ExcelマクロVBA入門 | 第64回.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs) | Excelマクロの基礎と応用、エクセルVBAの入門・初級・初心者向け解説



最終更新日:2018-01-27

第64回.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)


ワークブックを閉じる場合、保存する場合のマクロVBAの説明です、

閉じる時に保存するか保存しないか、
また、
保存する場合も、どのように保存するかによってVBAが違ってきます。



閉じる

Workbook.Closeメソッド

Workbook.Close SaveChanges, Filename, RouteWorkbook

SaveChanges ブックに変更がない場合、この引数は無視されます。ブックに変更がある場合、この引数で変更を保存するかどうかを指定します。
Filename 変更後のブックのファイル名。
RouteWorkbook ブックの回覧。

全ての引数がオプション(任意の指定)となっています。

全ての引数を省略
Workbook.Close

とした場合は、ブックに変更が無ければそのまま閉じられ、
ブックに変更がある場合は、保存確認のメッセージが表示されます。
ただし、
Application.DisplayAlerts = False
これが指定されている場合は、確認のメッセージが表示されずに保存されます。

SaveChanges

ブックに変更がある場合に、保存するかどうかを指定します。

保存しないで閉じる

Workbook.Close SaveChanges:=False

保存して閉じる

Workbook.Close SaveChanges:=True

他の引数は、通常は使用しません。



上書き保存

Workbook.Saveメソッド

Workbook.Save

上書き保存されます。



名前を付けて保存

Workbook.SaveAsメソッド

Workbook.SaveAs FileName, FileFormat, Password, WriteResPassword, ReadOnlyRecommended, CreateBackup, AccessMode, ConflictResolution, AddToMru, TextCodepage, TextVisualLayout, Local

Filename 保存するファイルの名前を表す文字列を指定します。
FileFormat ファイルを保存するときのファイル形式を指定します。
Password ファイルを保護するためのパスワードを表す15 文字以内の文字列を指定します。
WriteResPassword ファイルの書き込みパスワードを表す文字列を指定します。
ReadOnlyRecommended 読み取り専用で開くことを推奨するメッセージを表示するには、True を指定します。
CreateBackup バックアップ ファイルを作成するには、True を指定します。
AccessMode ブックのアクセス モードを指定します。
ConflictResolution ブックを保存するときの競合の解決方法を指定します。
AddToMru 最近使用したファイルの一覧にブックを追加するにはTrueを指定。既定値はFalseです。
TextCodepage 使用しない。
TextVisualLayout 使用しない。
Local 通常は使用しない。
※csv出力時
 日付がm/d/yyyyになってしまう場合に、yyyy/m/dにする場合にはTrueを指定

全ての引数がオプション(任意の指定)となっています。

しかし、通常は、FileNameは必ず指定します。

FileName

フルパスで指定して下さい。

パスを指定しない場合は、カレントフォルダーに保存されます。

使用例
Workbook.SaveAs "C:\User\sample.xls"

FileFormat

xlExcel8 : Excel2007以降の、xlsxまたはxlsm
xlExcel9795 : Excel2003以前のxls


Excel2003以前では、xlExcel8、この定数は使用できません、コンパイルエラーとなります。



コピーを保存

Workbook.SaveCopyAsメソッド

Workbook.SaveCopyAs Filename

ブックのコピーをファイルに保存します。

メモリ上のブックに対しては、変更は行われません。

バックアップの作成等で使用します。



実践例

他のブックが開かれている場合は、自身のブックを閉じ、

他のブックが開かれていない場合は、Excelを終了する場合。

Sub 保存して終了()
  If Workbooks.Count > 1 Then
    ThisWorkbook.Close SaveChanges:=True
  Else
    ThisWorkbook.Save
    Application.Quit
  End If
End Sub

Sub 保存しないで終了()
  If Workbooks.Count > 1 Then
    ThisWorkbook.Close SaveChanges:=False
  Else
    ThisWorkbook.Saved = True
    Application.Quit
  End If
End Sub

Application.Quit

Applicationオブジェクトのメソッドで、Excelを終了します。

ThisWorkbook.Saved = True

.Savedは、ブックが保存後に変更されたかの条法が入っています、値の設定も可能。

.SavedをTrueにすることで、保存後に変更が無い状態にすることで、

Close時に、保存確認のメッセージが表示されないようにしています。

これは、

Application.DisplayAlerts = False
Application.Quit

としても同じ結果にはなります。





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