelマクロVBA入門等の対応ページ

第79回.ファイル操作Ⅰ(Dir)|VBA入門
・Dir関数 ・Dir関数の使用例 ・Dir関数の実践例 ・Dir関数の制限について ・Dir関数の関連記事
第17回.繰り返し処理(Do Loop)|VBA入門
・Do~Loopの構文 ・条件式 ・Do Loop 例文 ・Exit Do ・Do~Loopのネスト(入れ子) ・最後に一言

Dir関数の制限について
・3桁拡張子の指定時の問題 ・256バイトを超えるパス名が扱えない ・UNICODEファイル名が扱えない ・特殊なネットワークドライブでエラー ・Dir関数の制限の最後に



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