VBA関数
Switch関数

Excelマクロで必須のVBA関数を入門・初級・初心者向けに詳細解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-08-22

Switch関数


式の一覧を評価し、その一覧で、Trueが指定されている最初の式に関連付けられている値または式を返します。


Switch関数

Switch(expr-1, value-1, [ expr-2, value-2…, [ expr-n, value-n ]])

expr-n
評価するバリアント型(Variant)の式を指定します。
value-n
評価するバリアント型(Variant)の式を指定します。


Trueとなる式が存在しない場合は、Switch関数はNullを返します。

expr-nとvalue-nは必ずペアで指定します。
expr-nとvalue-nが正しくペアリングされていない場合は、実行時エラーが発生します。
式が値として評価できない(配列やオブジェクト等)場合は、実行時エラーが発生します。

Switch関数の注意点

Switchは、1つの式しか返しませんが、すべての式を評価します。
式は左から右に評価され、Trueに評価される最初の式に関連付けられた値が返されます。

Switch(i = 1, "a", i = 2, "b", i = 3, 1 / 0)

これは、常に1 / 0の値評価が行われるため、必ず0除算エラーが発生します。

Switchの使用例

rtn = Switch(i = 1 And j = 1, "a", i = 1, "b", j = 1, "c")

iの値 jの値 結果 
1 1 "a"
1 "b"
1 "c"
以外 Null

Switch関数はSelect Caseステートメントで書き換えが可能です。
前回のElseIf以外に、多肢条件分岐の別の書き方があります。それがSelectCaseになります。むしろElseIfより、このSelectCaseの方が、より多肢条件分岐に適していると言えます。SelectCaseは、多肢条件分岐に特化したステートメントになります。
上記VBAは、以下で書き直すことができます。

Select Case True
  Case i = 1 And j = 1
    rtn = "a"
  Case i = 1
    rtn = "b"
  Case j = 1
    rtn = "c"
  Case Else
    rtn = Null
End Select

どちらが良いかは、時々の判断によりますが、
Switch関数は全ての式を評価してしまう為、一般的には使いづらい関数となります。

他の関数等の引数にネストして直接記述する場合では、
ステートメントを記述できない為に、Switch関数を使うと便利な場合も出てくるかもしれません。

しかし、VBAの読みやすさを考慮し、事前にSelect Case等で変数に入れてから処理することを先に検討したほうが良いでしょう。


Office VBA リファレンス Switch関数


※VBA関数一覧
マクロVBA関数の一覧と解説です、どんな関数があるかは一度は確認しておくとをお勧めいたします。どんな関数があるだけでも知っておけば、詳細の使い方は実際に使うときに調べても良いでしょう。文字列操作…34 分岐…3 型変換…14 データ判定…10 日付時刻…20 配列…6 ファイル操作…14 数学/財務…28 その他……



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