VBA入門
第22回.条件分岐(Select Case)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2020-09-01

第22回.条件分岐(Select Case)


マクロ VBA Select Case

前回のElseIf以外にも、多肢条件分岐の別の書き方があります。


それがSelect Caseになります。
むしろElseIfより、このSelect Caseの方が、より多肢条件分岐に適していると言えます。
Select Caseは、多肢条件分岐に特化したステートメントになります。

Select Caseステートメントの構文

Select Case testexpression
    [Case expressionlist-n
        [statements-n]]
    ・・・
    [Case Else
        [elsestatements]]
End Select



testexpression 必ず指定します。
任意の数式または文字列式を指定します。
expressionlist-n

Case 節がある場合は、必ず指定します。次の形式で指定します。
また、複数指定するときは、カンマ (,) で区切ります。
expression
expression To expressionIs
comparisonoperator expression
引数 expression には数式または文字列を、引数 comparisonoperator には比較演算子を指定します。
キーワード To は、値の範囲を指定するキーワードです。
キーワード To を使って値の範囲を指定するときは、小さい方の値を先 (左側) に指定してください。
キーワード Is は、値の範囲を指定するキーワードで、Is 演算子と Like 演算子以外の比較演算子と共に使われます。
キーワード Is は指定しなくても自動的に設定されます。

statements-n 省略可能です。
引数 testexpression が引数 expressionlist-n のいずれかと一致するとき、一致した引数 statements-n のステートメントが実行されます。
elsestatements 省略可能です。
引数 testexpression が Case 節のいずれとも一致しないとき、引数 elsestatements のステートメントが実行されます。

※これは、ヘルプからの抜粋です。

あるCaseで条件を満たした場合は、そのCase句の中のステートメント(次のCaseの手前まで)が実行され、
その後は、End Selectの次のステートメントに進みます。
複数のCaseの条件に一致する場合は、最初に一致したCaseに続くステートメントのみが実行されます。

Case Elseは、どのCaseの選択肢にも 一致するものが見つからない場合に実行されます。
Case Elseは必須ではありませんが、予測できない値を処理するために使用することをお勧めします。
全てのCaseと一致せずに、Case Elseもない場合は、End Selectの後に進みます。

少し解りづらいですね、特にexpressionlist-nについての指定が解りづらいと思います。
以下の例文で理解を深めてください。

Select Case の例文

まずは基本形
Select Case 変数
  Case 1
    '変数=1の処理
  Case 2
    '変数=2の処理
  Case Else
    '変数が上記以外の処理
End Select

Or条件の書き方

Select Case 変数
  Case 1, 2
    '変数=1 Or 変数=2の処理
  Case 3, 4, 5
    '変数=3 Or 変数=4 Or 変数=5の処理
  Case Else
    '変数が上記以外の処理
End Select


範囲指定


Select Case 変数
  Case 1 To 2
    '変数=1 ~ 2の処理
  Case 3 To 5
    '変数=3 ~ 5の処理
  Case Else
    '変数が上記以外の処理
End Select


不等号の使い方

Select Case 変数
  Case Is <= 2 'Is は書かなければ自動挿入されます。
    '変数<=2の処理
  Case Is <= 5
    '変数<= 5の処理
  Case Else
    '変数が上記以外の処理
End Select


Select Caseは、とても使い道が広い汎用的なステートメントです。
If~ElseIf~End Ifは、全てSelect Caseで書き直すことが出来ます。

ElseIfを使ってVBAを書いた場合

If 条件式1 Then
  '条件式1が真の処理
ElseIf 条件式2 Then
  '条件式2が真の処理
ElseIf 条件式3 Then
  '条件式3が真の処理
Else
  '全ての条件式が偽の処理
End If


Select CaseでVBAを書いた場合
Select Case True
  Case 条件式1
    '条件式1が真の処理
  Case 条件式2
    '条件式2が真の処理
  Case 条件式3
    '条件式3が真の処理
  Case Else
    '全ての条件式が偽の処理
End Select

上記2つ(ElseIfとSelect Case)は、同一となります。
私は、ElseIfはあまり使わずに、Select Caseを好んで使います。
なんとなく見やすいと感じています。
と言いますか、間違いなく見やすいはずです。



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