第117回.ファイル操作Ⅱ(Line Input #)
VBAでファイル(CSV等)を扱う時は、
最初に、ファイルを開き、
次に、読込書込みを行い、
最後に、ファイルを閉じます。
Line Input # ステートメント
文字列型 (String) の変数に代入するファイル入出力ステートメントです。
filenumber | 必ず指定します。 任意のファイル番号を指定します。 OpenステートメントやCloseステートメントで指定するファイル番号と一致させます。 |
varname | 必ず指定します。 バリアント型 (Variant) の変数または文字列型 (String) の変数の名前を指定します。 |
Line Input # ステートメントは、
ファイルからキャリッジ リターン (Chr(13)) または改行コード (Chr(13)) + Chr(10)) の直前までのすべての文字を読み込みます。
改行コード (Chr(13)) + Chr(10)) は、VbCrLf
キャリッジ リターンと改行コードは、読み飛ばされますので変数に入りません。
EOF関数
ブール型 (Boolean) の値の真 (True) を含む整数型 (Integer) の値を返します。
読み込み位置がファイルの末尾に達していないかどうかを確かめるために使用します。
Line Input # ステートメント と EOF関数の使用例.
Sub sample()
Dim i As Long
Dim FileNumber
Dim InputData
FileNumber = FreeFile
Open "C:\TEST.txt" For Input As #FileNumber
i = 1
Do While Not EOF(FileNumber)
Line Input #FileNumber, InputData
Cells(i, 1) = InputData
i = i + 1
Loop
Close #FileNumber
End Sub
上記では、テキストファイル"C:\TEST.txt"から、1行ずつデータを読み込み、
ワークシートのA列に出力しています。
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