エクセル関数応用
ワイルドカードが使える関数

Excel関数の解説、関数サンプルと高等テクニック
最終更新日:2020-03-23

ワイルドカードが使える関数


ワークシートの関数で、ワイルドカードが使える関数はかなり限られます。
ワイルドカードが使える関数と、その使い方を説明します。


ワイルドカードについて

検索条件には、半角の疑問符(?)または半角のアスタリスク(*)をワイルドカード文字として使用できます。
疑問符(?)は任意の1文字を表し、
アスタリスク(*)は任意の文字列(0個または1個以上の文字)を表します。
ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に、"~*" のように半角のチルダ (~) を付けます。

=SUMIF(A:A,"*ん*",B:B)
A列で"ん"の文字を含む、A1,A2,A5,A6,A7,A10に対応する、
B1,B2,B5,B6,B7,B10の合計し880になります。
"*ん*"と指定すると(○は何らかの文字を表すとして)
○ん○
ん○○
○○ん
のいずれでも対応します。

もし最期が"ん"で終わる場合のみを対象とする場合は、
"*ん"
と指定します、上表の場合は"みかん"のみ対象となります。

データベース関数を除くExcel2003までの関数

SUMIF
範囲の中で、指定した条件を満たすセルの値を合計します。または、範囲の中で、指定した条件を満たすセルに対応する合計範囲のセルの値を合計します。SUMIF関数の書式 SUMIF(範囲,検索条件[,合計範囲]) ※[]で囲まれている部分は省略可能です。
COUNTIF
範囲の中で、指定した条件を満たすセルの個数を数えます。COUNTIF関数の書式 COUNTIF(範囲,条件) 指定した条件を満たすセルの個数を数えます。1つの条件に基づいてのみカウントできます。複数の条件を使用するには、COUNTIFS関数を使います。
SEARCH
指定された文字列を他の文字列の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置を左端から数え、その位置番号を返します、大文字と小文字は区別されません。SEARCH関数の書式 SEARCH(検索文字列,対象[,開始位置]) ※[]は省略可能です。, 検索文字列 検索する文字列を指定します。
MATCH
セルの範囲内で指定された項目を検索し、その項目の相対的な位置を返します。セル範囲は、縦方向・横方向のどちらでも指定可能です。MATCH関数の書式 MATCH(検査値,検査範囲,照合の型) 検査値 値(数値、文字列、または論理値)、またはこれらの値に対するセル参照を指定できます。
HLOOKUP
検索値で、セル範囲の最初の行を検索し、その範囲の同じ列にある任意のセルから値を返します。Vは横方向(horizontal)の意味です。つまり横方向の表に対して、検索値を横に探す場合に使用します。エクセルの表は、縦方向が基本です。
VLOOKUP
検索値でセル範囲の最初の列を検索し、その範囲の同じ行にある任意のセルから値を返します。Vは縦方向(vertical)の意味です。つまり縦方向の表に対して、検索値を縦に探す場合に使用します。VLOOKUP関数の書式 =VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法) 検索値 表または範囲の左端の列で検索する値を指定します。

データベース関数を除くExcel2007以降

SUMIFS
SUMIFS関数は、SUMIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。COUNTIFS関数は、COUNTIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。範囲の中で、指定した条件を満たすセルの個数を数えます。
COUNTIFS
SUMIFS関数は、SUMIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。COUNTIFS関数は、COUNTIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。範囲の中で、指定した条件を満たすセルの個数を数えます。
AVERAGEIF
条件に一致するセルの平均値(算術平均)を返します。Excel2007以降に追加された関数です。AVERAGEIF関数の書式 AVERAGEIF(範囲,条件,[平均範囲]) 条件に一致するセルの平均値を返します。
AVERAGEIFS
SUMIFS関数は、SUMIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。COUNTIFS関数は、COUNTIF関数の条件が複数指定できるようになったものです。範囲の中で、指定した条件を満たすセルの個数を数えます。

2020年3月現在のOffice365

XLOOKUP
XLOOKUP関数は、範囲または配列を検索し、見つかった最初の一致に対応する項目を返します。VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の両方の機能を備え、さらに新しい機能まで追加された新関数です。VLOOKUP関数、HLOOKUP関数の引数は4個でしたが、XLOOKUP関数の引数はなんと6個あります。
XMATCH
XMATCH関数は、配列またはセル範囲内で指定された項目を検索し、最初に一致した項目の相対的な位置を返します。検索値が見つからない場合は、#N/Aを返します。MATCH関数を機能強化した新関数です。XMATCH関数はスピルで登場した新しい関数です。

ワイルドカードの使用例

以下の表で説明します。

Excel VBA 解説

左の表から、
E1セルの品名と、E2セルのサイズ
この条件で、

件数
点数計
品名(単価)
単価
金額

これらを求める場合です。
まずは、回答例です。

Excel VBA 解説

ワイルドカード文字
(?)半角の疑問符:任意の 1 文字
(*)半角のアスタリスク:任意の文字列

件数
=COUNTIF($A:$A,$E$1 & "*" & $E$2 & "*")

点数計
=SUMIF($A:$A,$E$1 & "*" & $E$2 & "*",B:B)

品名(単価)
=VLOOKUP($E$1 & "*" & $E$2 & "*",$A:$A,1,FALSE)
最期の、単価と金額は、ワイルドカードとは関係ないのですが、参考まで。


$E$1 & "*" & $E$2 & "*"
この部分は、
"みかん*M*"
となり、
みかん○○M○○
このような文字列が対象となります

使用する機会は、そんなに多くはないと思いますが、
必ず押さえておきたい機能です。



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