ExcelマクロVBAサンプル集
指定セルに名前定義されているか判定する

ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説
最終更新日:2019-10-27

指定セルに名前定義されているか判定する


名前定義は、マクロVBAでは、セル位置の特定において重要な役割を持ちます、
あるセルが名前定義されているか判定するマクロVBAになります。
ここでは、名前定義されている場合は、その名前定義を削除するVBAサンプルとしています。


指定セル範囲が何らかの名前定義に含まれているか



Sub sample()
  Dim rng As Range
  Set rng = Range("A1")
  Call sample1(rng)
End Sub

Sub sample1(rng As Range)
  Dim nm As Name
  For Each nm In Names
    If Not Intersect(rng, Range(nm.RefersTo)) Then
      nm.Delete
    End If
  Next
End Sub

上記では、指定セルが、何らかの名前定義に含まれている場合、
その名前定義を削除しています。

指定セルは、単一セルである必要はありません。
複数セルであるセル範囲で指定した場合は、
指定されたセル範囲のいずれかのセルが、名前定義に含まれている場合に削除されます。
これで良い場合もあるとは思いますが、ちょっと不都合な場合が多いと思います。

指定セル範囲と同一範囲の名前定義があるか

Sub sample()
  Dim rng As Range
  Set rng = Range("A1")
  Call sample2(rng)
End Sub



Sub sample2(rng As Range)
  Dim nm As Name
  For Each nm In Names
    If rng.Address = nm.RefersToRange.Address Then
      nm.Delete
    End If
  Next
End Sub

sample1との違いは、指定セル範囲が名前定義の参照範囲と完全一致で判定している事だけです。
その使うシーンに合わせて使い分けて下さい。

すでに設定されている名前定義を削除してから再設定

単一セルに対して、名前定義を行うマクロVBAにおいて、
すでに設定されている名前定義を削除してから再設定する場合は、
sample2を応用して、以下のようなマクロVBAコードにすれば良いでしょう。

Sub sample()
  Dim rng As Range
  Set rng = Range("A1")
  Call sample3(rng, "NewName")
End Sub

Sub sample3(rng As Range, strName As String)
  Dim nm As Name
  For Each nm In Names
    If rng.Address = nm.RefersToRange.Address Then
      nm.Delete
    End If
  Next
  rng.Parent.Parent.Names.Add Name:=strName, RefersToLocal:="=" & rng.Address(External:=True)
End Sub

最後の、
rng.Parent.Parent.Names.Add Name:=strName, RefersToLocal:="=" & rng.Address(External:=True)
この部分が、ちょっと分かりづらいかもしれません。
Rangeの親(Parent)はSheetになり、
そのSheetの親(Parent)はBookになります。
つまり、てっとり早く書くなら、
Thisworkbook.Names.Add

Activeworkbook.Add
これで問題ありません。

ここでは、ブックにとらわれずに、引数に指定されたRangeのBookに対して、
名前定義をするようにする為に、
rng.Parent.Parent.Names.Add
このように、ちょっと回りくどい書き方をしました。

単に名前定義の参照範囲を変更したい場合は、

Range("E2:G10").Name = "test"

このような書き方をすれば、名前定義が無ければ新規に名前定義されますし、
既に名前定義が存在すれば、参照範囲が変更されます。
ただし、この書き方ではブック範囲の名前定義しか作成できません。

マクロVBAでの名前定義について

名前定義は、マクロVBA開発において、
フレキシブルなVBAコードにする為には必須機能となります。
その場合に、大量の名前定義は手操作で追加するのでは大変になりますので、
このように、マクロVBAで簡単に設定できるようにしておくと効率が良くなります。

第92回.名前定義(Names)|VBA入門
名前定義をマクロVBAで扱う場合の解説になります、名前定義は、複数セル範囲や単一セルに対して名前を付けることで、そのセル範囲を参照する時に名前で参照できるようにするものです。名前で参照できることで、セル位置(行位置、列位置)を固定値で指定しなくて済むようになります。

名前定義の一覧と削除(Name)
名前定義は使い方によっては、とても便利な機能ですが、長く使っているブックでは、とても多くの名前定義が入ってしまっていたり、参照エラーを起こしている名前定義が多数あったりと、管理に困る場合も多々出てきます。これらが発生する原因としては、ブック間のシートコピーで増えていってしまったり、シートおよびセルの削除によって参照エラーになったままにしておくことで、



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