VBAサンプル集
入力規則のリスト入力の妥当性判定

ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説
最終更新日:2020-04-12

入力規則のリスト入力の妥当性判定


入力規則のリスト入力は、Excelの機能の中でも頻繁に使われる機能です。


入力規則の目的として、リスト内のデータのみの入力に限定したいと言う事になりますが、
コピペで値の貼り付けを行うと、どんな値でも入力出来てしまいます。

このエクセルの仕様はとても不便なものですが仕方ありません。
結果として想定外の値が入力されてしまう事がある以上、入力値のチェックは必要になってきます。

以下は、入力規則を設定したセル値が正しい値かどうかを判定する方法になります。

入力規則に反するデータかの判定Function



Function isValidationOk(ByVal rng As Range) As Boolean
  If rng.Validation.Value Then
    isValidationOk = True
  Else
    isValidationOk = False
  End If
End Function

入力規則に反しているかどうかだけであれば、これだけで判定できます。
.Validation.Value
Trueなら入力規則に適合したデータ
Falseなら入力規則に反したデータ

初期掲載時は、この後の紹介するVBAと同様のVBAを掲載していました。
しかし、単に判定するだけなら上記VBAで良いという事で追記しました。

とはいえ、これだけではつまらないので、自力で入力規則のデータを調べてみましょう。
ただし、タイトルにある通りリスト入力限定です。
全部の入力規則に自力で対応するのはかなり大変です。

入力規則のリスト入力の妥当性を判定Function

Function isValidationOk(ByRef argRange As Range) As Boolean
  Dim myRange As Range
  Dim strList As String
  
  On Error Resume Next
  isValidationOk = True
  
  '空欄はOKとする
  If argRange.Value = "" Then Exit Function
  
  '入力規則のリストかどうか
  If argRange.Validation.Type = xlValidateList Then
    '入力規則がない場合はエラーが発生するので
    If Err.Number > 0 Then Exit Function
  Else
    '入力規則のリスト以外はチェックしない
    Exit Function
  End If
  
  If Left(argRange.Validation.Formula1, 1) = "=" Then
    'リストがセル範囲指定の場合
    Set myRange = Application.Range(Mid(argRange.Validation.Formula1, 2))
    If WorksheetFunction.CountIf(myRange, argRange) > 0 Then
      Exit Function
    End If
  Else
    'リストデータが直接指定の場合
    strList = "," & argRange.Validation.Formula1 & ","
    If strList Like "*," & argRange.Value & ",*" Then
      Exit Function
    End If
  End If
  
  '入力規則のリストにないのでエラー
  isValidationOk = False
End Function

入力規則において、直接リストデータを入れている場合は、
.Validation.Formula1には、"A,B,C,・・・"とカンマ区切りの文字列が入っています。
そこで、前後に,カンマを付け足して、",文字列,"でLike判定しています。
文字列比較において部分一致やパターンマッチングでの文字列比較を行う時に使うのがLike演算子です。Like演算子は、2つの文字列のパターンマッチングを行い、規則に一致しているかどうかの結果をTrue(一致)またはFalse(不一致)で返します。

他のセル範囲を参照している場合は、"="に続けてセル範囲のアドレスが入っています。
他のシートならシート修飾が付いていて、同一シートならセルアドレスだけが取得されます。
そこでこの=の後ろの文字列からセル範囲を取得し、
そのセル範囲に対して、シートのCountIf関数で判定しています。
範囲の中で、指定した条件を満たすセルの個数を数えます。COUNTIF関数の書式 COUNTIF(範囲,条件) 指定した条件を満たすセルの個数を数えます。1つの条件に基づいてのみカウントできます。複数の条件を使用するには、COUNTIFS関数を使います。
Match関数
セルの範囲内で指定された項目を検索し、その項目の相対的な位置を返します。セル範囲は、縦方向・横方向のどちらでも指定可能です。MATCH関数の書式 MATCH(検査値,検査範囲,照合の型) 検査値 値(数値、文字列、または論理値)、またはこれらの値に対するセル参照を指定できます。
Findメソッド
Findメソッドは、VBAでセル範囲内の条件に当てはまるセルを検索するものです。Findメソッドは、Rangeオブジェクトのメソッドで、ワークシート操作の「検索と置換」の「検索」の機能をVBAで使うものです。上の画像では「検索する文字列」だけしか指定できませんが、「オプション」をクリックすると、
これらでも判定できますが、このような場合はCountIf関数が簡単でしょう。

入力規則の妥当性判定Functionの使用例



Sub sample()
  Dim rtnMsg As String
  Dim rng As Range
  rtnMsg = ""
  For Each rng In Selection
    If isValidationOk(rng) = False Then
      rtnMsg = rtnMsg & rng.Address & vbLf
    End If
  Next
  If rtnMsg = "" Then
    MsgBox "全て入力規則に適合しています。"
  Else
    MsgBox "入力値不正" & vbLf & rtnMsg
  End If
End Sub

sampleでは、選択セル範囲において、入力規則のリスト内のデータか判定し、
それ以外が入力されている場合は、メッセージを表示しています。

本来なら入力規則まで設定してあるのに、他の値を入れてしまう事自体に問題があると思います。
それは、使用者に対する注意事項として伝えるへきものです。
しかし、
万一コピペ等でリスト以外のデータが入力されてしまった場合に、その後の処理に支障をきたすのであれば、やはりチェックしておく必要出てきます。
そのような場合があれば、参考にして下さい。



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