Switch関数
式の一覧を評価し、その一覧で、Trueが指定されている最初の式に関連付けられている値または式を返します。
Trueとなる式が存在しない場合は、Switch関数はNullを返します。
expr-nとvalue-nが正しくペアリングされていない場合は、実行時エラーが発生します。
式が値として評価できない(配列やオブジェクト等)場合は、実行時エラーが発生します。
Switch関数の注意点
式は左から右に評価され、Trueに評価される最初の式に関連付けられた値が返されます。
使用例.
iの値 | jの値 | 結果 |
1 | 1 | "a" |
1 | "b" | |
1 | "c" | |
以外 | Null |
Switch関数はSelect Caseステートメントで書き換えが可能です。
Select Case True
Case i = 1 And j = 1
rtn = "a"
Case i = 1
rtn = "b"
Case j = 1
rtn = "c"
Case Else
rtn = Null
End Select
どちらが良いかは、時々の判断によりますが、
Switch関数は全ての式を評価してしまう為、一般的には使いづらい関数となります。
ステートメントを記述できない為に、Switch関数を使うと便利な場合も出てくるかもしれません。
しかし、VBAの読みやすさを考慮し、事前にSelect Case等で変数に入れてから処理すべきでしょう。
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