エクセル入門
CONCAT関数(複数の範囲や文字列を結合)

Excelの初心者向け入門解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-06-25

CONCAT関数(複数の範囲や文字列を結合)


CONCAT関数は、複数の範囲や文字列からのテキストを結合します。
ただし、区切り記号は指定できません。


CONCAT関数の書式

CONCAT(テキスト1, [テキスト2],…)

テキスト1

必須です。
結合するテキスト項目。
文字列またはセル範囲などの文字列の配列。

[テキスト2, ...]

省略可能です。
結合する追加のテキスト項目。
テキスト項目には最大253のテキスト引数を設定可能です。
各引数には、文字列、またはセル範囲などの文字列の配列を指定できます。


結合するテキストの間に区切り記号を含める場合はTEXTJOIN関数を使用します。
結果の文字列が32767文字 (セルの上限) を超えると、CONCAT関数は#VALUE!エラーを返します。

CONCAT関数の使用例

A1セルからF1セルまで以下のように入っている場合、


A列 B列 C列 D列 E列 F列
a b c d e f

=CONCAT(A1:C1,E1:F1) ・・・ abcef

CONCAT関数はセル範囲を指定出来ることに特に意味があります。
セル範囲を指定しなければ以前のCONCATENATE関数や&結合と同じ使い方になります。
複数の文字列を1つの文字列に結合します。引数には、文字列、数値、セル参照が指定できます。CONCATENATE関数の書式 CONCATENATE(文字列1[,文字列2,...]) ※[]は省略可能です。

=CONCAT(A1,",",B1,",",C1) ・・・ a,b,c
これは以下と同じです。
CONCATENATE(A1,",",B1,",",C1)
(A1&","&B1&","&C1)


Officeサポート CONCATENATE関数


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