第115回.Split関数
各要素(区切り文字)ごとに区切られた文字列から 1次元配列を作成し返します。
マクロVBAの文字列操作においてはSplit関数はとても重要かつ必須になりますので、しっかりと習得してください。
Split関数
expression |
必ず指定します。 |
delimiter |
省略可能です。ですが、指定したほうが良いです。 |
limit |
省略可能です。 |
compare |
省略可能です。 |
配列の添字の最小値は常に 0 です。
Option Base ステートメントの影響を受けません。
他の配列の下限を1にしている場合などは、添字の指定に注意してください。
区切り文字が文字列式内に存在しない場合
文字列式全体の文字列を含む単一の要素(UBoundが0)の配列を返します。
区切り文字(delimiter)に長さ0の文字列 ("") を指定した場合も同様です。
Dim v
v = Split("a,b,c", " ")
このとき変数Vは、以下の状態になります。

空文字("")をSplitした場合
Dim v
v = Split("")
このとき変数Vは、以下の状態になります。
TypeName(v) ・・・ String()
LBound(v) ・・・ 0
UBound(v) ・・・ -1

Split関数の使用例
Sub sample()
Dim strBuf As String
Dim strSplit
Dim i As Long
strBuf = "aa,bbb,cccc,dd"
strSplit = Split(strBuf, ",")
MsgBox Join(strSplit, vbLf)
End Sub
上記では、
文字列"aa,bbb,cccc,dd"を、","で区切り、配列にしています。
そして、配列をJoin関数で、VbLfでつなげる事で、
メッセージBOXに、改行して表示しています。


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