ExcelマクロVBA入門
第105回.Callステートメント

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-07-18

第105回.Callステートメント


プロシージャーの中で他のプロシージャーを呼び出すときに、マクロVBAにおいてCallステートメントを使います。
Callステートメントは、SubプロシージャーやFunctionプロシージャーに制御を渡し、
Call先のプロシージャー終了後は、Callステートメントの次のステートメントに制御が移ります。
ただし、
Functionプロシージャーは、通常は戻り値を使う必要があるのでCallすることは少なくなります。


プロシージャーは適切な機能単位で作ります、
機能単位で作られた複数のプロシージャーを、一連の処理として実行するためにCallステートメントがあります。
プロシージャーをどのような単位で作るか等については、

プログラミングの基本~ロジックの組み立て
プログラミングの基本というと、プログラミング言語の基本文法についての解説と思われるかもしれませんが、ここでは、プログラミングする上で最も大切な考え方、ロジックの組み立て方について解説します、本来は言語は問わないのですが、VBAのサイトですのでVBAを例に解説します。何かをしようとしたとき、どのような手順になるか… これが重要です。

こちらを参考にしてください。
今回は、Callステートメントの文法的な面のみ取り上げて解説します。


Callステートメント

[Call] name [argumentlist]

Call
省略可能なキーワードです。

指定するときは、引数リスト (引数 argumentlist) をかっこで囲む必要があります。

name
必ず指定します。
呼び出すプロシージャの名前を指定します。

argumentlist
省略可能です。
呼び出すプロシージャーにデータを渡すための引数です。

Callステートメントの使用例

Sub sample1()
  '・・・処理・・・
End Sub

Sub sample2(arg1, arg2)
  '・・・処理・・・
End Sub

上記Subプロシージャーに制御を渡す場合のVBA記述方法としては、
Sample1
Call Sample1
sample2 arg1, arg2
Call sample2(arg1, arg2)
このようなVBAの書き方のバリエーションがあります。
Callを省略する場合は、引数リストはかっこで囲わない。
Callを記述した場合は、引数リストはかっこで囲います。

sample2 (arg1, arg2)
これは間違った記述になります。

マクロ VBA Call

かっこの使い方については、以下で詳細に解説しています。
VBAにおける括弧()の使い方
オブジェクトのメソッドや、プロシージャー(Sub、Function)を呼ぶときに、引数を括弧()で囲うのか、囲わないのか… 初心者が赤い文法エラーが出て悩むことの一つです。VBAでは、どんな時に括弧を付けて、どんな時に括弧を付けないのか… ・括弧が必要な場合 ・括弧が不要な場合 これらについて具体的な例とともに解説します。

制御先のプロシージャーが終了した後は、Callの次のステートメントに制御が移ります。

Sub sample1()
  '・・・処理A・・・
  Call sample2
  '・・・処理B・・・
End Sub

Sub sample2()
  '・・・処理C・・・
End Sub

上記では、
処理A→処理C→処理B
この順に処理されます。


引数の使い方については、次々回の、
第107回.プロシージャーの引数

Subプロシージャー、Functionプロシージャーにおける、引数リストの指定について説明します。引数は、呼び出し先のプロシージャーに渡すデータを指定するものです。Callステートメントでプロシージャーを呼び出すときに指定する引数を、呼び出される側のプロシージャーで受け取る記述についてのVBA記述の説明になります。
こちらで解説しています。



同じテーマ「マクロVBA入門」の記事

第102回.Intersectメソッド
第103回.Unionメソッド
第104回.GetPhoneticメソッドとSetPhoneticメソッド(フリガナ)
第105回.Callステートメント
第106回.Functionプロシージャー
第107回.プロシージャーの引数
第108回.変数の適用範囲(スコープ,Private,Public)
第109回.列挙型(列挙体)Enum
第110回.ユーザー定義型・構造体(Type)
第111回.静的配列
第112回.動的配列(Redim)


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

VBAにおける変数のメモリアドレスについて|VBA技術解説(11月8日)
空文字列の扱い方と処理速度について(""とvbNullString)|VBA技術解説(1月7日)
Errオブジェクトとユーザー定義エラー|VBA入門(11月5日)
シングルクォートの削除とコピー(PrefixCharacter)|VBA技術解説(11月4日)
ユーザー定義型の制限とクラスとの使い分け|VBA技術解説(11月3日)
クリップボードに2次元配列を作成してシートに貼り付ける|VBA技術解説(11月1日)
VBAクラスを使ったイベント作成(Event,RaiseEvent,WithEvents)|VBA技術解説(10月31日)
VBAクラスのAttributeについて(既定メンバーとFor Each)|VBA技術解説(10月19日)
VBAの用語について:ステートメントとは|VBA技術解説(10月16日)
VBAのマルチステートメント(複数のステートメントを同じ行に)|VBA技術解説(10月14日)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
3.RangeとCellsの使い方|ExcelマクロVBA入門
4.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
5.変数宣言のDimとデータ型|ExcelマクロVBA入門
6.繰り返し処理(For Next)|ExcelマクロVBA入門
7.マクロって何?VBAって何?|ExcelマクロVBA入門
8.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
9.空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula)|VBA技術解説
10.セルに文字を入れるとは(Range,Value)|VBA入門



  • >
  • >
  • >
  • Callステートメント

  • このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


    記述には細心の注意をしたつもりですが、
    間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
    なお、掲載のVBAコードは自己責任で使ってください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。




    このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
    本文下部へ