VBA関数
UBound関数

Excelマクロで必須のVBA関数を入門・初級・初心者向けに詳細解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-08-25

UBound関数


UBound関数は、配列の指定された次元で使用できる最大の添字を、長整数型 (Long)の値で返します。


UBound関数

UBound(arrayname[, dimension])

arrayname
必ず指定します。
配列変数の名前です。
変数の標準的な名前付け規則に従って指定します。

dimension
省略可能です。
バリアント型 (内部処理形式 Long の Variant) の値を指定します。
添字の最小値を調べる対象となる配列の次元を示す整数を指定します。
最初の次元なら1、2番目の次元なら2、というように指定します。
省略すると1が指定されたものと見なされます。

UBound 関数は、LBound 関数と組み合わせて、配列のサイズを調べるために使います。
配列の添字の最小値を調べるには、LBound 関数を使います。

UBound関数の注意点

配列の添字の最小値の既定値は、0または1です。
この値は、Option Base ステートメントの設定によって決まります。

Array関数で作成された配列の添字は、0から始まり、Option Baseステートメントの影響は受けません。

Dim、Private、Public、ReDim、Static のいずれかのステートメントでTo節を使って配列の次元を設定すると、添字の最小値に任意の整数値を指定できます。

UBound関数の使用例

Dim MyArray
MyArray = Array("A", "B", "C", "D", "E")
MsgBox UBound(MyArray) ・・・ 4

Dim A(1 To 100, 0 To 3, -3 To 4)
UBound(A, 1) ・・・ 100
UBound(A, 2) ・・・ 3
UBound(A, 3) ・・・ 4


Office VBA リファレンス UBound関数


※VBA関数一覧
マクロVBA関数の一覧と解説です、どんな関数があるかは一度は確認しておくとをお勧めいたします。どんな関数があるだけでも知っておけば、詳細の使い方は実際に使うときに調べても良いでしょう。文字列操作…34 分岐…3 型変換…14 データ判定…10 日付時刻…20 配列…6 ファイル操作…14 数学/財務…28 その他……



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