VBA練習問題
VBA100本ノック 49本目:条件付き書式の判定

VBAを100本の練習問題で鍛えます
最終更新日:2021-02-22

VBA100本ノック 49本目:条件付き書式の判定


条件付き書式の書式が適用されている行だけをコピーし、条件付き書式の書式をセルの書式に設定する問題です。


ツイッター連動企画です。
ツイートでの見やすさを考慮して、ブック・シート指定等を適宜省略しています。

VBAテスト用のサンプルデータは、VBA100本ノックの目次ページ からもダウンロードできます。
マクロVBAを初心者向けの基本から上級者向けの高度な内容までサンプルコードを掲載し解説しています。エクセル関数・機能・基本操作の入門解説からマクロVBAまでエクセル全般を網羅しています。


出題

出題ツイートへのリンク

#VBA100本ノック 49本目
D列には以下の条件付き書式が設定されています。
・文字色(赤)
・塗りつぶし(赤,黄)
条件が適用されている行を別シートに値を転記し、同じ文字色と塗りつぶしをセルの書式に設定してください。
※元セルは書式設定されていません。
※転記元と転記先シートは任意

マクロ VBA 100本ノック

マクロ VBA 100本ノック


補足します。
条件付き書式の結果「赤文字・赤黄塗りつぶし」となっている行を別シートに値を転記します。
そして、転記先のセルに条件付き書式の結果の「赤文字・赤黄塗りつぶし」を通常のセルの書式として設定するという事です。


さらに補足します。
出力順は、特に明記していないので任意とします。
つまり、転記先は元の順番と違っても構いません。
気になるようでしたら、A列で並べ替えれば良いです。


サンプルファイルです。
https://excel-ubara.com/vba100sample/VBA100_49.xlsm
https://excel-ubara.com/vba100sample/VBA100_49.zip


頂いた回答

解説

条件付き書式の条件に合致した後の書式を取得するには、
RangeオブジェクトのDisplayFormatで取得できます。
DisplayFormatのFontとInteriorを判定しながら順次出力シートに転記し、
その書式を出力シートに設定していきます。

Sub VBA100_49_01()
  Dim wsIn As Worksheet: Set wsIn = Worksheets("49In")
  Dim wsOut As Worksheet: Set wsOut = Worksheets("49Out")
  
  Dim rng As Range
  Set rng = wsIn.Range("A1").CurrentRegion
  wsOut.Range("A1").CurrentRegion.Offset(1).Clear
  
  Dim i As Long, rOut As Long
  rOut = 2
  For i = 2 To rng.Rows.Count
    With rng.Cells(i, 4).DisplayFormat
      If .Font.Color = vbRed Or _
        .Interior.Color = vbRed Or _
        .Interior.Color = vbYellow Then
        wsOut.Cells(rOut, 1).Resize(, rng.Columns.Count) = rng.Rows(i).Value
        If .Font.Color = vbRed Then
          wsOut.Cells(rOut, 4).Font.Color = .Font.Color
        Else
          wsOut.Cells(rOut, 4).Interior.Color = .Interior.Color
        End If
        rOut = rOut + 1
      End If
    End With
  Next
End Sub


エクセルのフィルターには色フィルターがあります。
「セルの色でフィルター」「文字の色でフィルター」これらで絞り込むことができます。
このVBAは記事補足に掲載しました。


補足

色フィルターには「セルの色でフィルター」と「文字の色でフィルター」があります。

マクロ VBA 100本ノック

この機能を使ったVBAが以下になります。
・文字色(赤)
・塗りつぶし(赤)
・塗りつぶし(黄)
これらで順次フィルターしてからコピーしています。

Sub VBA100_49_02()
  Dim wsIn As Worksheet: Set wsIn = Worksheets("49In")
  Dim wsOut As Worksheet: Set wsOut = Worksheets("49Out")
  
  Dim rng As Range
  Set rng = wsIn.Range("A1").CurrentRegion
  wsIn.AutoFilterMode = False
  wsOut.Range("A1").CurrentRegion.Offset(1).Clear
  
  Call setDisplayFormat(wsOut, rng, 4, vbRed, xlFilterFontColor)
  Call setDisplayFormat(wsOut, rng, 4, vbRed, xlFilterCellColor)
  Call setDisplayFormat(wsOut, rng, 4, vbYellow, xlFilterCellColor)
  
  wsOut.Range("A1").CurrentRegion.Sort key1:=wsOut.Range("A1"), Header:=xlYes
  wsIn.AutoFilterMode = False
End Sub

Sub setDisplayFormat(wsOut As Worksheet, aRng As Range, _
           Field As Variant, Criteria1 As Variant, Operator As XlAutoFilterOperator)
  Dim rOut1 As Long, rOut2 As Long
  
  rOut1 = wsOut.Cells(wsOut.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row + 1
  aRng.AutoFilter Field:=Field, Criteria1:=Criteria1, Operator:=Operator
  aRng.Offset(1).Copy Destination:=wsOut.Cells(rOut1, 1)
  
  rOut2 = wsOut.Cells(wsOut.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
  With wsOut.Cells(rOut1, Field).Resize(rOut2 - rOut1 + 1)
    .ClearFormats
    Select Case Operator
      Case xlFilterFontColor
        .Font.Color = Criteria1
      Case xlFilterCellColor
        .Interior.Color = Criteria1
    End Select
  End With
End Sub 


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