VBA技術解説
空白セルを正しく判定する方法2

ExcelマクロVBAの問題点と解決策、VBAの技術的解説
最終更新日:2018-08-15

空白セルを正しく判定する方法2

空白セルの判定について、いろいろな方から意見を頂きました、


やはり、空白判定は奥が深く結構難しいものとなっています。

ここでは、各プロパティや関数が、セルの状態によって返す値を再確認してみます。

元記事は、
空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula)
空白セルの判定は、VBAにおいては頻繁に発生しますが、正しく空白セルを判定する事は以外と難しいものです。そもそも「空白」とはどのような状態なのか… これが、はっきりしない為に何が正しいのかが判然としないことが問題を複雑にしています。以下、A1セルが空白かどうか判定する方法をいくつか紹介します。

上記の記事では、


If Not IsError(Cells(i, 1)) Then
  If Not Cells(i, 1).HasFormula Then
    If Cells(i, 1) = "" Then

      '空白
    End If
  End If
End If

上記コードを一応の結論として提示しました。
しかしそれなら、
If IsEmpty(Cells(i, 1)) Then
これで良いのではないかと思われますが、
計算結果が空白("")を値貼り付けした場合に、IsEmptyはFalseを返します。
Excelの機能のジャンプでも、「空白セル」として判定されません。

ジャンプ機能のVBAは、
SpecialCells(xlCellTypeBlanks)

これで取得されるものは、IsEmptyでTrueと判定されるものと同一となります。

以下の表で、
Range
と表記しているものは、セルであるRangeオブジェクトになります。
実際には、Cells(i, 1)等々の記述に置き換えてお読みください。

A B C D E F G H I
1 セルの内容 セル表示状態 Range = "" Len(Range) = 0 Range.
HasFormula
IsError
(Range)
IsEmpty
(Range)
Range = Empty Range.
Formula = ""
2 値として"ABC" ABC FALSE FALSE FALSE FALSE FALSE FALSE FALSE
3 何も入れていない TRUE FALSE FALSE FALSE TRUE TRUE TRUE
4 =1/0 #DIV/0! 型が一致しません。 型が一致しません。 TRUE TRUE FALSE 型が一致しません。 FALSE
5 B4セルを値貼り付け #DIV/0! 型が一致しません。 型が一致しません。 FALSE TRUE FALSE 型が一致しません。 FALSE
6 ="" TRUE FALSE TRUE FALSE FALSE TRUE FALSE
7 B6セルを値貼り付け TRUE FALSE FALSE FALSE FALSE TRUE TRUE


空白と判定したいセルの状態によります。
B3セルは、これは空白に間違いはない。
しかし、B6セルとB7セルについては、何をしたいのかによって、
空白として扱うかどうかが変わってくると思います。


元記事の、
空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula)
空白セルの判定は、VBAにおいては頻繁に発生しますが、正しく空白セルを判定する事は以外と難しいものです。そもそも「空白」とはどのような状態なのか… これが、はっきりしない為に何が正しいのかが判然としないことが問題を複雑にしています。以下、A1セルが空白かどうか判定する方法をいくつか紹介します。
こちらと合わせて、実現したい内容にあったプロパティと関数を組み合わせて使用してください。



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