ExcelマクロVBA入門 | 第22回.条件分岐(Select Case) | Excelマクロの基礎と応用、エクセルVBAの入門・初級・初心者向け解説



最終更新日:2019-01-27

第22回.条件分岐(Select Case)

前回のElseIf以外の、多肢条件分岐の別の書き方があります、

それがSelect Caseになります。

むしろElseIfより、このSelect Caseの方が、より多肢条件分岐に適していると言えます、

Select Caseは、多肢条件分岐に特化したステートメントになります。



Select Caseステートメントです。

Select Case testexpression
    [Case expressionlist-n
        [statements-n]]

    ・・・
    [Case Else
        [elsestatements]]
End Select


testexpression 必ず指定します。
任意の数式または文字列式を指定します。
expressionlist-n

Case 節がある場合は、必ず指定します。
次の形式で指定します。
また、複数指定するときは、カンマ (,) で区切ります。
expression
expression To expressionIs
comparisonoperator expression
引数 expression には数式または文字列を、引数 comparisonoperator には比較演算子を指定します。
キーワード To は、値の範囲を指定するキーワードです。
キーワード To を使って値の範囲を指定するときは、小さい方の値を先 (左側) に指定してください。
キーワード Is は、値の範囲を指定するキーワードで、Is 演算子と Like 演算子以外の比較演算子と共に使われます。
キーワード Is は指定しなくても自動的に設定されます。

statements-n 省略可能です。
引数 testexpression が引数 expressionlist-n のいずれかと一致するとき、一致した引数 statements-n のステートメントが実行されます。
elsestatements 省略可能です。
引数 testexpression が Case 節のいずれとも一致しないとき、引数 elsestatements のステートメントが実行されます。

※これは、ヘルプからの抜粋です。

少し解りずらいです、特にexpressionlist-nについての指定が解りずらいと思います。

日本語で単純化して書くと
Select Case 変数・定数
  Case 変数1・定数1
    変数・定数 = 変数1・定数1の処理
  Case 変数2・定数2
    変数・定数 = 変数1・定数1の処理
  Case Else
    変数・定数が上記以外の処理
End Select


変数・定数には、条件式も含まれます。
条件式の場合は、その結果のTrue,Falseが使われます。
つまり、結果のTrue,Falseという定数を書いたことと同じになります。
Select Case は説明文章をよんでも、むしろ混乱しやいのではないかと思います。
実戦で学んだほうが習得が早いと思います。

例文を読み実際にVBAコードを書いてみて下さい。
そしてVBAを実行し動きと結果を確認しつつ、一つずつ覚えていきましょう。
VBAを実行するときは、ステップイン(F8)で1行ずつ動きを確認してください。

コーディングとデバッグ

デバッグの基礎



例文です。

Select Case 変数
  Case 1
    変数=1の処理
  Case 2
    変数=2の処理
  Case Else
    変数が上記以外の処理
End Select

Select Case 変数
  Case 1, 2
    変数=1 Or 変数=2の処理
  Case 3, 4, 5
    変数=3 Or 変数=4 Or 変数=5の処理
  Case Else
    変数が上記以外の処理
End Select


Select Case 変数
  Case 1 To 2
    変数=1 〜 2の処理
  Case 3 To 5
    変数=3 〜 5の処理
  Case Else
    変数が上記以外の処理
End Select


Select Case 変数
  Case Is <= 2      'Is は書かなければ自動挿入されます。
    変数<=2の処理
  Case Is <= 5
    変数<= 5の処理
  Case Else
    変数が上記以外の処理
End Select

また、

If〜ElseIf〜End Ifは、Select Caseで全て書き直すことが出来ます。

以下のテクニックを使うことで、If〜ElseIf〜End Ifは全てSelect Caseで書き直しが可能です。

If 条件式1 Then
  条件式1が真の処理
ElseIf 条件式2 Then
  条件式2が真の処理
ElseIf 条件式3 Then
  条件式3が真の処理
Else
  全ての条件式が偽の処理
End If


これは、以下のように書き直すことができます。

Select Case True
  Case 条件式1
    条件式1が真の処理
  Case 条件式2
    条件式2が真の処理
  Case 条件式3
    条件式3が真の処理
  Case Else

    全ての条件式が偽の処理
End Select

上記2つは、同一となります。

Select Case True
ここが肝になります。
これにより、以降のCaseに条件式を書くことで、条件を満たしている場合に実行されるようにしています。
つまり、
True = 条件式1 の判定となっており、
これは、
条件式1が条件を満たしている場合は、True = True の判定となり結果は真(True)
条件式1が条件を満たしていない場合は、True = False の判定となり結果は偽(False)



私は、ElseIfは使わずに、Select Caseを好んで使います。
なんとなく見やすいと感じています。
と言いますか、間違いなく見やすいはずです。

Select Caseを覚える前提条件として、Ifステートメントはしっかり覚えておきましょう。





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