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Rangeオブジェクトのプロパティ一覧

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公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-08-16

Rangeオブジェクトのプロパティ一覧


エクセルの基本である、Rangeオブジェクトのプロパティの一覧です。


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Excel2010までのRangeオブジェクトのプロパティ一覧


名前 説明
AddIndent セル内の文字列の配置が縦または横に均等に設定される場合に、文字列を自動的にインデントするかどうかを調べます。
Address セル範囲への参照を取得します。
AddressLocal 指定したセル範囲への参照をユーザーの言語で取得します。
AllowEdit 保護されたワークシートにあるセル範囲が編集可能かどうかを調べます。
Application MicrosoftExcelアプリケーションを表すApplicationオブジェクトを取得します。
Areas 複数の選択範囲にあるすべてのセル範囲を表すAreasコレクションを取得します。
Borders スタイルまたはセル範囲(条件付き書式の一部として定義された範囲を含む)の罫線を表すBordersコレクションを取得します。
Cells 指定した範囲のセルを表すRangeオブジェクトを取得します。
Characters オブジェクトの文字列内の文字の範囲を表すCharactersオブジェクトを取得します。
Column 指定されたセル範囲の最初の領域で、最初の列番号を数値で取得します。
Columns 指定したセル範囲の列を表すRangeオブジェクトを取得します。
ColumnWidth 指定したセル範囲内のすべての列の幅を設定します。
Comment セル範囲の左上隅のセルに関連付けられているコメントを表すCommentオブジェクトを取得します。
Count コレクション内のオブジェクトの数を取得します。
CountLarge コレクション内のオブジェクトの数を表す値を返します。バリアント型(Variant)の値を使用します。
Countプロパティと同じように機能します。
ただし、指定した範囲のセル数が 2147483647 (2048 列未満) の場合、 Countプロパティではオーバーフローエラーが発生します。
しかし、 Countlargeプロパティは、ワークシートの最大サイズ (17179869184 セル) までの範囲を処理できます。
Creator 指定したオブジェクトの作成元のアプリケーションを示す32ビットの整数値を取得します。
CurrentArray 指定したセルが配列の一部である場合、配列全体を表すRangeオブジェクトを取得します。
CurrentRegion 現在の選択範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
Dependents 対象となるセルを直接、または間接に参照している参照先のセル範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
DirectDependents セルを直接参照しているすべてのセル範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
DirectPrecedents セルが直接参照している参照元のすべてのセル範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
DisplayFormat 指定した範囲の表示設定を表すDisplayFormatオブジェクトを取得します。
Excel2010から追加されたプロパティです。
End セルが含まれる領域の終端のセルを表すRangeオブジェクトを取得します。
EntireColumn 指定したセル範囲に含まれる1列または複数の列全体を表すRangeオブジェクトを取得します。
EntireRow 指定したセル範囲に含まれる1行または複数の行全体を表すRangeオブジェクトを取得します。
Errors エラーチェックの各オプションの状態を取得することができます。
Font 指定したオブジェクトのフォントを表すFontオブジェクトを取得します。
FormatConditions 指定したセル範囲のすべての条件付書式を表すFormatConditionsコレクションを取得します。
Formula オブジェクトの数式を、A1形式の表記形式でコード記述時の言語で設定します。
FormulaArray セル範囲の配列数列を設定します。
FormulaHidden ワークシートが保護されている場合に、数式を非表示にするかどうかを調べます。
FormulaLabel 指定されたセル範囲の数式ラベルの種類を設定します。
FormulaLocal 指定したオブジェクトの数式をA1形式で、ユーザーの言語で設定します。
FormulaR1C1 指定したオブジェクトの数式をR1C1形式で、コード記述時の言語で設定します。
FormulaR1C1Local 指定したオブジェクトの数式をR1C1形式で、ユーザーの言語で設定します。
HasArray 指定したセルが配列数式の一部であるかどうかを調べます。
HasFormula セル範囲内のすべてのセルに数式が入力されているかどうかを調べます。
Height セル範囲の高さです。
Hidden 行または列が非表示であるかどうかを調べます。
HorizontalAlignment 指定したオブジェクトの水平方向の配置を設定します。
Hyperlinks セル範囲のハイパーリンクを表すHyperlinksコレクションを取得します。
ID ページをWebページとして保存する場合に、指定されたセルの識別用ラベルを設定します。
IndentLevel セルまたはセル範囲のインデントのレベルを設定します。
Interior 指定したオブジェクトの内部を表すInteriorオブジェクトを取得します。
Item 指定したセル範囲からの相対位置にあるセル範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
Left 列Aの左端からセル範囲の左端までの距離です。
ListHeaderRows 指定したセル範囲の中の見出し行の数を取得します。
ListObject RangeオブジェクトまたはQueryTableオブジェクトに対してListObjectオブジェクトを取得します。
LocationInTable 指定したセル範囲の左上隅のセルがPivotTableレポートのどの部分に当たるかを表す定数を取得します。
Locked オブジェクトがロックされているかどうかを調べます。
MDX 指定されたRangeオブジェクトのMDX名を返します。値の取得のみ可能で、文字列型(String)の値を使用します。
MergeArea 指定したセルを含んでいる結合されたセル範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
MergeCells セル範囲またはスタイルに結合されたセルが含まれているかどうかを調べます。
Name オブジェクトの名前を設定します。
Next 次のセルを表すRangeオブジェクトを取得します。
NumberFormat オブジェクトに含まれる文字列や数値の表示形式を示す文字列を設定します。
NumberFormatLocal オブジェクトの表示形式の文字列を使用言語の文字列に設定します。
Offset 指定したセル範囲からオフセットする範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
Orientation 文字列の向きを取得します。
OutlineLevel 指定した行または列の現在のアウトラインレベルを設定します。
PageBreak 改ページの位置を設定します。
Parent 指定したオブジェクトの親オブジェクトを取得します。
Phonetic セル内の特定のふりがなテキストの文字列についての情報を含むPhoneticオブジェクトを取得します。
Phonetics 指定したセル範囲にあるPhoneticsコレクションを取得します。
PivotCell ピボットテーブル内のセルを表すPivotCellオブジェクトを取得します。
PivotField 指定した範囲の左上隅を含むピボットテーブルフィールドを表すPivotFieldオブジェクトを取得します。
PivotItem 指定した範囲の左上隅を含むピボットテーブル項目を表すPivotItemオブジェクトを取得します。
PivotTable 指定した範囲の左上隅を含むピボットテーブルレポートまたはピボットグラフレポートに関連するピボットテーブルレポートを表すPivotTableオブジェクトを取得します。
Precedents セルが直接または間接に参照している参照元を表すRangeオブジェクトを取得します。
PrefixCharacter セルの接頭辞を取得します。
Previous 前のセルを表すRangeオブジェクトを取得します。
QueryTable 指定したRangeオブジェクトを含むクエリテーブルを表すQueryTableオブジェクトを取得します。
Range 単一のセルまたはセル範囲を表すRangeオブジェクトを取得します。
ReadingOrder 指定したオブジェクトの読み取り順序を設定します。
Resize 指定したセル範囲のサイズを変更します。
Row 指定したセル範囲の最初の領域の先頭行の番号を取得します。
RowHeight 指定したセル範囲内のすべての行の高さをポイント単位で取得します。
Rows 指定したセル範囲の行を表すRangeオブジェクトを取得します。
ServerActions Rangeオブジェクトに対してSharePointServer上で実行できるアクションを指定します。
ShowDetail Trueを設定すると、指定したセル範囲のアウトラインを展開(詳細行または詳細列を表示)します。
ShrinkToFit 使用可能な列幅に収まるように文字列が自動的に縮小されるかどうかを調べます。
SparklineGroups 指定された範囲から既存のスパークラインのグループを表すSparklineGroupsオブジェクトを返します。読み取り専用です。
SmartTags 指定したセルの識別子を表すSmartTagsオブジェクトを取得します。
SoundNote このプロパティは、使用しないでください。サウンドメモはMicrosoftExcelから削除されました。
Style 指定した範囲のスタイルを表すStyleオブジェクトを取得します。
Summary セル範囲がアウトラインの集約行または集約列であるかどうかを調べます。
Text 指定したオブジェクトの文字列を設定します。
Top 行1の上端からセル範囲の上端までの距離をポイント単位で取得します。
UseStandardHeight Rangeオブジェクトの行の高さがシートの標準の高さに等しいかどうかを調べます。
UseStandardWidth Rangeオブジェクトの列の幅が、シートの標準の幅に等しいかどうかを調べます。
Validation 指定したセル範囲の入力規則を表すValidationオブジェクトを表します。
Value 指定したセル範囲の値を設定します。
Value2 セルの値を設定します。
VerticalAlignment 指定したオブジェクトの垂直方向の配置を設定します。
Width ポイント単位のセル範囲の幅です。
Worksheet 指定したセル範囲を含むワークシートを表すWorksheetオブジェクトを取得します。
WrapText オブジェクトの文字列が折り返されるかどうかを調べます。
XPath 指定したRangeオブジェクトにマッピングされている要素のXPathを表すXPathオブジェクトを取得します。


Excel2016で追加されたRangeオブジェクトのプロパティ一覧

CommentThreaded 範囲の左上隅のセルに関連付けられているスレッドコメントを表す、コメントスレッドオブジェクトを返します。
※Excel2016以降
HasRichDataType True範囲内のすべてのセルに、Richデータ型が含まれている場合。False場合は、範囲内のセルにリッチデータ型が含まれていない場合。それ以外の場合はnull。バリアント型(Variant)の値を使用します。
※Excel2016以降
LinkedDataTypeState 範囲内の、株式、地理など、リンクされたデータ型の状態に関する情報を返します。使用できる値は、XlLinkedDataTypeState列挙体の値です。読み取り専用です。
※Excel2016以降


スピルにより追加されたRangeオブジェクトのプロパティ一覧

HasSpill 範囲内のいずれかのセルがスピル範囲に含まれる場合は、Trueが返されます。
そうでない場合(全てのセルがスピル範囲外の場合)は、Falseが返されます。
SpillingToRange セルの数式がスピルする場合は、スピル範囲を返します。
そうでない場合は、エラーが返されます。
SpillParent セルがスピルのメンバーである場合は、担当する式を含むセルを返します。
そうでない場合は、エラーが返されます。
Formula2 Formulaプロパティのスピル対応。
Formulaとの違いは、スピルするかどうかの違いです。
Formulaはスピルしません、「共通部分の参照」となります。
これに対して、Formula2はスピルします。
Formula2Local FormulaLocalのスピル対応。
Formula2R1C1 FormulaR1C1のスピル対応。
Formula2R1C1Local FormulaR1C1Localのスピル対応。




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