ExcelマクロVBA入門
第127回.他のブックのマクロを実行(Runメソッド)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-07-14

第127回.他のブックのマクロを実行(Runメソッド)


他のブック中にあるプロシージャー(Sub,Function)を実行する場合は、Application.Runメソッドを使います。
別々に作成されたマクロVBAの入ったブックを連携させる時には必須になります。


Application.Runメソッド

マクロの実行または関数の呼び出しを行います。
Application.Run(Macro, Arg1, Arg2, Arg3, ・・・, Arg30)



Macro オプション 実行するマクロを指定します。

他ブックのマクロの場合は、
ブック名!プロシージャー名

と指定します。
Arg1-Arg30 オプション 関数に渡す引数を指定します。

このメソッドの引数では、名前付き引数は使用できません。
Run メソッドは、呼び出したマクロが返す値をそのまま返します。

プロシージャーに渡すことができる引数は最大30個までとなっています。
Call Application.Run(ブック名!プロシージャー名, 引数1, 引数2, 引数3, ・・・, 引数30)

Application.Runの使用例

Book1.xls

Sub test1(arg1 As String)
  MsgBox arg1
End Sub

Book2.xls



Sub test2()
  Call Application.Run("Book1.xls!test1", "ブック間のマクロテスト")
  'または
  'Application.Run "Book1.xls!test1", "ブック間のマクロテスト"
End Sub

tset2を実行すると、
「ブック間のマクロテスト」
と、メッセージボックスに表示されます。

マクロ VBA 他ブックのマクロ起動

Application.Runの必要性

本来は、このようなブック間でプロシージャーを起動することは、あまり望ましい状態ではありません。
ブックの依存関係(親子関係)をしっかり設計して、動作順を考慮しておけばApplication.Runを使う必要性はかなり減らせるはずです。
例えば、ブックのイベントを使用して開いたときに実行する等での対応という事になります。
第124回.Workbookのイベントプロシージャー
Workbookのイベントプロシージャーは、ブックに対し特定の操作(これがイベント)が行われた時に実行されます。イベントは、手動でもVBAでも、どちらで操作が行われても発生します。Workbookのイベントは多数用意されています。
とはいえ、
後から追加していく形でシステムを拡張していったりとか、相応に大きなシステムになれば、
どうしてもこのような手段が必要になってくるものです。
そのような時のためにも、必ず抑えておきたい機能になります。



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