VBAサンプル集
右クリックメニューの変更(CommandBars)

ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2025-09-02

右クリックメニューの変更(CommandBars)


セルを右クリックした時のショートカットメニューを変更します、
右クリックメニューからマクロを起動できるようにすることで利便性が向上します。
マクロVBAの起動方法として、簡便な手段のひとつと言えます。



シートモジュールに以下を追加

Private Sub Worksheet_BeforeRightClick(ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)
  Dim cmdBra1 As CommandBarControl
  Dim cmdBra2 As CommandBarControl
  '標準状態にリセット
  Application.CommandBars("Cell").Reset
  '全てのメニューを一旦削除
  For Each cmdBra1 In Application.CommandBars("Cell").Controls
    cmdBra1.Visible = False
  Next
  '以下で、新規のメニューを追加
  Set cmdBra1 = Application.CommandBars("Cell").Controls.Add()
  With cmdBra1
    .Caption = "AA"
    .FaceId = 2
    .OnAction = "AA"
  End With
  Set cmdBra1 = Application.CommandBars("Cell").Controls.Add(Type:=msoControlPopup)
  With cmdBra1
    .Caption = "BB"
  End With
  Set cmdBra2 = cmdBra1.Controls.Add()
  With cmdBra2
    .Caption = "BB1"
    .FaceId = 3
    .OnAction = "BB1"
  End With
  Set cmdBra2 = cmdBra1.Controls.Add()
  With cmdBra2
    .Caption = "BB2"
    .FaceId = 4
    .OnAction = "BB2"
  End With
  Application.CommandBars("Cell").ShowPopup
  Application.CommandBars("Cell").Reset
  Cancel = True
End Sub


標準モジュールに以下を追加

Sub AA()
  ActiveCell.Value = "AA"
End Sub
Sub BB1()
  ActiveCell.Value = "BB1"
End Sub
Sub BB2()
  ActiveCell.Value = "BB2"
End Sub

OnActionで呼ぶプロシージャーは、必ず標準モジュールに作成します。

ここでは、単にアクティブセルに文字を入れているだけです。

これで、シートモジュールを追加したシートでセルを右クリックすると

VBA Excelサンプル

このように表示され、メニューをクリックすると、対応する文字がセルに入るようになります。


コマンドバー.Controls.Add()

Addに指定する引数です。

名前 説明
Type 指定したコマンド バーに追加するコントロールの種類を指定します。使用できる定数は、MsoControl クラスの msoControlButton、msoControlEdit、msoControlDropdown、msoControlComboBox、msoControlPopup のいずれかです。
Id 組み込みのコントロールを表す整数を指定します。この引数を 1 に設定するか省略すると、指定した種類の空白のカスタム コントロールがコマンド バーに追加されます。
Parameter 組み込みのコントロールの場合、この引数はコンテナー アプリケーションでコマンドを実行するときに使用されます。カスタム コントロールの場合、この引数を使用して、Visual Basic のプロシージャに情報を渡したり、Tag プロパティの 2 番目の値のようなコントロールの情報を格納することができます。
Before コマンド バーにおける新しいコントロールの位置を表す数字を指定します。新しいコントロールは、指定した位置にあるコントロールの直前に挿入されます。この引数を省略すると、コントロールは指定したコマンド バーの末尾に追加されます。
Temporary True を指定すると、新しいコントロールが一時的なものになります。このコントロールは、コンテナー アプリケーションの終了と同時に自動的に削除されます。この引数を省略すると、既定値の False になります。

上記サンプルでは、"BB"は親メニューになりますので、

Type:=msoControlPopup

これを指定しています。

他で省略している場合は、

Type:=msoControlButton

となります。


コントロールのメンバーについて

Type:=msoControlButtonの場合には、アイコンを指定できます。

それが、FaceIdです。

この番号と実際のアイコンについては、「エクセルのアイコン取得」を参照して下さい。
エクセル内のアイコンを取得します。「右クリックメニューの変更」のFaceIdとして使用します。2003までなら、ツールバーが追加されます。2007以降では、リボンのアドインの中に追加されます。ConststartNoAsInteger=1'開始番号を指定 ConststopNoAsInteger=50'終了番号を指…

Type毎に、属するメンバー(メソッド、プロパティ)が少しずつ違いますので、詳細はヘルプ等を参照して下さい。


CommandBarsの種類

上記は、表示が「標準」の時のセルの右クリックなので、

CommandBars("Cell")

としました。
この他、多くのCommandBarが存在します。
以下のVBAでイミディエイトに出力される文字列がCommandBarsに指定する文字列になります。

Sub PrintCommandBar()
  Dim bar As CommandBar
  For Each bar In Application.CommandBars
    Debug.Print bar.Name & ":" & bar.Index
  Next
End Sub

これを見ると分かりますが、
Cell
これが2つでてきます。
これは、シートの表示が「標準」と「改ページプレビュー」の2つがあるからです。

標準 → Cell:9
改ページプレビュー → Cell:42

※ページレイアウトは標準と同じ
※このindexはバージョンによって変わります。上記は2021年7月の365

したがって、「改ページプレビュー」の場合の右クリックメニューも変更したい場合は両方に入れる必要があります。

Application.CommandBars(index)
このindexに942を指定して両方に設定しても良いのですが、
バージョンに依存してしまうので、以下のようにFor Eachで"Cell"を探して設定するようにしてください。

  For Each bar In CommandBars
    If bar.Name = "Cell" Then
      'ここで設定
    End If
  Next

テーブル内のセルの右クリック
上のVBAでイミディエイトに出力された文字列から探すのは大変ですね。
テーブル内のセルは、

CommandBars("List Range Popup")

したがって、使用するシートによっては、以下の両方に設定したほうが良いでしょう。
CommandBars("Cell")
CommandBars("List Range Popup")




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