第118回.ファイル操作Ⅱ(Print #)
VBAでファイル(CSV等)を扱う時は、
最初に、ファイルを開き、
その後に、読込み書込みを行い、
最後に、ファイルを閉じます。
Print # ステートメント
filenumber | 必ず指定します。 任意のファイル番号を指定します。 OpenステートメントやCloseステートメントで指定するファイル番号と一致させます。 |
||||||||
outputlist | 省略可能です。 出力する式や数式または文字列式を指定します。 [{Spc(n) | Tab[(n)]}] [expression] [charpos]
|
引数 outputlist を省略し引数 filenumber の後ろに区切り記号だけを指定すると、ファイルに空白行を出力します。
ブール型 (Boolean) のデータは、True または False という文字列で出力されます。
日付型 (Date) のデータは、コントロール パネルで設定した短い形式で書き込まれます。

Print # ステートメントの使用例
Sub sample()
Dim i As Long
Dim FileNumber
FileNumber = FreeFile
Open "C:\TEST.txt" For Output As #FileNumber
For i = 1 To Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
Print #FileNumber, Cells(i, 1)
Next
Close #FileNumber
End Sub
上記では、ワークシートのA列のデータを、
テキストファイル"C:\TEST.txt"に書き出しています。
このVBAサンプルのように、FreeFile関数を使用して次に使用可能なファイル番号を取得するようにした方がより安全です。
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