第14回.オプションボタン(OptionButton)の追加
ユーザーフォーム入門として基礎から解説します。
オプションボタンは、複数の項目からの単一選択になります。
ラジオボタン、トグルボタンなどとも呼ばれるものです。
チェックボクスはON/OFF、オプションボタンは複数からの選択になります。
むしろ、コンボボックスやリストボックスの単一選択と同じ機能と言えます。
違いは、見た目の問題になります。
かつ、選択数が少ない場合には、コンボやリストより見た目として分かりやすいコントロールと言えます。
オプションボタンの追加

後は、Captionを指定すれば良いでしょう。
その他のプロパティでは、チェックボックスと同様に、
Alignment
これが、文字を左右どちらに表示するかの指定になります。
オプションボタンの状態設定
自動的に、他のボタンはOFFになります。
Me.opt個人.Value = True ・・・ 企業がOFF、個人がONになります。
全てのオプションボタンのValueをFalseに設定した場合、全てが未選択状態となります。
Me.opt企業.Value = vbNullString
Me.opt個人.Value = vbNullString

If IsNull(Me.opt企業.Value) Then
If IsNull(Me.opt個人.Value) Then
ValueがNullになっているので、True/False判定の前に必ずNull判定をする必要があります。
チェック状態の判定
Me.opt個人.Value = True ・・・ 企業がOFFで、個人がONの状態です。
Select Case True
Case Me.opt企業.Value
'企業がONです
Case Me.opt個人.Value
'個人がONです
Case Else
'何も選択されていません
End Select
このような書き方が解り易いと思います。
オプションボタンは複数が連動する以外は、単純なON/OFFだけになります。
一つのボタンがTrueであれば、他は必ずFalseになっています。
オプションボタンのグループ化
フォームに直接配置した場合は、フォーム全体でグループ化され、
フレーム内に配置した場合は、そのフレーム内でグループ化されます。

フレーム内に配置せずにグループ化する場合は、GroupNameプロパティを使用します。
Me.OptionButton3.GroupName = "group1"
Me.OptionButton4.GroupName = "group1"
Me.OptionButton5.GroupName = "group2"
Me.OptionButton6.GroupName = "group2"

Sub OptionGroup(ByVal argOpt As MSForms.OptionButton)
Dim ctl As MSForms.Control
For Each ctl In argOpt.Parent.Controls
If TypeName(ctl) = "OptionButton" Then
If argOpt.GroupName = ctl.GroupName Then
Debug.Print ctl.Name
End If
End If
Next
End Sub
If TypeName(ctl) = "OptionButton" Then
これでオプションボタンかどうかの判定をしています。
そして、.GroupNameで同一グループの判定をしています。
同じテーマ「ユーザーフォーム入門」の記事
第11回.コンボボックス(ComboBox)の追加
第12回.リストボックス(ListBox)の追加
第13回.チェックボックス(CheckBox)の追加
第14回.オプションボタン(OptionButton)の追加
第15回.ここまでの整理と全VBA
第16回.アクティブコントロールに色を付ける
第17回.Enterキーで次のコントロールに移動する
第18回.2段階のコンボボックス
第19回.数値専用のテキストボックス
第20回.テキストボックスの各種イベント
第21回.ユーザーフォームの各種イベント
新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る
シート関数のCOUNTIFS,SUMIFS,MAXIFSと同じ処理|Power Query(M言語)入門(2023-02-28)
新旧マスタの差異比較|Power Query(M言語)入門(2023-02-28)
有効な最新単価の取得|Power Query(M言語)入門(2023-02-26)
有効な最新単価の取得|Power Query(M言語)入門(2023-02-21)
グルーブ内の最小・最大|Power Query(M言語)入門(2023-02-17)
2つのテーブルのマージ|Power Query(M言語)入門(2023-02-15)
「売上」が数値の行のみ取り込む|Power Query(M言語)入門(2023-02-13)
A列のヘッダー名を変更する|Power Query(M言語)入門(2023-02-11)
CSVのA列が日付の行だけを取り込む|Power Query(M言語)入門(2023-02-10)
列数不定のCSVの取り込み|Power Query(M言語)入門(2023-02-09)
アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る
1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
5.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
6.マクロって何?VBAって何?|VBA入門
7.並べ替え(Sort)|VBA入門
8.エクセルVBAでのシート指定方法|VBA技術解説
9.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
10.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
- ホーム
- マクロVBA応用編
- ユーザーフォーム入門
- オプションボタン(OptionButton)の追加
このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。