VBA入門
第139回.エクスポート(PDF/XPS)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2020-01-06

第139回.エクスポート(PDF/XPS)


シートの内容をPDF/XPS出力するには、マクロVBAではExportAsFixedFormatメソッドを使用します。
このメソッドが使える対象オブジェクトは複数あります、
ブック、シート、セル、それぞれにExportAsFixedFormatメソッドが存在するので、印刷範囲によって使い分けてください。
ExportAsFixedFormatメソッドでは、PDFまたはXPSが選択できます。


PDFとは、XPSとは

PDFとは

Portable Document Formatの略称です。
アドビシステムズが開発および提唱した、電子ファイルフォーマットです。

XPSとは

XML Paper Specificationの略です。
ページ記述言語で、マイクロソフトが採用したドキュメント ファイル形式です。

ExportAsFixedFormatメソッド

式.ExportAsFixedFormat(Type, FileName, Quality, includedocproperties, ignoreprintareas, From, To, openafterpublish, FixedFormatExtClassPtr)

式.には、
Workbookオブジェクト
Worksheetオブジェクト
Rangeオブジェクト
Chartオブジェクト
Sheetsコレクション
Worksheetsコレクション
Chartsコレクション

これらのオブジェクトそれぞれにExportAsFixedFormatメソッドがあります。



名前 説明
Type XlFixedFormatType列挙を指定します。
FileName 保存するファイルの名前を示す文字列。
完全なパスを含めることも、Excel でファイルを現在のフォルダーに保存することもできます。
Quality Xlfixedformatquality列挙定数を指定します。
IncludeDocProperties ドキュメントプロパティを含める必要があることを示す場合はTrueに設定し、省略されたことを示す場合はFalseに設定します。
IgnorePrintAreas Trueに設定すると、発行する場合に印刷範囲が無視されます。
Falseに設定すると、発行時に印刷範囲セットが使用されます。
From 発行を開始するページのページ番号を指定します。
この引数を省略すると、先頭のページから発行が開始されます。
To 発行を終了するページの番号を指定します。
この引数を省略すると、最後のページまで発行します。
OpenAfterPublish Trueに設定すると、ファイルが公開された後にビューアーに表示されます。
Falseに設定すると、ファイルは公開されますが、表示されません。
FixedFormatExtClassPtr FixedFormatExtクラスへのポインターです。

Type:XlFixedFormatType列挙
名前 説明
xlTypePDF 0 PDF - Portable Document Format ファイル (.pdf)
Xltypexps です 1 XPS - XPS ドキュメント (.xps)

Quality:Xlfixedformatquality列挙


名前 説明
Xlqualityminimum 1 最小限の品質
xlQualityStandard 0 標準品質

PDFのオプションについて

エクスポートでPDF出力する時にオプションが指定できます。
このオプションは、マクロVBAでは指定できません。

マクロ VBA PDF XPS

PDF/A準拠について

PDF/Aは文書の長期保存のためのPDFの国際規格です。
PDFを長期に渡って保存しても、表示される内容・色・見栄えが変らずに再生表示できることを目標としたものです。
作成するPDFファイルに対して、さまざまな要求事項や禁止事項を定めています。

PDF/A準拠にした場合、pngやgifの透過が無効となります。
シートで見た時や印刷した時は透過されていても、PDF出力した場合に透過されません。
透過されていない場合は、このチェックを確認してください。

ExportAsFixedFormatの使用例

アクティブシートをPDF出力します。

ActiveSheet.ExportAsFixedFormat Type:=xlTypePDF, _
                Filename:="フルパス\ファイル名.pdf", _
                Quality:=xlQualityStandard, _
                IncludeDocProperties:=True, _
                IgnorePrintAreas:=False, _
                OpenAfterPublish:=True

標準品質
ドキュメントプロパティを含める
発行時に印刷範囲セットを使用
出力後にビューアー表示



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