第82回.RangeのResizeプロパティ
Resizeプロパティは、指定されたセル範囲(Rangeオブジェクト)のサイズを変更します、
そして、サイズが変更されたセル範囲(Rangeオブジェクト)を返します。
Resizeは、マクロVBAでは習得必須のRangeのプロパティになります。
Resizeプロパティの構文
RowSize |
新しい範囲の行数を指定します。 |
ColumnSize |
新しい範囲の列数を指定します。 |
名前付き引数ですが、2つだけなので通常は名前付きを使用するまでもありません。
戻り値
Resizeの使用例
これと、
Range("A1").Resize(3, 3).Select
これの結果は同じになります。
Dim i As Long, j As Long
i = 3
j = i + 10
Range(Cells(i, 1), Cells(i, j)).Select
これはResizeを使って以下のように書き直すことができます。
Dim i As Long, j As Long
i = 3
j = i + 10
Cells(i, 1).Resize(, j).Select
どちらも大きな違いはありませんが、Resizeを使うとVBAの記述が短くて済む場合が多くなります。
Resizeのまとめ
使い方は簡単なので、ぜひしっかりと習得してください。
以下のページも参考にしてください。
Offset、Resizeを使いこなそう
Rangeのプロパティは非常に沢山あります。
マクロVBA入門で重要なプロパティは一通り紹介していますが、他のプロパティにも目を通しておくと良いでしょう。
Rangeのプロパティ一覧 ・・・ 詳細解説ページへのリンクあり
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