VBA練習問題
VBA100本ノック 53本目:テーブルの扱いと年齢計算

VBAを100本の練習問題で鍛えます
最終更新日:2021-01-13

VBA100本ノック 53本目:テーブルの扱いと年齢計算


テーブルにある一定条件の人だけ年齢計算する問題です。


ツイッター連動企画です。
ツイートでの見やすさを考慮して、ブック・シート指定等を適宜省略しています。

VBAテスト用のサンプルデータは、VBA100本ノックの目次ページ よりダウンロードできます。
マクロVBA情報を中心に、エクセル関数・基本操作までサンプルとともに解説。初心者向けの基本から上級者向けの高度な内容までVBAサンプルコードを掲載解説しています。


出題

出題ツイートへのリンク

#VBA100本ノック 53本目
画像のようにA1から始まるテーブルがあります。
「東京都」の「男」で「35歳以上」の人のみ、備考欄に「対象」と入れてください。
年齢はマクロ実行年(つまり今年)の12月31日で計算。
※シートは任意

マクロ VBA 100本ノック


頂いた回答

解説

テーブル(ListObject)の操作方法はいろいろあり悩んでしまいます。
条件で絞り込む処理なのでまずはオートフィルタでやってみます。
Worksheeetのオートフィルタと違う部分もあるので若干注意が必要です。
他の条件で絞り込まれている場合を考慮して一旦解除してから行っています。

Sub VBA100_53_01()
  Dim ws As Worksheet: Set ws = ActiveSheet
  
  Dim tbl As ListObject
  Set tbl = ws.Range("A1").ListObject
  tbl.DataBodyRange.Columns(getCol(tbl, "備考")).ClearContents
  tbl.ShowAutoFilter = False
  
  With tbl.DataBodyRange
    .Columns(getCol(tbl, "備考")).ClearContents
    .AutoFilter Field:=getCol(tbl, "都道府県"), Criteria1:="東京都"
    .AutoFilter Field:=getCol(tbl, "性別"), Criteria1:="男"
    .AutoFilter Field:=getCol(tbl, "誕生日"), Criteria1:="<" & DateSerial(Year(Date) - 35, 12, 31)
    On Error Resume Next
    .Columns(getCol(tbl, "備考")).SpecialCells(xlCellTypeVisible) = "対象"
  End With
  
  ws.ShowAllData
End Sub

Function getCol(ByVal aTbl As ListObject, aColName As String) As Long
  getCol = aTbl.ListColumns(aColName).Index
End Function


Forループで処理する場合は、
DataBodyRange
ListRows
ListColumns
このあたりの使い方でいろいろと書き分けられます。
記事補足に3通りのVBAを掲載しました。


補足

シートでの年齢計算はDATEDIF関数を使うのが定番だと思いますが、
VBAのDateDiff関数はシートのDATEDIF関数とは全く違うものとなっていますので注意してください。
DateDiff関数
DateDiff関数は、2つの指定した日付の時間間隔を表す値を返します。ワークシート関数のDATEDIF関数とはスペルも引数も違います、さらに、年の計算は違ったものとなっていますので注意してください。DateDiff関数 DateDiff(interval,date1,date2[,firstdayofweek[,


以下は、Forループで処理する場合の、3通りに書き分けたテーブル処理のVBAサンプルになります。

Select Case True
これを使っているのは好みの問題なので、あまり気にしないでください。
Caseの条件は、カンマでOrですが、ショートサーキットになるので、条件を満たした時点で次の条件は判定せずにCaseブロックに入ります。
つまり、<> "東京都"これを満たした場合は、性別以降は判定されません。
したがって、年齢計算は東京都の男性だけしか計算していません。

DataBodyRange.Rows
Sub VBA100_53_02()
  Dim ws As Worksheet: Set ws = ActiveSheet
  
  Dim tbl As ListObject
  Set tbl = ws.Range("A1").ListObject
  tbl.DataBodyRange.Columns(getCol(tbl, "備考")).ClearContents
  
  Dim i As Long
  For i = 1 To tbl.DataBodyRange.Count
    With tbl.DataBodyRange.Rows(i)
      Select Case True
        Case .Columns(getCol(tbl, "都道府県")) <> "東京都", _
           .Columns(getCol(tbl, "性別")) <> "男", _
           Year(Date) - Year(.Columns(getCol(tbl, "誕生日"))) < 35
        Case Else
          .Columns(getCol(tbl, "備考")) = "対象"
      End Select
    End With
  Next
End Sub

Function getCol(ByVal aTbl As ListObject, aColName As String) As Long
  getCol = aTbl.ListColumns(aColName).Index
End Function


ListRows
Sub VBA100_53_03()
  Dim ws As Worksheet: Set ws = ActiveSheet
  
  Dim tbl As ListObject
  Set tbl = ws.Range("A1").ListObject
  tbl.DataBodyRange.Columns(getCol(tbl, "備考")).ClearContents
  
  Dim tRow As ListRow
  For Each tRow In tbl.ListRows
    Select Case True
      Case tRow.Range(getCol(tbl, "都道府県")) <> "東京都", _
         tRow.Range(getCol(tbl, "性別")) <> "男", _
         Year(Date) - Year(tRow.Range(getCol(tbl, "誕生日"))) < 35
      Case Else
        tRow.Range(getCol(tbl, "備考")) = "対象"
    End Select
  Next
End Sub

Function getCol(ByVal aTbl As ListObject, aColName As String) As Long
  getCol = aTbl.ListColumns(aColName).Index
End Function


ListColumns
Sub VBA100_53_04()
  Dim ws As Worksheet: Set ws = ActiveSheet
  
  Dim tbl As ListObject
  Set tbl = ws.Range("A1").ListObject
  Intersect(tbl.DataBodyRange, tbl.ListColumns("備考").Range()).ClearContents
  
  Dim i As Long
  For i = 2 To tbl.Range.Rows.Count
    Select Case True
      Case tbl.ListColumns("都道府県").Range(i) <> "東京都", _
         tbl.ListColumns("性別").Range(i) <> "男", _
         Year(Date) - Year(tbl.ListColumns("誕生日").Range(i)) < 35
      Case Else
        tbl.ListColumns("備考").Range(i) = "対象"
    End Select
  Next
End Sub


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