VBA入門
OnTimeメソッド

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2021-12-04

第120回.OnTimeメソッド


指定された時刻にマクロを実行させたい時、
今から一定時間後にマクロVBAを実行させたい時、
このような時に使うのが、OnTimeメソッドです。


お昼になったらExcelが教えてくれたり、
1時間経ったらExcelが教えてくれるといったことが、このOnTimeメソッドを使用することで実現出来ます。


OnTimeメソッドの構文

指定された時刻 (特定の日時、または特定の期間の経過後) にプロシージャを実行します。
指定時刻になるまで、OnTimeメソッドを実行したブックが開いたままになっている必要があります。
OnTimeメソッドは、Applicationのメソッドです。

Application.OnTime(EarliestTime, Procedure, LatestTime, Schedule)



EarliestTime プロシージャを実行する時刻を指定します。
Procedure 実行するプロシージャ名を指定します。
LatestTime プロシージャを実行できる最終時刻を指定します。
たとえば、引数 LatestTime に、引数 EarliestTime で設定した値 + 30 を設定します。
引数 EarliestTime に指定した時刻にはほかのプロシージャを実行しているため、Excel は待機、コピー、切り取り、または検索のいずれのモードでもないとします。
その場合、Excel は実行中のプロシージャが終了するまで 30 秒間待ちます。
30 秒以内に Excel が待機モードにならないとき、指定したプロシージャは実行されません。
この引数を省略すると、Excel はプロシージャが実行できるまで待ちます。
Schedule 新しい OnTime プロシージャを設定するには、True を指定します。
直前のプロシージャの設定を解除するには、False を指定します。既定値は True です。

現在の時刻から指定した特定の時間が過ぎてから処理を実行させるときは、Now + TimeValue(time) を使います。
指定した特定の時刻に処理を実行させるときは、TimeValue(time) を使います。
※TimeValueはTimeSerial等の他の関数や方法で作成した日時データで構いません。


OnTimeメソッドの使用例

17時に実行します。

Application.OnTime TimeValue("17:00:00"), "実行するプロシージャー名"


5秒後に実行します。



Application.OnTime Now + TimeSerial(0, 0, 5), "実行するプロシージャー名"


引数を渡して、5秒後に実行します。

Sub sample1()
  Application.OnTime Now + TimeValue("00:00:05"), "'sample2 ""時間ですよ""'"
End Sub

Sub sample2(ByVal strMsg As String)
  MsgBox strMsg
End Sub

OnTimeで呼び出すプロシージャーに引数を渡しています。
全体をシングルクォーテーション(')で囲み、引数をダブルクォーテーション(")で囲みます。


OnTimeメソッドの実践例

時刻になったら音を鳴らして知らせる(OnTime)
・作成するシート ・標準モジュールのVBAコード ・VBAコードの解説 ・ビープ音を変更したい場合 ・時刻になったら音を鳴らして知らせる最後に
文字列としてのプロシージャー名を起動する方法(Run,OnTime)
文字列変数の中にプロシージャー名が入っていて、そのプロシージャーを起動したい場合になります、実際には、そのような構造が良いとは思えませんが、知っていればプログラミングの幅が広がります。使うのは、OnTimeメソッドorRunメソッドになります。
VBAでのタイマー処理(SetTimer,OnTime)
・Application.OnTime メソッド ・WindowsAPI:SetTimer関数 ・最後に
クラスとイベントとマルチプロセス並列処理
・クラスとイベントとマルチプロセス並列処理の概要 ・VBAの全コード ・まとめと感想 ・最後に




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第131回.テーブル操作のVBAコード(ListObject,DataBodyRange)


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