VBA入門
OnTimeメソッド

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2021-01-19

第120回.OnTimeメソッド


指定された時刻にマクロを実行させたい時、
今から一定時間後にマクロVBAを実行させたい時、
このような時に使うのが、OnTimeメソッドです。


お昼になったらExcelが教えてくれたり、
1時間経ったらExcelが教えてくれるといったことが、このOnTimeメソッドを使用するで実現出来ます。

OnTimeメソッドの構文

指定された時刻 (特定の日時、または特定の期間の経過後) にプロシージャを実行します。
指定時刻になるまで、OnTimeメソッドを実行したブックが開いたままになっている必要があります。
OnTimeメソッドは、Applicationのメソッドです。
Application.OnTime(EarliestTime, Procedure, LatestTime, Schedule)



EarliestTime プロシージャを実行する時刻を指定します。
Procedure 実行するプロシージャ名を指定します。
LatestTime プロシージャを実行できる最終時刻を指定します。
たとえば、引数 LatestTime に、引数 EarliestTime で設定した値 + 30 を設定します。
引数 EarliestTime に指定した時刻にはほかのプロシージャを実行しているため、Excel は待機、コピー、切り取り、または検索のいずれのモードでもないとします。
その場合、Excel は実行中のプロシージャが終了するまで 30 秒間待ちます。
30 秒以内に Excel が待機モードにならないとき、指定したプロシージャは実行されません。
この引数を省略すると、Excel はプロシージャが実行できるまで待ちます。
Schedule 新しい OnTime プロシージャを設定するには、True を指定します。
直前のプロシージャの設定を解除するには、False を指定します。既定値は True です。

現在の時刻から指定した特定の時間が過ぎてから、処理を実行させるときは、Now + TimeValue(time) を使います。
指定した特定の時刻に処理を実行させるときは、TimeValue(time) を使います。
※TimeValueはTimeSerialでも同じです。


OnTimeメソッドの使用例

17時に実行します。

Application.OnTime TimeValue("17:00:00"), "実行するプロシージャー名"


5秒後に実行します。



Application.OnTime Now + TimeSerial(0, 0, 5), "実行するプロシージャー名"


引数を渡して、5秒後に実行します。

Sub sample1()
  Application.OnTime Now + TimeValue("00:00:05"), "'sample2 ""時間ですよ""'"
End Sub

Sub sample2(ByVal strMsg As String)
  MsgBox strMsg
End Sub

OnTimeで呼び出すプロシージャーに引数を渡しています。
全体をシングルクォーテーション(')で囲み、引数をダブルクォーテーション(")で囲みます。


OnTimeメソッドの実践例

時刻になったら音を鳴らして知らせる(OnTime)
エクセル作業に夢中になって、時間を忘れて大慌てって事ありませんか。えっ、無い、そうですか、ではさようなら… あると言う人は以下のプログラムをどうぞ。作成するシート まず、以下ようなシートを作ります。標準モジュールのVBAコード 標準モジュールに以下を追加します。
文字列としてのプロシージャー名を起動する方法(Run,OnTime)
文字列変数の中にプロシージャー名が入っていて、そのプロシージャーを起動したい場合になります、実際には、そのような構造が良いとは思えませんが、知っていればプログラミングの幅が広がります。使うのは、OnTimeメソッドorRunメソッドになります。
VBAでのタイマー処理(SetTimer,OnTime)
VBAでタイマー処理(一定時間間隔で処理)を行う方法についての解説です。最も一般的な方法は、Application.OnTimeを使う方法になりますが、今回の主題としては、WindowsAPIのSetTimerを紹介します。まずはApplication.OnTimeの確認してから、次にWindowsAPIのSetTi…
クラスとイベントとマルチプロセス並列処理
エクセルVBAではマルチスレッドによる並列処理はサポートされていません、つまり通常は順序良く直列に処理していくしかありません。しかし処理時間が多大にかかるような処理も現実には存在しているため、エクセルVBAで並列処理したいという要望も出てきます。




同じテーマ「マクロVBA入門」の記事

第117回.ファイル操作Ⅱ(Line Input #)
第118回.ファイル操作Ⅱ(Print #)
第119回.ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)
第120回.OnTimeメソッド
第121回.SendKeysメソッドとAppActivateステートメント
第122回.Shell関数
第123回.APIについて(Win32API)
第124回.Workbookのイベントプロシージャー
第125回.Worksheetのイベントプロシージャー
第130回.テーブル操作の概要(ListObject)
第131回.テーブル操作のVBAコード(ListObject,DataBodyRange)


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

ピッボットテーブルって便利だよね|還暦のVBA(2021-10-18)
還暦のVBA:VBAまでたどりつけるか… (2021-09-29)
VLOOKUPを使うことを基本としてシートを設計すべきか|エクセル雑感(2021-08-17)
コンピューターはブラックボックスで良い|エクセル雑感(2021-08-14)
小文字"abc"を大文字"ABC"に変換する方法|エクセル雑感(2021-08-13)
ADOでテキストデータを集計する|VBAサンプル集(2021-08-04)
VBA学習のお勧めコース|エクセル雑感(2021-08-01)
エクセル馬名ダービー|エクセル雑感(2021-07-21)
在庫を減らせ!毎日棚卸ししろ!|エクセル雑感(2021-07-05)
日付型と通貨型のValueとValue2について|エクセル雑感(2021-06-26)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.Excelショートカットキー一覧|Excelリファレンス
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.RangeとCellsの使い方|VBA入門
5.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
6.マクロって何?VBAって何?|VBA入門
7.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
8.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
9.セルに文字を入れるとは(Range,Value)|VBA入門
10.並べ替え(Sort)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ