第25回.月別ブックより部署別シートに担当別に集計するNo1
マクロ再入門と題しての連載もいよいよ大詰めです、
これまでの総復習として、
以下のような処理のマクロを書いてみましょう。
※項目は、日付,部署,担当者,売上数,売上金額
これを、新規ブックを作り、部署別のシートに、担当者・年月ごとの集計値を出力する。
※部署をシートにして、項目は、担当者,年月,売上数,売上金額
■サンプルファイル
sample_ReIntro.zip()です。
月別データ
201504.xlsx ・・・ 月別データのExcelファイル
201505.xlsx ・・・ 月別データのExcelファイル
201506.xlsx ・・・ 月別データのExcelファイル
・データ
・集計
以上のシートは中身は空のシートです。
■処理手順
シート「ファイル一覧」に、
サブフォルダ「月別データ」内の全Excelファイルの一覧を取得
シート「データ」に、
ファイル一覧で取得したExcelファイルの先頭シートのデータ集める。
シート「データ」より、
部署別のシートに、担当者・年月ごとの集計値を出力する。
ファイル一覧の作成は、
第21回.ファイル一覧を取得する
第22回.複数ブックよりデータを集める
月別データの先頭行にある見出し行は必要ないので、
2行目以降のデータ部分のみ収集します。
ここが問題です。
方法は2通り用意しました。
データの先頭行から順に処理していき、
部署が変わったらシートを作成
担当が同じ間は集計し、担当が変わったら出力
方法2
フィルタの詳細設定を使い、
部署の一覧と、
部署、担当の重複のない一覧を作成
Sumifs関数を使い部署、担当で集計する。
部署の一覧をもとに、シートを作成しながら、
当該部署で、部署、担当で集計した表をフィルタしてからコピーする。
このような手順でマクロを作成していきます。
マクロVBAを作る際には、このような手順を考えることが最も重要です。
その時、シート上で実際に手作業でやりながら考えるようにしてください。
実際に、データを並べ替えて、目でみながら、この行になったらシートを作る・・・
このように考えながら操作してみる事です。
ここまで出来れば、マクロは半分完成したようなものです。
マクロが書けないと言っている方のほとんどは、この手作業が出来ていないのです。
これまでの復讐として解説していきます。
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