エクセル関数応用
VLOOKUPを他の関数でやる方法

Excel関数の解説、関数サンプルと高等テクニック
最終更新日:2020-04-14

VLOOKUPを他の関数でやる方法


VLOOKUP関数は、エクセルの関数の中でもとても良く使われる重要な関数ですが、いくつかの問題点があります。
以下のような問題点がある場合、VLOOKUP関数を使う事が出来ません。
そこで、代替え案を考えてみましょう。


VLOOKUP関数の問題点

問題点1

検索列より左側の列を取り出す場合

問題点2

検索値が255文字を超える時

そこで、他の関数で、これを実現する方法を検討します。

解決方法

解決方法1:INDEX関数 + MATCH関数

=INDEX(範囲,MATCH(検索値,検索範囲,0),列番号)

解決方法2:配列数式

{=IF(MIN(IF(検索範囲=検索値,ROW(検索範囲)-1))=0,"検索値なし",INDEX(取得範囲,MIN(IF(検索範囲=検索値,ROW(検索範囲)-1)),列番号))}
{}は配列数式です、Ctrl+Shift+Enterで入力します。

数式式内の、-1について
数式内に-1が2箇所あります。
これは、2行目から始まっているので-1してます。
もし、1行目に見出しが無く1行目からデータがあるなら、-1は不要です。

もし、3行目からデータが始まっているなら、-2としてください。

配列数式は、いろいろな書き方が可能です。
上記はあくまで一例にすぎません。

解決方法3:255文字に限定する

256文字以上はあきらめて、作業列にLEFT関数で255文字にしておき、
VLOOKUPの検索値もLEFT関数で255文字にする。

作業列=LEFT(検索値範囲,255)
=INDEX(取得範囲,MATCH(LEFT(E2,255),作業列,0),1)

解決方法の具体例

以下の表で検証します。

Excel エクセル VLOOKUP 制限255文字

解決方法1:INDEX関数 + MATCH関数

F2=INDEX($A$2:$A$7,MATCH(E2,$B$2:$B$7,0),1)

解決方法2:配列数式

G2{=IF(MIN(IF($B$2:$B$7=E2,ROW($B$2:$B$7)-1))=0,"なし",INDEX($A$2:$A$7,MIN(IF($B$2:$B$7=E2,ROW($B$2:$B$7)-1)),1))}

Ctrl+Shit+Enterで、{}の配列数式での入力になります
数式式内の、-1について
数式内に-1が2箇所あります。
これは、2行目から始まっているので-1してます。
もし、1行目に見出しが無く1行目からデータがあるなら、-1は不要です。
もし、3行目からデータが始まっているなら、-2としてください。


解決方法3:255文字に限定する

H2=LEFT(B2,255)
I2=INDEX($A$2:$A$7,MATCH(LEFT(E2,255),$H$2:$H$7,0),1)

この結果が上図になります。
しかし、それぞれに長短があります。

解決方法ごとの長所短所

解決方法1:INDEX関数 + MATCH関数

範囲と検索範囲が別々に指定できるので、問題点1.は解決します。
しかし、問題点2.は、依然として解決されていません。

解決方法2:配列数式

範囲と検索範囲が別々に指定できるので、問題点1.は解決します。
問題点2.もIFの配列を使う事で解決しています。

ただし、式がかなり複雑です。
外側のIFで、存在確認をせずに、
{=INDEX($A$2:$B$7,MIN(IF($A$2:$A$7=D2,ROW($A$2:$A$7)-1)),2)}
としてしまうと、検索値が無い場合には、先頭行が返されてしまいます。
また、完全一致以外の検索方法が指定できません。

解決方法3:255文字に限定する

作業列に検索範囲の文字列の左255文字を取り出します。
MATCH関数の検索値もLEFT関数で左255文字にします。
したがって、255文字まで同一で256文字以降に違いがある場合は、これでは検索が正しく行えません。
通常そんなことはあまりないので、そのようなデータがないのなら一番簡単な解決方法になります。


問題点1のみなら方法1
問題点2があるなら、まずは解決方3を検討し、
256文字以降の違いがあるなら、法解決方法2を使えば良いでしょう。



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