ExcelマクロVBA技術解説 | ユーザー操作を制限する(Locked,Protect,ScrollArea) | ExcelマクロVBAの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説



最終更新日:2014-11-07

ユーザー操作を制限する(Locked,Protect,ScrollArea)


ユーザーにあちこち触られたくない時や、操作していて迷子にならないように、
操作できるセルを徹底的に限定してしまおうというものです、
無用なセルはクリックもできない、スクロールすることもできなくします。

以下の手順になります。

セルのロック→シートの保護→ScrollAreaの設定
順に説明します。

セルのロックを解除

操作可能にするセルのロックを解除しておきます。

Range("A1").Locked = False

セルの範囲は適切に設定してください。
操作可能にするセル全てに対して行います。
これは手動での、以下の画面に相当します。



Range("A1").Locked = False
でロックを外します。
Range("A1").Locked = False
でロックします。


シートの保護

当該シートを保護します。

シート.Protect

シートには、ワークシートのオブジェクトを指定してください。
(Worksheets("Sheet1")、ActiveSheet、Worksheetオブジェクト変数等々)

初めて保護設定するシートの場合は、
以下の「シートの保護」のダイアログで初期選択されているオプションが選択された状態となります。



この状態ですと、保護したあるセルも選択(クリック)出来てしまいます。
クリックも許可しない場合は、
上の「シートの保護」のダイアログの一番上の
「ロックされたセル範囲の選択」
このチェックを外します、それは、
シート.EnableSelection = xlUnlockedCells
と記述します。

※Protectプロパティの詳細は「第68回.シートの保護(Protect)

これは、シートのプロパティの



下から5番目のプロパティを設定しているわけです。


ScrollArea

上記までを設定すれば、
セルをダブルクリックする時に、境界をクリックしてしまって、最終行に飛んでしまったりは無くなります。
それでも間違ってスクロールして画面に何も表示されていない、といった状態にはなってしまいます。
そこで、不必要な範囲には、スクロールもできなくしてしまうことができます。

シート.ScrollArea = "セル範囲"

シートには、ワークシートのオブジェクトを指定してください。
(Worksheets("Sheet1")、ActiveSheet、Worksheetオブジェクト変数等々)
セル範囲には、"A1:B10"のように指定します。

これは、シートのプロパティの



下から3番目のプロパティを設定しているわけです。


ここまでやればね間違った操作でシートを壊してしまったり、
「画面に何もなくなった」と言って途方に暮れるExcel初心者もいなくなると思います。

とはいえ、本質論を言うなら、
エクセル操作するなら、最低限の操作くらいは覚えましょう。
つまり逆に言えば、マクロを書く立場の人は、Excel初心者の人に、やさして教えてあげてください。
最初は誰だって知らないのですから。




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