IIf関数
IIf関数は、式の評価結果によって、2つの引数のうち1つを返します。
IIf関数
IIf(expr, truepart, falsepart)
expr
必ず指定します。
評価対象の式を指定します。
評価対象の式を指定します。
truepart
必ず指定します。
名前付き引数 expr が真 (True) の場合に返す値または式を指定します。
名前付き引数 expr が真 (True) の場合に返す値または式を指定します。
falsepart
必ず指定します。
名前付き引数 expr が偽 (False) の場合に返す値または式を指定します。
名前付き引数 expr が偽 (False) の場合に返す値または式を指定します。
IIf関数の注意点
IIf 関数では、truepartまたはfalsepartのいずれか一方だけが返されますが、評価は両方の引数に対して行われます。
このため、IIf 関数を使うと、予期しない結果が起きることがあります。
たとえば、名前付き引数falsepartを評価した結果0による除算エラーが発生する場合は、名前付き引数exprが真 (True) であってもエラーが発生します。
この問題があるので、頻繁に使う事はあまりお勧めしません。
IIf関数は、Ifステートメントで書き直すことが出来ます。
このため、IIf 関数を使うと、予期しない結果が起きることがあります。
たとえば、名前付き引数falsepartを評価した結果0による除算エラーが発生する場合は、名前付き引数exprが真 (True) であってもエラーが発生します。
IIf関数は、Ifステートメントで書き直すことが出来ます。
If expr Then
truepart
Else
falsepart
End If
IIf関数の使用例
Dim foo, bar
foo = 50
bar = 100
MsgBox IIf(foo > 0, bar / foo, foo / bar) '→ 2
foo = 100
bar = 50
MsgBox IIf(foo > 0, bar / foo, foo / bar) '→ 0.5
foo = 100
bar = 0
MsgBox IIf(foo > 0, bar / foo, foo / bar) '→「0で除算しました」のエラー、常に真偽両方の引数が評価されます。
マクロVBA関数の一覧と解説です、どんな関数があるかは一度は確認しておくとをお勧めいたします。どんな関数があるだけでも知っておけば、詳細の使い方は実際に使うときに調べても良いでしょう。文字列操作…34 分岐…3 型変換…14 データ判定…10 日付時刻…20 配列…6 ファイル操作…14 数学/財務…28 その他……
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