VBA入門
第141回.行・列の表示・非表示・列幅・行高

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2020-10-03

第141回.行・列の表示・非表示・列幅・行高


行または列を非表示にしたり、逆に表示したりする場合のマクロVBAについて説明します。
また、あるセルが表示されているか(可視セルか)の判定方法について解説します。


行や列はRangeオブジェクトです。
表示・非表示は、RangeオブジェクトのHiddenプロパティTrue/Falseを設定することで行います。
列幅はColumnWidth行高はRowHeightで設定します。

Rangeのプロパティ一覧 ・・・ 詳細解説ページへのリンクあり
エクセルの基本である、Rangeオブジェクトのプロパティの一覧です。太字リンク付きは、詳細解説ページ、または、応用したVBAコードがあるページにリンクしています。Excel2010までのRangeオブジェクトのプロパティ一覧 Excel2016で追加されたRangeオブジェクトのプロパティ一覧 CommentThreaded 範囲の左上隅のセルに関連付け…
Rangeのメソッド一覧 ・・・ 詳細解説ページへのリンクあり
エクセルの基本である、Rangeオブジェクトのメソッドの一覧です。太字リンク付きは、詳細解説ページ、または、応用したVBAコードがあるページにリンクしています。Excel2010までのRangeオブジェクトのメソッド一覧 Excel2013で追加されたRangeオブジェクトのメソッド一覧 FlashFill Trueは、

セルの非表示

セル単独では非表示にすることはできません。

Cells(3, 3).Hidden = True

これは、実行時にエラーとなります。

VBA マクロ セルの非表示

行または列に対してのみ、表示・表示を設定することができます。

行の表示・非表示

行の表示・非表示

Rows(行または行範囲).Hidden = True '非表示

Rows(行または行範囲).Hidden = False '表示

行の表示・非表示の使用例

3行目を非表示
Rows(3).Hidden = True

Cells(3, 3).EntireRow.Hidden = True

3行~5行を非表示
Rows("3:5").Hidden = True

Range("C3:E5").EntireRow.Hidden = True

上記のTrueをFalseに変更すれば表示になります。

列の表示・非表示

列の表示・非表示

Columns(列または列範囲).Hidden = True '非表示

Columns(列または列範囲).Hidden = False '表示

行・列の表示・非表示の使用例

C列を非表示
Columns(3).Hidden = True

Columns("C").Hidden = True

Cells(3, 3).EntireColumn.Hidden = True

C列~E列を非表示
Columns("C:E").Hidden = True

Range("C3:E5").EntireColumn.Hidden = True

上記のTrueをFalseに変更すれば表示になります。

セルが表示されているか(可視セルか)の判定方法

そのセルの行または列が非表示(不可視)かどうかで判定
If Cells(3, 3).EntireRow.Hidden Or _
  Cells(3, 3).EntireColumn.Hidden Then
  MsgBox "非表示"
Else
  MsgBox "表示"
End If

C3セルが可視セルか(表示されているか非表示か)を判定しています。

可視セル(SpecialCellsのxlCellTypeVisible)に含まれているかで判定
Sub sample()
  MsgBox isHidden(Range("C3"))
End Sub

Function isHidden(ByVal argRange As Range) As Boolean
  On Error Resume Next
  Dim myRange As Range
  Set myRange = argRange.SpecialCells(xlCellTypeVisible)
  If Err Then
    isHidden = True
    Exit Function
  End If
  If Intersect(argRange, myRange) Is Nothing Then
    isHidden = True
  Else
    isHidden = False
  End If
End Function

上記VBAの関数Functionは引数のセルが非表示の時Trueを返します。
VBA関数以外に、Excelワークシート関数をマクロVBAで使うことが出来ます、ワークシート関数は、VBA関数よりはるかに多くの関数があるので、ぜひ活用したいところです。。ワークシート関数を使う事で、VBAコードを非常に簡潔に記述することが出来る場合が多いものです。

滅多にないとは思いますが、全セルが非表示の場合には、SpecialCellsがエラーになります。
数式の入っているセル、定数の入っているセル、条件付き書式の設定されているセル、これらをシート全体やセル範囲の中から一括で取得する方法がVBAにはあります。手動でのジャンプ機能のセル選択をVBAで使うことができます。VBAでは、RangeオブジェクトのSpecialCellsメソッドがこの機能に該当します。

これに対処するために、On Error Resume Nextをいれて判定しています。
引数のセルが可視セルと重なっているかをIntersect関数 で判定しています。
IntersectメソッドはApplicationのメソッドで、複数のセル範囲の、重なっている部分のセル範囲を取得することが出来ます。あるセルが、特定セル範囲内にあるかどうかを判定したり、セル範囲の中から、特定の列や行の部分だけを取り出したりする場合に使います。

列幅・行高

Dim ws As Worksheet
Set ws = ActiveSheet

'列幅:文字数で指定する
ws.Columns(2).ColumnWidth = 30
'列幅:列全体で自動調整
ws.Columns(3).EntireColumn.AutoFit
'列幅:セルで自動調整
ws.Cells(1, 4).Columns.AutoFit

'行高:ポイントで指定する
ws.Rows(2).RowHeight = 20
'行高:行全体で自動調整
ws.Rows(3).EntireRow.AutoFit
'行高:列とは違い、行全体で判定されます
ws.Cells(4, 1).Rows.AutoFit

列幅の1単位は、標準スタイルの1文字の幅です。
行高はポイントです。
列幅と行高では単位が違うため設定しづらくなっています。
列幅・行高をDPI取得しピクセルで指定する
VBAでは、ワークシートの列幅は文字数、行高はポイントで設定します。これらでの指定は便利な時もありますが、VBAで設定する場合に不便になる事も多くあります。そもそも、列幅と行高が別々の単位になっているので設定しづらいのです。




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