第19回.数値専用のテキストボックス
ユーザーフォーム入門として基礎から解説します。
数値専用のテキストボックスの作成です。
数字以外は入力出来ないテキストボックスを作成します。
数値専用のテキストボックスの追加

KeyDownイベントで数値のみに限定
Private Sub txt金額_KeyDown(ByVal KeyCode As MSForms.ReturnInteger, ByVal Shift As Integer)
Select Case KeyCode
Case vbKeyReturn, vbKeyBack, vbKeyDelete, vbKeyTab
Case vbKey0, vbKey1, vbKey2, vbKey3, vbKey4, vbKey5, vbKey6, vbKey7,
vbKey8, vbKey9
Case vbKeyNumpad0, vbKeyNumpad1, vbKeyNumpad2, vbKeyNumpad3, vbKeyNumpad4,
vbKeyNumpad5, vbKeyNumpad6, vbKeyNumpad7, vbKeyNumpad8, vbKeyNumpad9
Case vbKeyLeft, vbKeyUp, vbKeyRight, vbKeyDown
Case 188 '「,」カンマ
Case Else
KeyCode = 0
End Select
End Sub
数字のみ入力可能なテキストボックスになります。
数字以外では、EnterキーやBackSpaceキー、そしてカンマ等々を入力できるようにしておきます。
vbKey0~vbKey9と、vbKeyNumpad0~vbKeyNumpad9
この両方を入れるのを忘れないようにして下さい。
vbKeyNumpadは、テンキーからの入力になります。
数値専用テキストボックスをカンマ編集
テキストボックスを抜けた時にカンマ編集してみましょう。
Private Sub txt金額_Enter()
Call setColor(Me.txt金額)
If IsNumeric(Me.txt金額.Text) Then
Me.txt金額.Text = Format(Me.txt金額.Text, "0")
End If
End Sub
Private Sub txt金額_Exit(ByVal Cancel As MSForms.ReturnBoolean)
If Me.txt金額.Text = "" Then
Exit Sub
End If
If IsNumeric(Me.txt金額.Text) Then
Me.txt金額.Text = Format(Me.txt金額.Text, "#,##0")
Else
MsgBox "数値を入力して下さい。"
Cancel = True
End If
End Sub
Exitイベントでは、数値以外の場合は、抜けないようにしています。
Cancel = True
これで、テキストボックスを抜けないようにしています。
Exit Sub
End If
これが無いと、何も入力していない状態でもテキストボックスを出られなくなってしまいます。
入力必須項目であっても、ここは一旦は、未入力を許可しておい方が使い勝手が良いでしょう。
必須入力のチェックは、OKボタンが押された時点でチェックするようにしたほうが良いです。
Changeイベントで電卓風に
電卓の数値入力のような感じになります。
Private Sub txt金額_Change()
If IsNumeric(Me.txt金額.Text) Then
Me.txt金額.Text = Format(Me.txt金額.Text, "#,##0")
End If
End Sub
これで、数値を入力していくと、3桁ごとに自動でカンマが付くようになります。
ここは、好みで使い分ければ良いと思います。
イベントの使い方によって、いろいろな表現方法ができますので、工夫していろいろ試してみてください。
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