ExcelマクロVBA入門
第59回.コレクション処理(For Each)

Excelマクロの基礎と応用、エクセルVBAの入門・初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-03-03

第59回.コレクション処理(For Each)


For Each は、コレクションの各要素に対して繰り返し処理を実行します、


コレクションはオブジェクトの集まりですので、

For Each は、コレクションの中から、個別のオブジェクトを取り出して処理する場合に使用します。

コレクションの全ての要素に対し処理を行うと、ループは終了します。

※For Eachでは、配列も扱えますが、ここではコレクションについてのみ説明します。


For Each の構文

For Each element In group
 [statements]
 [Exit For]
 [statements]

Next [element]

element 必ず指定します。
コレクションの各要素を繰り返す変数を指定します。引数 element にはバリアント型 (Variant) 変数、総称オブジェクト型変数、または任意の固有オブジェクト型のオブジェクトの変数を指定できます。
group 必ず指定します。
オブジェクト コレクション名を指定します。
statements 省略可能です。
引数 group の各メンバに対して実行するステートメントを指定します。



上記は、ヘルプからの抜粋です。



elementのデータ型について

elementでの説明は、「第52回.オブジェクト変数」で説明した、

Variant(バリアント型) > Object(総称オブジェクト型) > 固有オブジェクト型

ということです。

固有オブジェクト型が不明な場合は、総称オブジェクト型やバリアント型でも良いのですが、

そもそも、コレクション名は解っている訳ですから、

コレクション名の最後のsを取れば、それで通常は、固有オブジェクト型になります。

Dim 変数 As ○○○
For Each 変数 In ○○○s
 
・・・
Next 変数

○○○がオブジェクト、○○○sがコレクションです。



Exit For

コレクションの全ての要素に対し処理が終了する前に、ループを抜けます。

For Each 変数 In コレクション
  ・・・
  If 終了すべき条件 Then
    Exit For
  End If
  ・・・
Next

このような使い方になります。



使用例

Dim ws As Worksheet
For Each ws In Worksheets
  ws.PrintPreview
Next ws

これで、全シートが印刷プレビューされます。
(印刷プレビューについては、後々説明します。)

これは、For Eachを使わずに書くと、

Dim i As Integer
For i = 1 To Worksheets.Count
  Worksheets(i).PrintPreview
Next i

このようになります。

.Countはコレクションの要素数です。




Dim ws As Worksheet
For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets
Debug.Print ws.Name
Next

マクロの書かれているブックのすべてのワークシートをイミィディエイトウインドウに出力しています。


RangeオブジェクトのFor Each

RangeをFor Eachで処理する場合、少々注意が必要です。

Dim MyRange As Range
Dim i As Long
i = 1
For Each MyRange In Range("A1:B5")
  MyRange = i
  i = i + 1
Next

これを実行してみれば解りますが、

A1,B1,A2,B2,・・・

の順に処理されます。

セルは縦横の2次元なので、For Eachには、あまり向きません。

例えば、とりあえず、横・縦の順でも問題なかったとしても、

その後に、縦・横の順に変更する必要が出てきたときに困る事になります。


サイト内の参考ページ

練習問題17(ブック・シートの操作の練習)
問題※まず最初に A列にパスB列にブック名(エクセルのファイル名)を実際のあなたのPC環境に合わせて入力して下さい。・シート「練習17_回答」を新規に追加しそのA列にブック名 B列にそのブックの全シート名の一覧を入れて下さい。・繰り返し実行できるようにシート「練習17_回答」が既に存在した場合は





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