VBA関数
LBound関数

Excelマクロで必須のVBA関数を入門・初級・初心者向けに詳細解説
最終更新日:2021-12-17

LBound関数


LBound関数は、配列の指定された次元で使用できる最小の添字を、長整数型(Long)の値で返します。


LBound関数

LBound(arrayname[, dimension])

arrayname
必ず指定します。
配列変数の名前です。
変数の標準的な名前付け規則に従って指定します。

dimension
省略可能です。
バリアント型 (内部処理形式 Long の Variant) の値を指定します。
添字の最小値を調べる対象となる配列の次元を示す整数を指定します。
最初の次元なら1、2番目の次元なら2、というように指定します。
省略すると、1が指定されたものと見なされます。

LBound 関数は、UBound 関数と組み合わせて、配列のサイズを調べるために使います。
配列の添字の最大値を調べるには、UBound 関数を使います。

LBound関数の注意点

配列の添字の最小値の既定値は、0または1です。
この値は、Option Baseステートメントの設定によって決まります。

Array関数で作成された配列の添字は、0から始まり、Option Baseステートメントの影響は受けません。

Dim、Private、Public、ReDim、Static のいずれかのステートメントでTo節を使って配列の次元を設定すると、添字の最小値に任意の整数値を指定できます。

LBound関数の使用例

Dim MyArray
MyArray = Array("A", "B", "C", "D", "E")
MsgBox LBound(MyArray) ・・・ 0

Dim A(1 To 100, 0 To 3, -3 To 4)
LBound(A, 1) ・・・ 1
LBound(A, 2) ・・・ 0
LBound(A, 3) ・・・ -3


Office VBA リファレンス LBound関数


※VBA関数一覧
マクロVBA関数の一覧と解説です、どんな関数があるかは一度は確認しておくとをお勧めいたします。どんな関数があるだけでも知っておけば、詳細の使い方は実際に使うときに調べても良いでしょう。文字列操作…34 分岐…3 型変換…14 データ判定…10 日付時刻…20 配列…6 ファイル操作…14 数学/財務…28 その他……



同じテーマ「VBA関数」の記事

TimeSerial関数
TimeValue関数
Array関数
LBound関数
UBound関数
Filter関数
Join関数
Split関数
Dir関数
EOF関数
FileDateTime関数


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

イータ縮小ラムダ(eta reduced lambda)|エクセル入門(2023-11-20)
PIVOTBY関数(縦軸と横軸でグループ化して集計)|エクセル入門(2023-11-19)
GROUPBY関数(縦軸でグループ化して集計)|エクセル入門(2023-11-18)
PY関数(Pythonコードをセル内で実行)|エクセル入門(2023-11-17)
画像「セルに配置」のVBAについて(365の新機能)|VBA技術解説(2023-11-13)
スピルのゴーストの範囲を選択するVBA|ツイッター出題回答 (2023-10-31)
エクセル試験3:月間の所定労働時間|エクセル練習問題(2023-10-04)
エクセル試験2:所得税の計算|エクセル練習問題(2023-10-04)
エクセル試験1:曜日別の平均客単価|エクセル練習問題(2023-10-04)
列全体を指定する時のRangeとColumnsの違い|ツイッター出題回答 (2023-09-24)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
4.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
5.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
6.条件分岐(IF)|VBA入門
7.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
8.並べ替え(Sort)|VBA入門
9.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門
10.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ