ExcelマクロVBA技術解説
オートフィルタ(AutoFilter)の使い方まとめ

ExcelマクロVBAの問題点と解決策、エクセルVBAの技術的解説
最終更新日:2015-08-16

オートフィルタ(AutoFilter)の使い方まとめ

オートフィルタはエクセルの中でもデータ処理において非常に強力なものです、
特に大量データの処理には書くことのできない機能となっています。
しかし、使い方が難しく、またバージョン違いの影響が大きく、使いずらい物となっていて、問い合わせを受ける事も多いです。


今まで、オートフィルタに関する記事は、いくつかの書いてきました。
まずは、以下の記事をお読み頂きたい。

マクロの記録でVBA:第18回.オートフィルタ
フィルタをやりましょう。まあ表計算らしい機能ではあります。ではマクロの記録ですデータは何でも良いでしょう。1.マクロの記録 2.フィルタ 3.1のみ選択…たまたま1のデータを入れただけです。4.記録終了 作成れたマクロは2003の場合はSelection.AutoFilterSelection.AutoFilterField:=1,

マクロの記録でVBA:第19回.オートフィルタ2
前回の続きで、フィルタをやります。以下の表で説明します。では、マクロの記録です。まずは、日付の絞り込みです。1.マクロの記録 2.A1を選択 3.フィルタ 4.2011/6/5のみ選択 5.記録終了 作成れたマクロは… (コメント行は省略します) 上は、2010or2007でのマクロの記録です。

マクロVBA入門:第89回.オートフィルタ(AutoFilter)
オートフィルタはExcelのデータベースとしての非常に強力な機能を提供してくれていますVBAで必要なデータだけに絞り込んで他のシートにコピーしたり不要なデータを一括で削除したりする場合はとても高速に処理することができます。VBAでオートフィルタを操作するには以下のメソッド・プロパティおよびオブジェクトを使用します。

マクロVBAサンプル集:オートフィルター(AutoFilter)
エクセルでは、定番機能のフィルターです。「Sheet1」のA列でフィルターし、「Sheet2」へコピーします。ごく基本的なフィルターです。フィルターのセル範囲指定は、いろいろな指定が可能です。「連続セル範囲の選択 」も参考にして下さい。

マクロVBAサンプル集:日付のオートフィルタ(AutoFilter)
とても便利なオートフィルターですが、日付となると、結構大変です。以下の表で説明します。普通は、こんなように指定します。Operator:=xlFilterValues は2007以降で追加された機能です。

それぞれでVBAの記述について解説していますが、
とても覚えきれるものではありませんし、
かなり面倒なシロモノであることは間違いありません。


何が面倒かというと、
Criteria
の指定方法です。
Criteria1だけで、かつ数値・文字なら、それほどの問題はないのですが、
複数の値や日付のオートフィルタは、とても面倒なものです。

まず最初に考えるべきは、1フィールド(1列)で1値での絞り込みにすることを考えましょう。
どういう事かというと、
ある列の絞り込みで、"a"と"b"を絞り込みたいのなら、
作業列を追加して、"a" or "b" のとき1、それ以外は0を入れます。
そして、作業列で絞り込むようにします。
例.
A列で、"a"と"b"で絞り込むなら
とりあえず100行までとして、
B列に、

For i = 2 To 100
  If Cells(i, 1) = "a" Or Cells(i, 1) = "a" Then
    Cells(i, 2) = 1
  Else
    Cells(i, 2) = 0
  End If
Next

とします。
これでB列でオートフィルタすれば良いわけです。


しかし、ここで問題が発生します。
一行ずつにデータを入れていたら、大量データの時は、それだけで多大な時間がかかってしまいます。
それを解決させるには、配列を使用して、セルへの一括更新のテクニックを使います。
Dim i As Long
Dim ary
ary = Range("A1:B100")
For i = 2 To 100
  If ary(i, 1) = "a" Or ary(i, 1) = "a" Then
    ary(i, 2) = 1
  Else
    ary(i, 2) = 0
  End If
Next
Range("A1:B100") = ary

このようにセルとのやりとりは一括で処理するようにします。
これでB列でオートフィルタすれば高速処理が実現できます。
サンプルのコードはかなり簡易的に書いていますので適宜変更して下さいね。


エクセルの機能を活用しつつ、
オブジェクト操作による、マクロが遅いという問題点を解消します。

マクロVBAでは、単一機能を覚えても、なかなか使いこなせません。
複数の機能を上手に組み合わせることが最も重要で、最も難しいことになります。



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