VBA入門
セルに文字を入れるとは(Range,Value)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2021-08-12

第8回.セルに文字を入れるとは(Range,Value)


前回実行したマクロを、もう少し詳しく見てみましょう。


どうしてこれでセルに値が入るのか。
どうやってVBAを読んだらよいのか。


前回書いたVBAコード

前回書いたVBAは以下の通りです。

Sub 練習1()
  Range("A1") = "おはよう!"
End Sub

これを少しだけ詳しく解説します。


セル番地ついて

先のVBAで、とにかくA1セルに、「おはよう!」と入る事がわかりました。
セルに文字を入れる場合は、

Range("セルの番地") = "入れる文字"

セル番地は、列記号+行番号です、A列1行目のセルなのでA1になります。
マクロVBA 入門 解説


= 記号について

この「=」が少し理解しづらいかもしれません。

この場合の「=」は、「」とでも考えて下さい。
=」の右側の文字・数値を左側に入れると言う事です。

Range("A1") = "おはよう!"
Range("A1") ← "おはよう!"

シートの関数と同じで、文字は"ダブルクォーテーションで囲みます。

このようにVBAを書くことで、セルに文字を入れられる訳です。
Range("B2") = "こんにちは"
これなら、B2セルに、「こんにちは」と入ります。
「入ります」と書きましたが、セルにその文字が表示されると言う事です。


値はValue

セルは色々な側面を持っています。
表示する文字、文字の大きさ、文字の色、背景色、罫線等々
セルの何を、どのようにしたいのか・・・
ここでは、セルの値として文字を入れています。

値は、Valueであり、本来は、

Range("セル番地").Value = "文字"
 ↑           ↑     ↑
セル        の 値  文字を入れる。

このように書きます。
ただし、.Valueは書かなくても良いので先のVBAのように.Valueは省略しても構いません。
Rangeオブジェクト.Valueの省略について
エクセルVBAを教えていて、これほど多く聞かれる質問はないでしょう、RangeやCellsの.Valueは省略したほうが良いか、書いた方が良いか、当然、省略出来ない場合もあれば、オブジェクトとして扱うために.Valueは書けない場合もあります。ですので、結論から言えば、書きたければ書けば良いし、書きたくなければ書か…

VBAを書き慣れてきたら、適宜.Valueを書くようにしてください。
この.Valueの省略についてしっかり理解出来たら、初心者卒業と言っても良いでしょう。


オブジェクトとは、プロパティとは

値以外を扱う場合、例えば、文字の大きさを指定する時は、

Range("セルの番地").Font.Size = 11

このように、セル以降にいろいろと指定が必要です。
(これについては、今後徐々に説明します。)

ここでの、セルオブジェクトと言います。
そして、Valueプロパティと言います。

つまり、

オブジェクト   のプロパティを入れる。
 ↓           ↓     ↓
Range("セル番地").Value = "文字"
 ↑           ↑     ↑
セル       の  値  文字を入れる。

RangeオブジェクトのValueプロパティに文字を入れています。

オブジェクト.プロパティ = 値

このように、オブジェクトの次に「.」を挟んで、プロパティを指定します。
そして、「=」で、値を入れます。

このオブジェクトと呼ばれるものは他にもたくさんあります。
ワークシートもブックもオブジェクトです。

そして、セルはRangeオブジェクトと呼びます。
Rangeオブジェクトには多くのプロパティがあります。
(今後徐々にでてきます。)
※Value以外のプロパティは省略できません。

オブジェクトは対象物、プロパティはその属性になります
今、私が飲んでいる缶ビールをオブジェクトとすると(笑)
入っているビールの量がValueです。
中のビールだって、ドライにラガーといろいろ種類があります。
缶の表面にはいろいろと印刷されています。
これらが、プロパティです。


セルに文字を入れるとは

セルに文字を入れる・表示すると言う事は、

セル(Rangeオブジェクト)のValue(プロパティ)に、文字を入れると言う事なのです。

結果として、指定したセルに文字が入り表示される事になります。

オブジェクト、プロパティと言った用語は、直ぐには理解しがたいと思います。
まずは、そのような言い方をするのだとだけ覚えて下さい。
これらについての詳細な解説は、今後少しずつ説明を深めていきます。




同じテーマ「マクロVBA入門」の記事

第5回.VBEのオプション設定(Option Explicit)
第6回.とにかく書いてみよう(Sub,End Sub)
第7回.マクロを実行するには(F5)
第8回.セルに文字を入れるとは(Range,Value)
第9回.Rangeでのセルの指定方法
第10回.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)
第11回.RangeとCellsの使い方
第38回.セルに計算式を設定(Formula)
第12回.変数宣言のDimとデータ型
第13回.定数宣言のConstと型宣言文字
第14回.文字の結合(&アンパサンド)と継続行(_アンダーバー)


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

還暦のVBA:VBAまでたどりつけるか… (2021-09-29)
VLOOKUPを使うことを基本としてシートを設計すべきか|エクセル雑感(2021-08-17)
コンピューターはブラックボックスで良い|エクセル雑感(2021-08-14)
小文字"abc"を大文字"ABC"に変換する方法|エクセル雑感(2021-08-13)
ADOでテキストデータを集計する|VBAサンプル集(2021-08-04)
VBA学習のお勧めコース|エクセル雑感(2021-08-01)
エクセル馬名ダービー|エクセル雑感(2021-07-21)
在庫を減らせ!毎日棚卸ししろ!|エクセル雑感(2021-07-05)
日付型と通貨型のValueとValue2について|エクセル雑感(2021-06-26)
DXってなんだ? ITと何が違うの?|エクセル雑感(2021-06-24)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.Excelショートカットキー一覧|Excelリファレンス
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.RangeとCellsの使い方|VBA入門
5.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
6.マクロって何?VBAって何?|VBA入門
7.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
8.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
9.セルに文字を入れるとは(Range,Value)|VBA入門
10.並べ替え(Sort)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ