複数条件の合計・件数
複数条件の合計、複数条件の件数を求める関数式です。
それをOffice365でスピルが実装されてからスピルと新関数の方法を追記しました。
サンプルデータ
A | B | C | |
1 | 品名 | サイズ | 売上 |
2 | りんご | L | 180 |
3 | みかん | S | 150 |
4 | りんご | L | 300 |
5 | りんご | M | 200 |
6 | みかん | M | 450 |
7 | りんご | S | 200 |
8 | みかん | L | 280 |
9 | みかん | M | 200 |
10 | みかん | L | 120 |
複数条件の合計
SUMIFS関数
SUMPRODUCT関数
では、どうするか、
SUMPRODUCT関数は、配列を乗算しその合計を求めます。
配列数式(CSE)
Ctrl+Shift+Enterは、配列数式の入力です。
エクセルでは、論理値は、真(true)は1、偽(False)は0です。
つまり、1つでも条件を満たさない行は、*0が入るので、全て真の行のみ合計されるという理屈です。
まあ、そんなものだと理解しておく程度で構いません。
複数条件の件数
考え方は合計とほぼ同様です。
SUMIFS関数
SUMPRODUCT関数
では、どうするか、
SUMPRODUCT関数は、配列を乗算しその合計を求めます。
配列数式(CSE)
Ctrl+Shift+Enterは、配列数式の入力です。
スピルと新関数
上のSUMが合計、下のCOUNTが件数です。
=COUNT(FILTER(C2:C10,(A2:A10="みかん")*(B2:B10="M")))
=COUNT(IF((A2:A10="みかん")*(B2:B10="M"),1))
つまり、スピル以前は配列数式(CSE)で入れる必要があった数式が、そのままの数式として入れることが出来るようになったという事です。
スピルについては以下を参照してください。
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