第21回.条件分岐(ElseIf)
前回のIFステートメントでは、真か偽の二択でした。
今回は、もっと多くの分岐が必要な、Ifステートメントで多肢条件分岐の場合の書き方です。
IfステートメントのElseIfの構文
条件式1が真の処理
[ElseIf 条件式2 Then
条件式2が真の処理]
[ElseIf 条件式3 Then
条件式3が真の処理]
・・・
[Else
全ての条件式が偽の処理]
End If
条件式1に合致しない場合(False)は、条件式2が判定されます。
条件式2に合致した場合(True)は、「条件式2が真の処理」が処理されます。
条件式2に合致しない場合(False)は、条件式3が判定されます。
条件式3に合致した場合(True)は、「条件式3が真の処理」が処理されます。
以下ElseIfが続く限り・・・
ElseIfの説明
条件式が真の処理
例えば、
If 条件式1 Then
条件式1が真の処理
ElseIf 条件式2 Then
条件式2が真の処理
ElseIf 条件式3 Then
条件式3が真の処理
Else
全ての条件式が偽の処理
End If
このように書きます。
これを、ElseIfを使わずに書くと、
If 条件式1 Then
条件式1が真の処理
Else
If 条件式2 Then
条件式2が真の処理
Else
If 条件式3 Then
条件式3が真の処理
Else
全ての条件式が偽の処理
End If
End If
End If
この二つのVBAコードは同じになります。
多肢分岐の場合は、ElseIfを使う事で、はるかに見易くなります。
次回の、Select Caseを使う方が、より読みやすいVBAコードになる場合が多いです。
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