FREQUENCY関数(値の頻度を縦方向の配列で返す)
FREQUENCY関数は、範囲内での値の頻度を縦方向の配列で返します。
範囲内に含まれる頻度分布を求める場合に使います。
FREQUENCY関数では配列が返されるため、配列数式として入力する必要があります。
FREQUENCY関数の書式
頻度分布の計算対象となる値セットの配列、またはこのセットへの参照を指定します。
データ配列に値が含まれていない場合は、0の配列が返されます。
区間配列の値をグループ化する間隔の配列、またはこの間隔への参照を指定します。
区間配列に値が含まれていない場合は、データ配列に指定した要素の数が返されます。
返された配列のその余分な要素は、最大間隔を超えた値があればその個数を返します。
指定した配列またはセル範囲に空白セルまたは文字列が含まれている場合は無視されます。
Ctrl + Shift + Enter
で入力を確定させます。
これを配列数式と呼びます。
Ctrl + Shift + Enterで数式を一括入力することで、{=数式}のように{}で囲まれた配列数式となります。
この配列数式はCSEと略されます。
例えば、
B1:B3を選択し、=A1:A3をCtrl + Shift + Enterで入力すると、
数式は{=A1:A3}となり、B1:B3はA1:A3を参照するようになります。
FREQUENCY関数の使用例
C2:C5の範囲の個数をD列に求めます。
=FREQUENCY(A2:A101,C2:C5)
Ctrl + Shift + Enter
{=FREQUENCY(A2:A101,C2:C5)}
このように{}で囲まれた配列数式で表示されます。
ワークシート関数の一覧(2010以降)
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