A列のヘッダー名を変更する
「パワク6本目」
Power Query(M言語)の問題と解答・解説
ツイッターで問題を出して、それに解答と解説をしていく形でPower QueryとM言語の理解を深めていきます。
パワク6本目
CSVをパワクで取り込みます。
5本目の続きです。
A列のヘッダーは本来は「日付」が正しいのですが、たまに「日付け」となっている場合もあるようです。
※さらに他表記の場合もある。
A列のヘッダを「日付」に統一して出力するようにしてください。
#PowerQuery #M言語
解答コード
let
ソース = Csv.Document(File.Contents("D:\パワク練習\CSV\test.csv"),
[Delimiter=",", Columns=null, Encoding=TextEncoding.Utf8, QuoteStyle=QuoteStyle.None]),
昇格されたヘッダー数 = Table.PromoteHeaders(ソース, [PromoteAllScalars=true]),
A列名 = Table.ColumnNames(昇格されたヘッダー数){0},
列名変更 = Table.RenameColumns(昇格されたヘッダー数,{{A列名, "日付"}}),
変更された型 = Table.TransformColumnTypes(列名変更,{"日付", type date}),
削除されたエラー = Table.RemoveRowsWithErrors(変更された型, {"日付"})
in
削除されたエラー
Table.RenameColumns
これで出来ることは分ります。
問題は先頭列の名前を取得するところです。
これには、
Table.ColumnNames
これでインデックス指定で取得できます。
GUI操作での作成
5本目のクエリでは、A列名が「日付」以外になっているとエラーになってしまいます。
そこで名前の変更をします。
挿入するステッブはA列の「日付」を使う前に入れます。
「適用したステップ」で「昇格されたヘッダー数」までは名前を使っていないので、
ここを選択しると、エラー表示が消えます。
そして「名前の変更」
ヘッター部分をダブルクリックでも変更できます。
「挿入します。」
この時点で「詳細エディター」で観てみると、
Table.RenameColumns(昇格されたヘッダー数,{{"日付け", "日付"}})
「日付け」を「日付」に変更しています。
名前は変更できましたが、今度は「日付け」固定になってしまいました。
そこで、最初の解答コードのように、先頭列の名前を取得して、その名前を使うようにします。
挿入するステッブはA列の「日付」を使う前に入れます。
「適用したステップ」で「昇格されたヘッダー数」までは名前を使っていないので、
ここを選択しると、エラー表示が消えます。
ヘッター部分をダブルクリックでも変更できます。
この時点で「詳細エディター」で観てみると、
let
ソース = Csv.Document(File.Contents("D:\パワク練習\CSV\test.csv"),
[Delimiter=",", Columns=null, Encoding=TextEncoding.Utf8, QuoteStyle=QuoteStyle.None]),
昇格されたヘッダー数 = Table.PromoteHeaders(ソース, [PromoteAllScalars=true]),
#"名前が変更された列 " = Table.RenameColumns(昇格されたヘッダー数,{{"日付け", "日付"}}),
変更された型 = Table.TransformColumnTypes(#"名前が変更された列 ",{"日付", type date}),
削除されたエラー = Table.RemoveRowsWithErrors(変更された型, {"日付"})
in
削除されたエラー
「日付け」を「日付」に変更しています。
名前は変更できましたが、今度は「日付け」固定になってしまいました。
そこで、最初の解答コードのように、先頭列の名前を取得して、その名前を使うようにします。
Table.ColumnNames
Table.ColumnNames(table as table) as list
テーブル table の列名をテキストのリストとして返します。
listで返されますので、{インデックス}
これで取得できることが分かります。
Table.RenameColumns
Table.RenameColumns(table as table, renames as list, optional missingField
as nullable number) as table
テーブル table で列の名前を指定どおりに変更します。
置換操作 renames は、リストで指定された 2 つの値 (古い列名と新しい列名) で構成されます。
列が存在しない場合は、省略可能なパラメーター missingField によって代替手段が指定されていない限り、例外がスローされます (例: MissingField.UseNull、MissingField.Ignore)。
置換操作 renames は、リストで指定された 2 つの値 (古い列名と新しい列名) で構成されます。
列が存在しない場合は、省略可能なパラメーター missingField によって代替手段が指定されていない限り、例外がスローされます (例: MissingField.UseNull、MissingField.Ignore)。
renames as list
これはリストで指定します。
Table.RenameColumns(昇格されたヘッダー数,{{"日付け", "日付"}})
複数列なら、それらを並べて指定します。
Table.RenameColumns(昇格されたヘッダー数,{{"日付け, "日付"},{"項目1","項目A"}})
これはリストで指定します。
Table.RenameColumns(昇格されたヘッダー数,{{"日付け", "日付"}})
複数列なら、それらを並べて指定します。
Table.RenameColumns(昇格されたヘッダー数,{{"日付け, "日付"},{"項目1","項目A"}})
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