エクセル関数超技
【奥義】大量データでの高速VLOOKUP

Excel関数の解説、関数サンプルと高等テクニック
最終更新日:2015-03-09

【奥義】大量データでの高速VLOOKUP


大量データからのVLOOKUPを大量行に設定すると再計算がなかなか終わらなくなります…


そんな経験したことがある人は、少なからずいると思います、

そんな場合に、高速にVLOOKUPを実行する方法です。

以下の表で説明します。

Excel VBA 解説

Excel VBA 解説

※Sheet1は、A列で昇順に並び変えておきます。
  並べ替えては困る場合は、事前に順序番号を振っておき、後で並べ替えし直して下さい。

Sheet2のA列で、Sheet1のA列を検索し、B列を、Sheet2のB列に取り出します。

それぞれ20万件のデータを入れています。


では、
Sheet2のB2セルの計算式

=IF(INDEX(Sheet1!$A$2:$A$200001,
MATCH($A2,Sheet1!$A$2:$A$200001,1),1)=$A2,
VLOOKUP($A2,Sheet1!$A$2:$B$200001,2,TRUE),NA())


少々長い計算式になっています。

全体としてのロジックの流れ

MATCHで近似値検索する
MATCHの返り値を元に、INDEXで値を取得
INDEXの帰り値が、本来の検索値と一致しているかの判定
ここまでが存在確認になります
一致している場合、VLOOKUPを近似値で実行
一致していない場合、#NA

以下で、個別の関数を分解して説明していきます。


IF(存在確認,VLOOKUP実行,NA())

一番外側のIF関数です。検索値の存在確認をしています。
MATCHで近似値の行を取得し、その行の値をINDEXで取得します。
その結果が、検索値と一致しているかを判定しています。NA()は、「#N/A」です。

上記の存在確認

INDEX(Sheet1!$A$2:$A$200001,
MATCH($A2,Sheet1!$A$2:$A$200001,1),1)=$A2

近似値検索のMATCH関数で探した行の値をINDEXで取得します。
その結果が、本来の検索値と同一がを判定しています。

近似値検索なので、同値がない場合でもMATCHが取得されてしまうので、
完全一致しているかの判定になります。

近似値検索は非常に高速に動作します。
しかし、あくまで近似値検索なので、検索値がない場合の判定が必要になるということです。

MATCH($A2,Sheet1!$A$2:$A$200001,1)

第3引数が1がポイントです、近似値(以下)での検索をしています。
この場合は、検索範囲が昇順に並んでいる必要があります。

INDEX(Sheet1!$A$2:$A$200001,MATCHの結果,1)=$A2

MATCHの結果(何番目か)を使用し、INDEXで値を取り出します。
その結果が、本来の検索値と一致しているかの判定です。
MATCHが近似値検索なので、完全一致の行が存在しない場合は、直前の値が取得されるのです。

VLOOKUP($A2,Sheet1!$A$2:$B$200001,2,TRUE)

検索値が存在している場合に、VLOOKUPを実行しています。
第4引数がTRUEがポイントです、MATCHと同じく近似値(以下)での検索をしています。
既に、存在確認ができているので、結果として完全一致での検索と同じになります。


【注意】
範囲指定は、列指定(A:Bのような)はしてはいけません!

列指定した途端に時間がかかるようになってしまいます。


Sheet1の並べ替えを元に戻す必要がある場合は、

Sheet2のB列(計算式を入れた列)は、値の貼り付けで、計算式を削除してから行ってください。


MATCH、VLOOKUPともに、近似値での検索の場合は、二分検索(といわれている)しているので、とても高速に検索されます。

そこで、検索範囲を並び替えし、近似値のみで実現したのが上記計算式になっています。

上記の処理時間は、私の古いノートPCでも数秒で完了します。

普通にVLOOKUPしたら何分かかるかわかりません。

実際に、やり比べてみれば直ぐに実感できるはずです。



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