ExcelマクロVBA入門
第18回.最終行の取得(End,Rows.Count)

Excelマクロの基礎と応用、エクセルVBAの入門・初級・初心者向け解説
最終更新日:2017-12-10

第18回.最終行の取得(End,Rows.Count)


Excelワークシートにおける表の最終行の取得は、必須技術になります、


エクセルは表計算ソフトです、つまり縦横の表を扱います、

データは横に項目があり、縦に項目に対するデータが入っている事が一般的です。

しかし、そのデータ行数は決まった行数ではない事が普通です。


データは増えたり減ったりするものです。

そして、マクロでは、表の全行に対して処理することが普通です。

しかし、表の全行に対して処理する為には、データの最終行が分からないと、
毎回、最終行の数値を変更しなければならなくなり、そんな面倒な事はしてられません。

では、最終行はどのように取得すればよいでしょうか。


以下の表で説明します。

Excel解説

マクロでは、A2〜A11まで処理したいですよね。

そして、この行数が増えても、マクロは変更すること無く使えるようにしたいです。

手操作で、A列の最終行に移動する場合は、
A1セルが選択されている状態で、

Ctrl + ↓

これで、A11に移動できます。
これをマクロで書くと、

Cells(1, 1).End(xlDown)

になります。


しかし、途中に空欄のセルがある場合、

Excel解説

この場合は、Ctrl + ↓ではA6セルになってしまいます。

この場合は、一旦一下(シートの一番下)のセルに移動してから、

Ctrl + ↑

とやれば、A11に移動できます。

これをマクロで書くと、

Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp)

になります。

Rows.Count

は、シートの行数になります。

2007以降なら1048576です、2003なら65536です。


つまり、シートのA列の最終行から、上に向かって、Ctrl+↑で移動している訳です。

このEndは、Rangeオブジェクトのプロパティで、Rangeオブジェクトを返します
(下で説明)

Endプロパティについて
構文は、
End(Direction)


Directionは、 xlDown : 下へ
xlToLeft : 左へ
xlToRight : 右へ
xlUp : 上へ


ただし、
Cells(1, 1).End(xlDown)


Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp)

これは、最期のセルを表しています、つまり最期のセルのRangeオブジェクトになります。

その行数(行位置)を取得するには、

Cells(1, 1).End(xlDown).RowCells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row

このように、.Rowを指定します。

これで、データの最後の行数を取得できます。

この、.Rowは、Rangeオブジェクトのプロパティで、その行位置を返します。

上記例なら、11が返されます。

返されるとは、つまりは、

Cells(1, 1).End(xlDown).Row11と同じだと言う事です。


最終行を取得する場合は、

まずは

Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row

または

Cells(1, 1).End(xlDown).Row

これは、定型文として丸暗記して下さい。


EndプロパティがRangeオブジェクトを返す。
プロパティは、オブジェクトの属性
のような説明をしてきました。

そのプロパティがオブジェクトを返す
ちょっと解りづらいと思います。

ただ、これを詳しく説明するのは、非常に多くの事を説明しなければなりません。

今は、プロパティには、値の設定・取得をするものと
オブジェクトを返すプロパティがあると言う事だけ知っておいて下さい。


最終行に関する別ページ


最終行・最終列の取得方法(End,CurrentRegion,SpecialCells,UsedRange)
エクセルの表をマクロVBAで扱う時は、データ部分の先頭から最終行までの、開始列から最終列まで処理する事が多いでしょう。開始行や開始列は、ほとんどの場合、見出し行や見出し列の次からになります。ExcelマクロVBAの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説




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