ExcelマクロVBA入門
第71回.印刷(PrintOut)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-07-10

第71回.印刷(PrintOut)


シートの内容をマクロVBAで印刷する場合は、PrintOutメソッドを使用します。
このPrintOutメソッドが使える対象オブジェクトは複数あります、
ブック、シート、セル、それぞれにPrintOutメソッドが存在するので、印刷範囲によって使い分けてください。
PrintOutメソッドは印刷するだけではなく、印刷プレビューを表示することも出来ます。


PrintOutメソッド

式.PrintOut(From, To, Copies, Preview, ActivePrinter, PrintToFile, Collate, PrToFileName, IgnorePrintAreas)

式.には、
Windowオブジェクト
Workbookオブジェクト
Worksheetオブジェクト

Rangeオブジェクト
Chartオブジェクト
Sheetsコレクション
Worksheetsコレクション
Chartsコレクション

これらのオブジェクトそれぞれにPrintOutメソッドがあります。

From 印刷を開始するページの番号を指定します。
この引数を省略すると、最初のページから印刷します。
To 印刷を終了するページの番号を指定します。
この引数を省略すると、最後のページまで印刷します。
Copies 印刷部数を指定します。
この引数を省略すると、印刷部数は 1 部になります。
Preview Trueの場合、印刷をする前に印刷プレビューを実行します。
False、または省略した場合、直ちに印刷を行います。
ActivePrinter アクティブなプリンターの名前を指定します。
PrintToFile Trueの場合、ファイルへ出力します。
引数 PrToFileNameが省略された場合、出力先のファイル名を指定するためのダイアログ ボックスを表示します。
Collate True の場合、部単位で印刷します。
PrToFileName 引数PrintToFileがTrueの場合、この引数に印刷したいファイルの名前を指定します。
IgnorePrintAreas Trueの場合、印刷範囲を無視してオブジェクト全体を印刷します。



名前付き引数です。
引数が多いので、使用時には名前付き引数を使用してください。

PrintOutメソッドの使用例

ActiveWorkbook.PrintOut
ブックの全シートを印刷します。
ActiveWorkbook.PrintOut Preview:=True
ブックの全シートを印刷プレビューします。
ActiveWorkbook.PrintOut Copies:=2
ブックの全シートを2部印刷します。
ActiveWorkbook.PrintOut From:=2, To:=3
ブックの全シートの、2ページ~3ページを印刷します。
Activesheet.PrintOut
アクティブシートを印刷します。
Worksheets(1).PrintOut ActivePrinter:="プリンター名"
1番目のシートを、"プリンタ名"のプリンターに印刷します。
ActiveWorkbook.Sheets.PrintOut
ブックの全シートを印刷します。
ただし、非表示シートがあるとエラーとなります。
Range("B2:D20").PrintOut
B2セル~D20セルの範囲を印刷します。

印刷時にプリンターを選択したい場合

印刷プレビューにすることで、自由に印刷できます。
プレビューが不要で、プリンターのみ選択させたい場合は、、
印刷ダイアログを使用する(xlDialogPrint)
入力しやすいように、セルに色をつけている事が多いと思いますが、印刷時には、ちょっとじゃまな場合もあります。インク(トナー)も無駄ですしね。印刷時に色指定を解除して印刷する方法になります。Application.Dialogs(xlDialogPrint).Show 印刷タイアログを表示します。
こちらをご参照ください。

間違った印刷を大量に行わないわない為には

マクロVBAで印刷できるようにすると大変便利ではありますが、
その反面、間違った印刷を大量に行ってしまうといった事故も発生します。

処理方法(複数ドキュメントを順に印刷するような場合)によっては難しい場合もありますが、
可能な限り印刷プレビューを経由させるようにした方が印刷のトラブルは減ります。
印刷内容によって、適宜判断したほうが良いでしょう。



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